からだをほどいて
時間を失くした

生きていることは
良いことでも
悪いことでもないね
のぞみ126東京行き
名古屋から乗り込んだデカ目と太目
ジョーシとブカは帰路を本部長の噂
子のサッカークラブ
プロジェクトと社長の意向
途切れがない
そして同時に立ち上がり
喫煙ルームへ ....
燃える
{ルビ椛=もみじ}を煽るように
わたしが吹きつける

燃える山
きみを理解したいので燃やした
わたし
を 理解しようと
祈りが増え
祈るための言葉が増え
言葉を行き交わせる ....
彼女のご両親に、
挨拶に行った。
なんかのイベントのとき、
雨が降ることが、そう言えば多いので、
ぼくは雨男なのかもしれいないと、
傘を持って、
部屋を出るときに思った。

5000円 ....
お久しぶりね、きつねさん。
いちにち、いちにち、寒くなって
ほぅっと、吐く息、朝早いと白くなるし。
雪のにおいがしてきたり。
そうするとね、きつねさん。
頭のなかに君がこんこんこんと、やって ....
僕は本当に人を好きになれるだろうか
僕は本当に人を愛せるだろうか

僕は本当に君を好きになれるだろうか
僕は本当に君を愛せるだろうか

僕は本当に家族を好きになれるだろうか
僕は本当に家 ....
花は花として

月は月として

星は星として

鍋は鍋として

お玉はお玉として



そんなあなたのどこに僕は納まるのだろう?


大それた杞憂だなと思いつつ


 ....
貴方の腕に収まってしまう程の
小さな背丈に、細い首

髪から香るのは、柔らかなシャンプーの薫り
甘い体臭に交じって、あなたは柔らかな身体を抱きしめる

そして、蛍光灯に照らされ天使の輪が浮 ....
光と影の国を想って

お前は紅茶を啜っている・・・

僕はタバコをくゆらせて

いかれたイタリア人を気取っている

君の髪は栗色 それは淡い・・・

それを奴らは下らぬと称し 黒髪 ....
水あかの目立つ
くたびれた流し台に立って
不器用に皮をむいたりんごの
やけにざらざらで
ぼくの手でさらけ出された
瑞々しい果肉の表面を目の当たりにして
なんだかぼくの心のどこかに
い ....
ある男が公爵夫人のことをカスのゴミタメ クソクソゴミ人間と呼んだので訴えられた。
裁判長は男を有罪とし、今後公爵夫人をカスのゴミタメ クソクソゴミ人間と呼ばないように命令した。

男が聞いた。
 ....
鳩尾から飛び立つ
フラミンゴの羽音を
君に
聞かせてあげたかったけれど

仙骨から這い上がる
虹色の蜘蛛を
君に
見せてあげたかったけれど

せり上がる甘酸っぱい海面で
何を ....
のっそりのっそり 午前中
猫が歩いている
公園は 曇り空
尻尾がない そう思いながら良く見ると
ハイハイ?
1歳に満たない乳児が地面を這っている
どこから来て どこに向かっているのか
た ....
いつもの喫茶店
そこに座る。それは知っている。でも、正面きってだなんて話かけられないよ。
動きだしたい
したい-死体のような-この-こころ-----

作者不在の机を前に 作者不在の椅子に座 ....
トマトはなぜにそれほど

鮮烈に赤く染めているのだろう

緑のへたさえ惜しいほどの鮮烈さ

皮一枚隔ててみずみずしさをほとばしらせ

片手で宙に放りなげれば

それは美しく光を放ち ....
あぁなんて可愛らしいパグなんだ
そのしわくちゃの顔の隙間に
柿ピーを詰め込んでやりたい

そんなにすり寄ってくるなよ
俺のことをそんなに純真な瞳で訴えかけてくれるな
すました顔したって間抜 ....
何年も帰っていない故郷にいる
当然私の居場所は無く
家族はそれがもう当然のように
暮らしているから
私が帰ってきても気づかないようで
いつもの口癖のような言葉を
えんえんとお互い喋っている ....
光があるのだから
わたしは黒い影でいい
あなたを照らす
光はひとつ
遠くに感じる声
それでもあたたかい
遮るものは
わたしのいのち
ひとつだけ
頬を伝う、ああ
なつかしい
こんな ....
やさしいひとの
翳りを見つけた日は
こころに羽が
生えるのです

軽くなって
軽くなって
どこへも辿り着けない
わたしになるのです

落下は
とても重たい手段だと
そうして ....
熱源を失った金属は
思いのほか冷たい。

液体と固体のハザマで
常温保存される記憶。

拒絶する側から
拒絶される側へと
変化していく。

金属ヲンを宿らせた
水差しの進入口と
 ....
神様に抗議したら







死神のライトバンが横付けして ....
夜になるとみえる星は
きれいだけど
さわれないの
だれのものでもなくて
だれのものにもならなくて
あたしがみたって
怒らなくて
相手にもしなくて
たったふたりきりみたいに
星とあたし ....
おれよりさきに
しんではいけない

ふたつならぶきのひとつが
きょうついに
さいごのはをおとした

しゅるいのちがうき
もみじはまだうつくしく
ちりそうにない

らい ....
・・・
徐々に拍手
やがて喝采
そんなふうにして雨が
ふりやまない
かなしくない
矢印が斜めに
さしこむ窓に涙
いえ、ここはみずのくに
・・・


そらに昇ってゆく人は ....
小さくなっていくこと
悲しいと思ったことはなくて
けれどいつか
君の小さな手で
拾ってもらえなくなるのだと思うと
それはとても悲しいことみたい

君はとても
ていねいな人で
きっちり ....
夜の闇にまみえる強がり
朝の光を拒もうとするまどろみ
どうするんだどうする
ずるずると重い足をひきずって
まだまだ迷ってみるのか
悲しみ苦悩
そのようにみえるもの
どうするんだどうす ....
住めば都
    住めば田舎も名所
住めば都の風がふく
    住めば都で花が咲く
ごもっともだ
      いぃことわざだ
だから
   原発の除染が完了すれば
ふるさとに帰りたい  ....
 
 
信号待ちをしている間
わたしたちは話をしました
空は曇っていました
とても長い信号でした
三十メートルくらいはありました
話も長くなりました 
けれどわたしたちの身体と言葉では ....
その工場には
淀むことのなく
エルガーの旋律が流れる
木管を低く震わせる安定した音色
勇壮な大河に抱かれる

誰彼の何気ない表現は
神々しい余韻を含み
小さなアイデアは
淡い発明の光 ....
  顎鬚をたくわえた男が
  布を手に玉蜀黍を磨いている
  小屋の外に置いた籐椅子に座り
  一心不乱に



  遥か上の方で青空が
  ずっと前に動きを止めたことを
  ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
十一月はるな211/11/19 22:35
毛色salco3*11/11/19 21:24
十一月尽伊月りさ611/11/19 20:30
ごあいさつはだいろ1011/11/19 19:50
きつねさんへこころゆくま...511/11/19 19:15
本当に?ポンテク2*11/11/19 17:56
3*11/11/19 16:46
嘘付きala0*11/11/19 15:35
君を思うyamada...011/11/19 13:51
りんご寒雪4+11/11/19 12:44
訴えられた男オノ111/11/19 11:54
感動nonya15*11/11/19 11:10
一大事空丸ゆらぎ1211/11/19 10:31
ゆれる根るるりら13*11/11/19 9:10
トマトの血灰泥軽茶3*11/11/19 1:57
パグ日和2*11/11/19 1:37
帰郷8*11/11/19 1:23
落花511/11/18 23:13
切り捨て難い暗がりへ千波 一也3*11/11/18 22:38
夜間に響く音yuugao011/11/18 22:28
俺は死んじまっただTAT5*11/11/18 22:18
触れない距離朧月311/11/18 21:20
亭主関白小川 葉011/11/18 21:11
YUME唐草フウ8*11/11/18 21:10
消しゴムの詩森未21*11/11/18 21:05
生き刻むシホ.N211/11/18 20:51
黒い梢(二)信天翁311/11/18 20:23
信号待ちたもつ311/11/18 19:34
希望と栄光の工場佐野権太5*11/11/18 19:15
玉蜀黍草野春心5*11/11/18 18:56

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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