Rさんのかわいさが1億くらいあるから
スカウターが故障しましたよといって
昨日
車に挽かせてつぶした眼鏡を
差し出したら
わらってくれて
かいわがつづくから
かのじょとかになるかも

 ....
俺を信じろってんのに





 ....
およそ百年前
大学二年の一人息子を交通事故で亡くした時
既に寡婦であった資産家の江古田夫人は
今度の悲嘆には到底耐えられないと思った
そこで息子のDNAを研究機関に預け
一年半後
スーパー ....
どす黒い流動体の官能的な変化だ、分類されなかったあらゆる感情を生のまま飲み込みながら、軟体動物の様なその姿を次第に巨大に膨らませ、中枢の重要なポイントに禍々しい液体で穴を開けようとする、欠 .... 破壊しよう

わたしの部屋で
水槽の中で
熱帯魚は何も知らない
水槽の狭さも、ここの狭さも知らずに
花びらのような餌を食べる
あなたはかわいそうな娘よ
外へ出たい
そう言ったよね ....

陽のゆらめくところ
わたしのくるぶしに
流れと温度がある
木陰にいる
水もある
沈む
木の上のほうへ
沈みあがる
すでにばらばらで
ある 長い
肉は、
海の水を掴んで
し ....
都合をつけたならば

このまま

流れましょう

雪も灰もことりも みな

くぎを打っています

消えない

かおりに

つつむ場所があるなら

時刻までに

ふる ....
夏を忘れたように
川面は揺れています
秋柿色に灼ける西のほうこうに
知っているそらはありません
路面電車を染める透明や
季節を渡っていく雲も
映す川面を揺らす風
みんな、私の知らない後ろ ....
おまえの魂は月光が迸る 
碧の烈火であろう


古の名を吼えている熱情の 
その喉仏に銀のナイフを握る 
その手の痺れに 月が無邪気に笑う


大樹の影はざわざわ踊り ....
わたしたちは人生のなかで
なにやかやこむつかしい計算をする
足したり、ひいたり、平方根をもとめたり
無理数でわってみたり
数と組つほぐれつ
ひとさまざま、千差万別
でも最後には、だれでも「 ....
 
 
熱気球が関東地方の上空を
ゆっくりと飛ぶ
放課後のように
見損ねた夢のように
 
今日は世界のいたる所
一面の朝でしょう
と、ラジオの人が朗らかに言う
きみは台所で何か千切 ....
朝焼けの微笑の中を

お前の頬が通る

一度は抱いたお前の頬も

今や朽ち果てている御様子

俺は昔のお前を嘆いて

自分の老顔を忘れるのだ

今や、陽は西へと傾き

それ ....
シンショーのノンポリ天皇ごっこは
嵐の二宮君の自宅でゲリラ上演され
ブルーレイになった。
ディスクの側面にくぱぁっと柊つかさが
ニコっていて、つい
嘔吐(今朝のひじき)しちゃって、チョサクケ ....
ハンバーグとパスタが美味しいと評判のレストラン
早めに並んだけど開店時間が迫ると
後ろが見えないほど長蛇の列が出来ていた

狭い店内にいきなり八人の団体客
どうにか僕までは入れそうだったけど ....
トンネルを走る車が
滲んでは跳ねかえりながら
そこに胎動を生み出しては
ただ次々に表れる安堵
耳はそれだけを聞いていたい
反響したエンジンの音が
体の端にしがみついている

臍から ....
わたしのかわいい人
眠っているのか
死んでいるのか
肩だけで息して
しわを数えて

わたしのかわいい人
雨空はきらいだって
雨空が切れて
切り口に青空が光るから
それだけでぼくは雨 ....
夕焼けに飛行ねこが飛んでゆく

夕焼けに飛行ねこはあうのだそうだ

赤く熟れたトマトとクリームチーズくらいに

飛行ねこは大きな群れをつくり

それはまるでひとつの地平線を形成している ....
知りたくないことが
知りたいことで
半分ダケ知ってること

全部ってどっからどこまで?

始まりが知りたくてこわくて
終わりなんてもっとこわいよ
人ごとのソレはとっくに知ってても
だ ....
スペルマ色の空に
固形の声で叫ぼう

星の瞬きに涙するなら
前傾姿勢で挑もう

君が好きだから
君が大好きだから
君を愛しているから

違ってない
違ってない
欠片も違ってない ....
あなたの唇に息を吹き込む
サンピエトロ大聖堂を流れる僕の風
祈りはあなたのために
そしてピエタ像のように抱きしめて
僕はいつでもペテロになってあげたいと

あなたの唇に言葉を貼りつける ....
ただいぬ

誰の
何の役にも立たない

ただいぬ

いつもひとり
だって珍しいから
そしてとてもありふれているから
みんなが囁き合いながら遠巻きに眺める

頼んでうまれてき ....
酔わせておくれよジャックダニエル
まっすぐにこの喉を焼ききって
酔わせておくれよジャックダニエル
朝はまだ遠くにあるはずさ
酔わせておくれよジャックダニエル
冷たい夜風も溶かしきって
酔わ ....
闇を溶かしてながれるナイルの畔にたたずむ

星の光りを映して夜は長い



地中海のあおのために漆黒の時間がある

エーゲ海

アドリア海

チレニア海

イオニア海
 ....
あの{ルビ鋼=はがね}の壁を
いつしか破れると信じて
今日まで生きてきた

壁一直線に何度も叩いた拳は
赤鬼よりも おどろおどろしく
涼しげな白の壁が 次第に青くなっていく

この一振 ....
言葉はいつも
私の中を知った 言葉は
言葉自体であることを知らされた
私ではなく 真実だ

私はいつも
言葉を読んだ だけど
私の思いを流れていく時
言葉自体であることを いつも感 ....
ほんのひととき

眠りから覚めた亀は

こんなに長く生きてきたけれど

これが死であったら

どんなに心地よいものだろうかと

そして再生される私の肉体は

これほどにすがすが ....
絵本の世界に
閉じ込められて

外に出たいと
泣きました

絵本の中だから
外には 聞こえません

頁を捲る音が
海鳴りの様で

耳を 塞ぎました
目を 閉じました

其 ....
絵本のウサギは
嗚呼 もう 本当に
楽しそう

あっちへ ピョンコ
こっちへ ピョンコ

重なる 二つの耳は
仲間同士の 挨拶

ピョコン と 揺れると
頬も 動く
ピクッと  ....
絵本の中に
私は
未来を 見た

遠い 夏の日に
陽射しを
怖がることも なく

翳る 移ろいも
知らず

飛び切りの
笑顔ばかりを

唯だ
重ねて

★,。・::・ ....
鋏をカチカチ
うごめくカマキリ娘
夏にやられて
干乾びた脱け殻
通り眼三センチ
うなだれた電線に
三拍子音符を刻みましょう


晴天日和
丸裸で記憶咲かし
毛虫のブローチしたら
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
ねこ6411/11/20 23:28
一気通貫劉備倍付TAT011/11/20 23:18
江古田家臍次第(えこたけへそのしだい)salco15+*11/11/20 23:05
煤けた夜ホロウ・シカ...2+*11/11/20 22:35
破壊衝動と空洞c011/11/20 22:33
三本目根岸 薫1*11/11/20 21:52
くれないの中でいつまでか4*11/11/20 21:25
鈴月はしらないたりぽん(大...6*11/11/20 21:07
烈火マーブル111/11/20 21:02
_寅午211/11/20 19:30
ラジオ体操たもつ311/11/20 19:13
夕陽のひとときyamada...211/11/20 17:37
東日本学生運動復興構想会議序説〜崩壊寸前のSNS、ミクかリン ...反現代死111/11/20 14:15
18:301486 1...011/11/20 13:34
前夜長押 新1*11/11/20 13:33
わたしのかわいい人オイタル611/11/20 13:18
平行世界、飛行ねこの沈黙宮岡絵美611/11/20 11:10
半透明朧月011/11/20 8:48
無題平野011/11/20 8:33
吹きかける乱太郎1011/11/20 7:51
ミスタイプ餅月兎311/11/20 7:34
酔わせておくれよジャックダニエル只野亜峰3*11/11/20 4:58
ナイルの畔にて梅昆布茶311/11/20 4:53
subaru...16*11/11/20 4:02
コネクション番田 111/11/20 1:54
蘇る亀灰泥軽茶111/11/20 1:48
絵本の世界藤鈴呼1*11/11/20 0:13
絵本のウサギ2*11/11/20 0:12
絵本の中に2*11/11/20 0:11
マーブル111/11/20 0:00

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