水が溶け合う 
女は悲しげに海へ帰りました
貝殻を拾い上げ 
訝しげそうにこう云います


「あなたの愛はもう飛び立ってしまったのかしら」



瞳をとじ 月夜を泳ぎ 
白い箱舟 ....
ぼく粉々になっちゃえよ
そしたら全部やり直せるのに
ぼく粉々になっちゃえよ
そしたらなかったことになるのに
ぼく粉々になっちゃえよ
そしたら最初からなかったことになるのに
ぼく粉々にな ....
「わたしはそのうち一秒と一秒のすき間に落ちてしまうかもしれない。」

「大丈夫だよ。一秒と一秒はしっかり手を繋ぎあっている。たとえもしも君がそのすき間につまづいてしまったとしても、またすぐに同 ....
だんだんと
遠のき
やさしくなっていく
日々のなかを

発光するリボンが泳いでいる

なめらかに熱く
泡立って

注意深く生活する
わたしをからかうように
発光している
 ....
さてどうしようか
ぼくらは
歌でもうたおうか
絵でもかこうか
詩でもよみあげてみるか
恋でもしようか
旅にでもでようか
金もうけでもしてみるか

さてどうしようかぼくらは
何だ ....
やっぱりできない
ぼくにはできない
そう言い出すのはきまりが悪いが
ぼくは言うよ
残念だけれどぼくにはできない

きみならできる
やろうと思えばできる
そういうふうに人は言うけど
 ....
言葉はいつも
何かを否定してきた
そんな気がした
私の中でも きっと
誰かの思いが 必ず 存在させられた
自分自身であることを 主張した


この何もない街からどこに行くのだろう
 ....
ペットボトルで汽笛を

「ボォーボォーボボッ」と

鳴らして街を走る

電信柱は少しずつ地中に沈んでいき

麒麟の首がにょきにょき生えてくる

色とりどりの紙飛行機が

空から ....
{画像=111121235243.jpg}


どうやらこの世界では僕が天使で君は女神だ。
背中の羽で飛び回る自由と好きなペアを弓で射る自由。
背の高い女の子と低い男の子、
気の強い女の子 ....
飲み会に行く
下衆といっしょに

※下衆と=ゲスト
ざまぁないな














福島と言わず


東北と言わず




滋賀ぐらいから北は全部



が ....
なす顔の君はおっとりとして

喋るのもたどたどしいから

笑みがこぼれてしまう

本当は嫌なこともいっぱいあるだろうに

けれどそのなす顔で私は気づかされ

嫌なことも忘れ

 ....
僕らは泣いて
僕らは笑うんだ
僕らは食べて
馬鹿みたいに必死に生きるんだ
意味も知らないのに

僕らは他人を蹴散らして
踏み台にして
必死にか細い糸に縋って生きるんだ

僕らは笑うんだ
僕らは泣くんだ ....
もうだいぶん昔の話

忘れてしまったけれど時折情景だけが浮かぶ

いつのことだかまだ自転車の速さが一番の心地よさであった頃

どこかにある町だけれど位置関係がもう思い出せない

町から ....
冬が来て
コートに首を埋めて
背筋を丸めて
どこへ行こうか?
短くなった昼のあいだに


すれ違う人はみな
まるまると着ぶくれて
その姿はなんだかとても
退屈だ
昼間の月は間が抜 ....
いつまでたってもキミは

PM千:×に遅刻してくるの

マシュマロをどうぞ

明日からの退廃の香りがベットに漂う

まだ夜なのに

おひるごはんの心配をして

お財布を覗い ....
もっと暗くなってから
ほんとうの話をしようよ
もっと明るくなってから
ほんとうの眠りにつこうよ


月はメルヘンを抱え込み過ぎて白くなる
太陽は輝きを求められ過ぎて冷た ....
  今夜の
  君の手の指は
  ストリップ劇場で
  ストリップ嬢が使う
  あのポールによく似ている



  ブラディ・マリーの朱い滴を
  君が薬指から舐めとるとき
 ....
僕らは終業のチャイムが鳴ると
思い思いの未来へと駈け出して行った
他より少しだけ辛いことの多い彼女だって
絶望なんて言葉は記憶のどこを探したってなくて
晴れやかな表情は期待のあらわれそのものだ ....
警察が犯人を連れて現場に来ていた
私はそれも知らずに
突然走り出し綱を引きずりながら逃げる
飼い犬を追いかけていた
もうすぐ夏になろうかという
晴れた休日の正午

追いついた山の中の広場 ....
郷愁を誘うメロディーが
滅多につけないカーステレオから流れ出すと
僕の空は92年のあの時に戻るのです

僕が故郷と呼ぶ場所は産まれた土地のことではなく
自我が形作られた父の転勤先のことで
 ....
息を切らしながら山道を登っていくと
薄暗い脇道から片目のポインターが飛び出してきて
びっこの前脚で器用に跳ねた

どうしたらよいのだろう

何かの病で左目を失くしたのか眼窩は
底知れぬ闇 ....
港から程遠くない高台
急な坂をゆっくり登ると
桜の枝の間に覗く再建された天守閣
ゆったりと 
本丸天守閣から海の風景が広がる。

遠く相模湾が霞み、その右手に浦賀水道
三方を山で囲まれた ....
お前のコメントは要らない
そして口付けさえも地に落として
遊歩道は交合たる金の花 めしべ おしべ 旅重なる幽閉 無償壁 混合の力意志像 憎悪 ドル売り裁きの雷 道路に延戦符 貼り付けの計
ユーロ ....
聖堂の夜会に踊りに行こうと、あなた以外の右手が誘い出して、音をたてて破裂した日の名残り。俯かせた顔の影絵。錆びた蛇口みたいに固まった猫が見つめ。
{引用=祈りとオリーブ色がまじった夜がゆらめき始まる ....
人と人だからしんどい

どこか遠くをながめながら
君は私に言う

背中をみつめる私

人と人の私たち
一緒の空間に流れる
空気はどんな色かな
君にはみえてるの?
りんご
みんなりんご
みんなりんごにみえるよって
いったら
あんたどうかしてるよって
いわれたの

ばかじゃない
ほんとにそう
おもったの?
ほんとにそう
みえるわけないじゃ ....
木の前に立つ影
何処を向いているのか
わからない影


月の鎌
ふりかざされ
ふりおろされることなく
切られる夜


鏡のなかの道は笑い
打ち上げられたかた ....
何度も聴いているはずの曲なのに
今日はなんだか新しい音が次々と
聞こえてくるこれは一体どうした
ことだろういつもよりボリューム
が高いだけなのに指先のしびれを
感じながらもしかしたらこの痺れ ....
擦りきれた金属が
光沢を集めようと奮闘する。

馴染みの出発は
音もなく
取り為なわれていた。

幾つかの通過点では
動物に成り代われないものたちが
イキイキと
迸っているようだっ ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
水の女マーブル411/11/22 15:17
新装開店準備三昧ゆうと011/11/22 9:30
デートはるな211/11/22 4:13
発光する411/11/22 2:55
ぼくらのちからシホ.N211/11/22 2:05
できないこと311/11/22 2:03
番田 111/11/22 1:59
深夜の徘徊ポランスキー灰泥軽茶511/11/22 0:17
Tenshi(天使)beebee18*11/11/21 23:56
オッキャラマア6011/11/21 23:41
ざまぁないなTAT1*11/11/21 23:37
なす顔灰泥軽茶2*11/11/21 23:35
主張してみる←詩月211/11/21 23:28
球体の軽さ灰泥軽茶211/11/21 23:14
冬が来て八布011/11/21 23:00
大脳キリトリ線✁c111/11/21 22:42
準備はいらないホロウ・シカ...2*11/11/21 22:37
クレーン・ゲーム草野春心7*11/11/21 19:41
僕らの季節花形新次2*11/11/21 16:08
ある初夏の日の身震い相差 遠波5*11/11/21 15:58
遊具に囲まれた桜の木と7歳の少年のノスタルジア徘徊メガネ5*11/11/21 15:56
オッペのひと恋月 ぴの21*11/11/21 15:56
館山記……とある蛙611/11/21 14:31
着地できなかった灰レベル狩心011/11/21 13:37
川沿いの聖堂コーリャ711/11/21 9:50
僕らの空気朧月311/11/21 8:23
ビッグ・アップルゆうと2*11/11/21 3:29
降り来る言葉 LV[group]木立 悟411/11/20 23:58
今日の音楽は妙にクリアでkauzak3*11/11/20 23:57
空想上の動物yuugao1*11/11/20 23:41

Home 戻る 最新へ 次へ
2783 2784 2785 2786 2787 2788 2789 2790 2791 2792 2793 2794 2795 2796 2797 2798 2799 2800 2801 2802 2803 2804 2805 2806 2807 2808 2809 2810 2811 2812 2813 2814 2815 2816 2817 2818 2819 2820 2821 2822 2823 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
4.03sec.