深夜、満月が天空に輝き道路脇のトウモロコシ畑の背の高さに道路脇が深い闇となっている。そんな道を一人歩く男。そんな夜、大きな棕櫚の樹に向かって歩きだす男。

棕櫚の樹は国道16号と県道の交差点に大き ....
昨日の
銀色の
すすき
のほ

今日の
銀色の
やなぎ
のめ

銀色の
のはら
のうえ
のゆき

銀色の
のばと
のむれ
のみち








 ....
彼は大ぐち開け森の燃える音を食べた
銀のスプーンで掬って葉が浸み込んだ
悲しみの調が喉で喜んでいるようだった
開放の叫びが聞こえてくる


私は鳥を好きな場所へ逃げるようにと自由を放った
 ....
文字からまる
丸めて伸ばしてほうりなげて
もどってきて
すと ん
しゅわーっととけて
波打って
波うって 波波波な   み



はっとする
それは時計と目が合う時

確認作 ....
ふと目に止まった街角の後ろ姿に

雪が降り積もってゆくように君の横顔がかさなる


自分を愛せない僕はずいぶん君を困らせたものだ

喪うことを怖れてばかりの心を隠せなかったし

 ....
グラウンド・ゼロに何が建つのか
私は知らない

おそらく
洒落たショッピングセンターと
御影石のモニュメント

原爆ドームを見上げると
青空が見える

ドームの小ささを
私たちは ....
まだお尻を叩かれているうちはよかった
この頃はあたまばかり狙われるから
もう後ろへは下がれない
叩かれるまえにあたまを出してやろうか
それとも 鋭角な布巾で机を拭きながしてやろ ....


すこやかな悪魔が科学の哀しみをそぎ落とす、見下ろす風景に書かれた哲学を精密に削り出している。緑色の空の稜線を白い葉が伝っていく、清潔な堕天のおしゃべりに体積をついやしている。悪魔はしなやかな ....
どこもかしこも
やわらかい壁

わたしたちをつなぐものが
かなしいものになっても
一緒にいようね

どこもかしこもやわらかい壁
ルールがあるなんて
しらなかった、と
あなたが
 ....
水色をした
黄色の砂漠を
人が歩いていく

景色の中を 流れる
景色の中に 消えていく
しっかりとした流れ星は

これまでに三回見たことがある

一回目はランニングしていたときだ

白い光の線がカッと現れて消えた

二回目はあなたと窓辺に見たあれだ

あなたも見たのか ....
新幹線の車窓が

群青の夕景に支配されている

そこにはスーツ姿のぼくが

影のようだ

目線よりしたの建物たちが

ミニチュアのように見える

目線よりしたの建物を

勝 ....
眠りから醒める度に
生まれ変わる気がして

夢泥棒の都市伝説
は本当だった

カフカが倒れたまま
念仏みたいな言葉を吐く
そのまま彼自身に
まとわり付く

なんて

不運 ....
ほんとうのことを
描こうとして
もがく

真逆を描けば
ほんとうのことは
反転表示のように現われるか

ほんとうのことは
描かれ得ない
ものかもしれない

ほんとうのことは ....
私とあなたのこれからを
たとえるなら広い広い海であり
小さな舟であっても
きっと二人なら渡ってゆける

嵐に巻き込まれ
高波にあおられて
突然の海流に流されても
きっと私たちは離れずに ....
確か二年も前の夏に























仕事終 ....
すべてが新品である
お互いの存在が目新しい
人の世の独立した若い単位として


姑が時には訪ねて来る
そこではもう、息子だった子はいないのだが
姑は新婚の部屋のなにかについて
なんら ....
素粒子の海で、分解されたままの、不確定の、私達という、名の、洗われた、ものたちが、今、優しい、数式で、拾われて、わられていく、言葉たちは、ちりぢりになって、目にみえない、わたしとあなたは、いくつもの素 .... 夏の日に日差しを避けて、

冬の日に日差しを求める。


そんな感じでしょうか、

あなたの目に映る、軽薄な姿は。
言葉を飲むから痛む胸
吐き出すことで濁る空気

選べないから
黙ります

いっそこの指も
凍ればいいと
夜空見て想います
私に見え出した
 天井がある、 戦場が歩く
いつもと同じリズム 分かっているのさ
騙されないよ、 何度遠き世が離れ幅狩られても −
遠き世が我が師の灰から逃れ支援しようとしても −
放た ....
その肌は月色に 氷のように透き通る
清く冷たく滑らかな白
その瞳は鯨色に 炎のように揺らめく
不思議を隠した群青色

少年は無造作にこちらに近寄り
「君のことならなんでも知ってるよ」
 ....
遠い闇よ

夜の闇よ

お前の太鼓を鳴らせ

・・・言葉はいつも途切れて

俺の歯はボロボロだ

遠い闇よ

夜の闇よ

お前達の歯形自身をきっちり合わせ

この世の中 ....
ほんとうの愛は

幸福な着地を

理屈ぬきに

切実に

一瞬のうちに

そう


きのうお尻が赤くて

全体的には白光りした黄色の

流星が夜の一角にあった

 ....
惰性で回る生活を強要され、不本意な人生を過ごすくらいなら、未​だ見たことのない清澄なる山の頂きや猛々しく荒れる海や轟音轟く​大滝、何時果てるともなく流れる大河を間近に見る旅をし .... 異動が決まったのは突然のこと
会社が用意してくれた新しい住まいは
ビニールハウスみたいな外観
半分は研究用の畑でキッチンと寝床が付いている

職場に通うには近いんだけど
台所で天麩羅を揚げ ....
{画像=111126115111.jpg}


自由 / フリー でいたい

色々なことに捕らわれていては見失ってしまう

ただ真っ直ぐ向いていたい

でも君は時折ぼくに向かって言う ....
 私の中には時折他人が入ってくる。私が食器を洗っていたとき、気がついたら私は田淵さんだった。田淵さんは私の部屋に勝手に入ってしまったことを申し訳なく思い、靴をはいて部屋の外に出たが、そのとき田淵さんは .... 今日がこれで終わると思うとき

一日笑顔であったかどうかを

数えてしまう

そんなこと本当はしてはいけないはずなのに



自分が笑顔かどうかはあまり重要でなくて

君が笑顔 ....
みえてるオモテの
裏はオモテ?
裏の裏の裏は…

考えたってわからないことを
ぐるぐるまわって朝がくる

ただしい を基準に並んだら
きっと私もはじかれる

あなたの大事に私がいな ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
クロスロード2……とある蛙11*11/11/27 13:16
銀色の塩崎みあき5*11/11/27 12:43
最果てマーブル2*11/11/27 12:24
言葉と私朧月111/11/27 11:51
懐かしき恋人の歌梅昆布茶111/11/27 11:12
グラウンド・ゼロuminek...17*11/11/27 9:16
雑巾がけアラガイs2*11/11/27 5:15
探索葉leaf3*11/11/27 4:48
やわらかい壁はるな1*11/11/27 2:36
water番田 011/11/27 2:36
三回目の流れ星吉岡ペペロ2+11/11/27 1:47
群青の夕景5+11/11/27 1:45
キリトリセンこういった111/11/27 1:15
手にはペンをシホ.N311/11/27 0:39
蜃気楼の魚三条麗菜6*11/11/27 0:13
りんご飴TAT011/11/26 23:53
ハッピーエンドののちのひとつ木原東子7+*11/11/26 23:18
祈り(連詩)ことこ6*11/11/26 22:53
TPO二面性邦秋2*11/11/26 22:25
冬の空朧月411/11/26 22:05
_体は深く、_狩心111/11/26 21:20
メシアゆべし311/11/26 20:35
世に鳴らせyamada...111/11/26 18:19
ほんとうの愛吉岡ペペロ1+11/11/26 17:00
屈託な顔つき蒲生万寿1*11/11/26 16:48
百足の天麩羅1486 1...111/11/26 13:06
不埒な野心家でいたいbeebee23*11/11/26 11:52
他人葉leaf6+*11/11/26 11:11
笑顔の数桜 歩美5*11/11/26 10:19
変わらない光り朧月211/11/26 8:24

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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