いたずらなことをくりかえすことによって

私にとって本当に大切なことを

忘れてしまったような気がする

覚えておきたい断片的な記憶を

輪ゴムで留めておいたはずなのだが

いつの ....
なにかが 出てきそうだ
僕のおなかの あたりから

いつも 予感がある
それは身じろぐ 胎児にも似て
この意識の どこか内側の さらに内側にある
見えない子宮の中で もがきながら 訴えてい ....
知らない森を歩き
知らない木の実を捥ぎ
知らない蜜を舐めて
知らない水を飲む


細胞は情報を更新して
肉体は塗り替えられる
それまでのようでそれ ....
床に沈んでいた 木製の半月盾∵

あれを半月と呼んでいられたのも
半分が土で安泰だったからだ。

今更になって
分離し始めるとは思ってもみなかった。

半月が満たされたことによって
 ....
  疲れがたまってくると

  虚しい夢が多くなる

   また一つ 生まれては

    滅んでゆく世界

  砂の城に波が打ち寄せるように

  香のけむりが描ききれなかっ ....
ぴゅん ぴょぴょ ぴゅんぴゅん ぴょぴょ

美観地区の入り口の交差点が

信号がかわるたびにそう囀る

ぴゅん ぴょぴょ ぴゅんぴゅん ぴょぴょ

欠けたまま生きている

欠けてい ....
アレクサンダー・カルダーが好きで




ヘンリー・ムーアと高村光太郎が嫌いで






ブランクーシの接吻が ....
いきがとまる、ごじゅうびょう、
肋骨がきしみ変な音をたてる
胃のあたりも変だ
命の危機だ、そうだきっと

いきがとまってしばらくしたらわたしたちは死ぬの
詳しい仕組みなど知らなくても
わ ....
人間になりたいのだと、ずっと思っていたんです
わたしがなりたいのは、人間です

そう思うからわたしは人間
ではないのだと知っていた
けれどしかしわたしはそう
思う以前に人間ではなくだ
か ....
与えられた運命を背負い続けながら
どうしてもこのまま生きねばならぬというのなら

どんな苦悩さえも
受け入れてなおこの胸を引き裂いて
それでもそれでも
苦しみを受け止めて

涙は1滴も ....
おまえは見つけた
だれにも邪魔されない、やすらぎの場所を

いつからか、おまえは街をさまよっていた
建物のかげにかくれ
通りにすてられたゴミを漁った
ひとかけらの食べ物も
渇きをうるおす ....
自分の記憶から消えた
自分の過去を
そっと胸に抱きながら
思い続けている人がいたら
どれだけ幸せだろう
でも
知らせてもらいたいなんて言ったら
やっぱ、クールじゃないよね
たから
ず ....
触れると
ひやり
身悶える

絡ますと
ふわり
癒される

冷たくて
そして
温かくて

手を繋ぎ
一緒に
歩めれば

白い息も
きっと
温かいよ
自分より大きなものに導かれて

人は長い旅路を行く

自分が愛する者や自分より大きな仕事に導かれて

人は長い旅路を行く

今、僕の航路にあなたが出てこようと

それは僕の邪魔にな ....
夜の街にダイブしたなら
何かが見えるだろうか?
掴むことのできない
見えない何かが

暗闇と街明かり
静かなる鼓動と
張りつめた空気

夜の孤独と葛藤を
織り交ぜたような空間に
 ....
  児童公園は
  冬の日暮れ
  とうめいな影がつどい



  塗装のはげた
  ブランコの揺れる下
  ついたりきえたり
  ついたり
  きえたり



  ....
起きて、起きてよ
ねえ、起きてったら


起きてますよ
いや、あなたに
起こされましたよ

あの、起きてないんですよ
実際、あなた一人暮らしでしょう
起きたら部屋に人がいるって ....
ひろげたお店を片付ける

そしてトイレで用を足したなら必ず水を流す

便器の底を覗けば
生きてきた私自身の素性が判る




早や店じまいの季節になったものだと
ひろげすぎた店 ....
水面ははるか上
光は届いていないはずなのに
ぼんやりと明るい

呼吸の仕方を覚えたのは
もうだいぶ前のこと
少ない養分にも慣れた
清さがいまは心地よい
先のことはまだ分からないけれど
 ....
 今は話す時ではない。

 放しは
 地の底で
 死体なのだ

 我慢が必要だ
 今は話すタイミングではない

 自分ではない誰かに話される
 タイミングを見定めよ

 ....
「平和な時代のこの国に
生まれたことを感謝しましょう」
先生は言うけれど
教室の陰惨ないじめを知っちゃいない
もしくは知っても知らんぷり
そのうち開き直ってふざけてるだけだとすり替える
次 ....
 私が初めて感銘を受けた絵はピカソの「ゲルニカ」である。中学のときだった。白と黒だけの焼けつくような不毛さの中に、形体と形体との矛盾が組み敷かれていた。牛や目や人が、本質へと刈り込まれた後の鋭さで、生 .... 巧みな話術
タクラマカン砂漠
ラジオスターの悲劇
リンゴ・スターの打撃

豆腐一丁
一丁目の銀杏
ちょうちょ捕まえて
情緒不安定

束の間の夢
伝う馬の船
つま先立ちの毎日
 ....
冬に病むひとは夏を惜しむひとだろう
夜明けにみた星たちのきらめきが似ている
片想いのまま誰かに語りかけるそれは(嘘だから)
(嘘)と知りつつ生きている死人だから
試しに一筆で銀紙 ....
君に逢えた事を愛しく思う。思う。愛してるよ!
愛してるからわからなくなる日もある
その度思い出して?歌う意味を


大切なものが何がどうか、何処に向かえばいいんだ?
砂漠を手ぶ ....
あの日から数えて何度目かの地震かわからない
そもそも数えていないのだかから
わかるわけがない
それが余震なのかもわからない
震源地を確認して
津波の心配をしない
東京湾は
そもそも入り口 ....
ピントの合わないこの感じが好き

行っては戻り回り道

落ち葉が綺麗で下ばかり向いて歩いているから

行き過ぎてしまったよ

まだこんな時間なのに

夕焼けが繊細な色合いで空を幾重 ....
ホホノホホホ 秋の穂ホホホ

掌から伝わる 生命の輝き
金色に映る波をかき分けて全身に駆け巡る新しい血

ホホノホホホ 秋の穂ホホホ

瞳に流れ込む 銀色の月
月の穂体中を撫でまわし全 ....
わからない、と君は言う、雨の後、増水した川の性急な流れをじっと見つめながら。俺は、なかなか火がつかないライターにイライラしながら煙草に火をつける。11月最後の日曜日、街はくだらないイベントでそ .... きみへ

きっと
まだまだ
続くだろう

この永遠は
喪うなんて
ゆるされていないから
きみに
ずっと
咲き続ける
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
初めての衝動灰泥軽茶411/11/29 0:54
予感まーつん7*11/11/29 0:02
こころは瞬くうちにホロウ・シカ...2*11/11/28 23:47
星の塗装工yuugao1*11/11/28 23:47
虚しい夢は消えてゆくただのみきや7*11/11/28 23:45
ひとは白を正視しない吉岡ペペロ7+11/11/28 23:08
アレクサンダー・カルダーTAT3*11/11/28 22:13
不老不死ブロッコリー...011/11/28 21:56
人間011/11/28 21:48
生きねばならぬなら桜 歩美2*11/11/28 21:15
街のかたすみに寅午111/11/28 20:30
デブだからこそクールに憧れるものです花形新次1*11/11/28 20:06
りり2*11/11/28 19:16
長い旅路yamada...111/11/28 19:12
夜に紛れた夢想菜穂5*11/11/28 18:00
児童公園草野春心411/11/28 17:55
ウェイクアップSeia1*11/11/28 17:27
旬なひと恋月 ぴの2311/11/28 15:33
深水遊脚10*11/11/28 12:12
これは話すべき事ではない(結う夜を見る。)狩心1+*11/11/28 12:04
エゴイストそらの珊瑚6*11/11/28 10:30
絵画の定義葉leaf5*11/11/28 10:12
うんたらかんたら葛西曹達411/11/28 9:54
その年は「暮れアラガイs211/11/28 6:03
hanautadi.di.011/11/28 3:04
それが余震なのかもわからないrabbit...311/11/28 2:51
ピンボケ灰泥軽茶5*11/11/28 1:54
秋の穂ホホホ8*11/11/28 1:03
ホロウ・シカ...011/11/28 0:22
死花211/11/28 0:22

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