深夜のファミレスはこんなにも賑やかなのか

ドリンクバーやサラダバーではしゃぐひとたち

国道を走る車の音に混じって

「ぎゅぃん ぎゅぃん」

「しゅぃん しゅぃん」

と空間が ....
母の腕はやわらかい卵
そこに抱かれたわたしは
やんちゃなケチャップ味の具

ねぇ かあさん

あの日のわたしたち
オムレツみたいに
やさしく 甘酸っぱく
きゅっ
と 幸せだった ....
死神の舌のような夕暮れのなかを、ひとりの少年が路地の影に向かって歩いてゆく。かれには親が無く、生い立ちが無く、名前が無い。まともな言葉を知らず、まともな服を持たず、まともな道徳を持たない。理由 .... 体重は二百キロを超え
母は
終日をベッドで寝暮らす
半身を起こすのは
朝昼晩の食事だけ

動こうと思えば動ける
膝を痛めて以来は這って行く
息を荒らげ汗を浮かべ
みしみしと座敷を圧し ....
何色でもいい
空の色はみんなに
好かれているから

逆らいたい
だって私だけが
まちがってる
まちがってる
そうおもえるから

自分だけが
認めている自分
ねえどうして
がん ....
遠くからでもわかる黒目が印象的な
小さな女の子たちがそれぞれ発泡スチロールの箱に乗せられ
疎水路をベルトコンベアーのように流されてきます
とても楽しそうで何やらカラフルなおもちゃを振り回していま ....
拳を突きあげて
つきつける
つきつける

息してる
息してる
生きている身


感性を掘りさげて
彫っていく
彫っていく

おごるな
おごるな
おごり多き理性

 ....
  冬の陽ざしは微笑みのよう
  内にこもった人にさえ顔を上げさせる

  たわわに実ったナナカマドの木の下を
  赤いランドセルがかけてゆく
 
  もしも私に娘がいたなら
  こんな ....
青紫に霞む浅間山の遠望と
賑わう通りに開かれたテラスには
女がひとり食事している
背中でゆるやかにうねる髪に
藤色のつば広の日除け帽
白地に淡彩の花柄ワンピース
ひざ下の裾は四半円に垂れ
 ....
机の上に散らばった
散らかしたチョコレート
抹茶と苺とミルクと
たまにラムネ

鞄の中に散らばった
散らかしたキャンディー
ヨーグルトとバニラと
たまにボンタンアメ

ゴミ箱の外に ....
夕闇、空色の風の中に、秋が香る

湿った土を踏みしめて、葉の枯れゆく帰り道を思う



郷愁、夢色の記憶の中に、君が香る

泣いた土を踏みしめて、涙の凍りゆく冬の日を願う
アラジンの石油ストーブを
幾度目かのオーバーホールに出しながら考える
うちらがセックスをしなくなった理由。
笑顔を依頼された
王が
各地を巡って
拮抗する賛成派と反対派の
籤によって定ま ....
あんたと寝たことはないけれど誰とSEXしてもいつも相手はあんたですよ
あんたがわたしとできないせいで誰とSEXしてもいつも相手はあんたなんだよ

パンツを無理やり脱がしたらあんたが泣きじゃくるか ....
なぜおまえは
はなをさかせないのだ

くきをふとくし
はをしげらせて

むしたちを
そだてている

なぜおまえは
はなをさかせないのだ

はなはそこいらじゅうに
 ....
 「これでおしまい」

 と、
 彼女がガスも魂もこの世からひったくって息を止めたのは、中出し直後の三秒の間、おれが息を吐いたその直後だった。おいどうしたよなに言ってんだと頭の中心が解けた鉄でも ....
ぼくだけが四の段おちた

せんせいが心配した

とぼとぼと家に帰った

まえのひ四の段カードをなくしてしまった

だからお家で練習できなかった

つぎの日は九々のテストがなかった
 ....
音楽が欲しかった

それでも人生を

鼓舞する音楽が欲しかった

生の最先端で

顔がさびしい表面をしている

みんな去ってゆく

ぼくはまたひとりきりだ


くだらない ....
 
 
ひまわりの振りをして 
きみが咲いている 
太陽の方を向いて 
きれいに咲いている 
ぼくは影の振りをして 
地面に横たわる 
こうしていると何だかとっても 
時間の無駄だね ....
ほんの気紛れだった
マンションの折込みチラシで
折紙しようなんて思ったのは

最寄駅徒歩7分を山折り
南角日当良好を谷折り
指紋の間にかすかに残る
あどけない感触を頼りに
無骨な指 ....
ライコネンが
F1復活だってね

mixiニュースで見たら
ロン毛になってた
でも相変わらず男前

F1はもうすっかり
見なくなってしまった
けれど

君と深夜まで
見ていた事 ....
大事なものだから
簡単にはあげられないと

18 乙女

大切だけど
確証なんてものないから


今を見ずに
先ばかり見てて

どちらがいいか
結局
天秤にかけ ....
噛まれるもの
その深い肌触りに
凍るもの
締め出される
忘れ物
ほのぼのとした
わたしの風景
繰り返される山並み
わたしには山並みしかない
という幼い
決意
どこまでも続く
青 ....
男のなかで一番好きだと言われたのだった

昔男に抱かれたとき

女とのあいだに起こる感情より

男とのそれは最初俯瞰できていた

男にされて嬉しかった仕種や言葉を

女に真似をして ....
君と僕とは劣等生

強く心を揺さぶった

垂れ流してる孤独の片鱗

弾けてしまえば劣等生

君と僕との関係性

弱い心を預けあった

積み重ねてる憂鬱の年輪

壊れてしまえ ....
感覚を駆って
熱と湿度が飛び交って
ふたつの身体を高めていく

星間飛行の鈍色の船体が
故郷の水を恋しがって
恒星の配列をなぞるように
五感が跳ねて
目を閉じているのに  ....
見えないものに
なりたいな

癒えないものに
なりたいな


光らぬものに
なるもよし

至らぬものに
なるもよし


切れないものに
なれるかな

消えないもの ....
きみのペースに生きている
ゆるまったり急いたりして
かたちを自在に変えながら
音楽を奏でるいきもの
春の空をゆびで容易くひろげて
降りてきたきみなのでしょう
川辺の花に鼻をよせ
草にむし ....
落ち葉は舞い上がり
私の心を吹き抜けた

はらはらと
はらはらと・・・

舞っては落ちるその作業を
何度繰り返してきたのだろう?

木漏れ日が頬を射す
目を細めれば 見えるあの空
 ....
そうして僕は
誰かを思う
僕自身のことを忘れるとき
虫けらである 僕がいる
四つ目は両手の拳を突き上げて「御節が来たよ」と駆けまわる
階段を望みながら
節々に音楽室のまえ
渡り廊下から滑り落ちてくる気配
たまに体育館のマットの上に寝そべり
(紙きれに書か ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
ファミリーレストランサラダバー灰泥軽茶7*11/12/1 0:24
在りし日のオムレツ明楽311/12/1 0:08
浮遊霊ホロウ・シカ...1*11/12/1 0:08
ラストリゾート (海)salco6*11/11/30 23:49
ちから朧月211/11/30 23:49
惑星深草灰泥軽茶2*11/11/30 23:45
僕はどこにシホ.N411/11/30 23:38
もしもわたしに娘がいたならただのみきや7*11/11/30 23:34
ラストリゾート (山)salco4*11/11/30 23:30
ジャンクさつき111/11/30 23:21
Re:fall111/11/30 23:14
王の突起物[group]シリ・カゲル111/11/30 23:04
できないカチキ211/11/30 21:50
咲かない花小川 葉011/11/30 20:51
〆〆〆〆111/11/30 20:16
四の段おちた吉岡ペペロ4+11/11/30 19:45
音楽が欲しかった3+11/11/30 19:18
増えていくたもつ1311/11/30 19:17
折紙nonya24*11/11/30 19:12
ライコネンちゃんこ111/11/30 18:51
18一酸化炭素011/11/30 18:15
幼年非在の虹6*11/11/30 18:01
昔男に吉岡ペペロ0+11/11/30 17:58
死神のラブレター逆鱗社長111/11/30 17:47
星にかける虹あまね1311/11/30 17:28
うてな千波 一也5*11/11/30 16:27
生まれたことについてたちばなまこ...23*11/11/30 15:56
移ろいゆく心菜穂4*11/11/30 15:26
いつか、あなたと出会えたら番田 111/11/30 15:20
ブラボーだんだんアラガイs1*11/11/30 14:29

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