夜明けに向かい
風は吹いているか

夜の
深淵に向かい
風は吹いてはいまいか


晴天に向かい
蒼穹に向かい
風は吹いているか

雨雲に向かい
霹靂に向かい
風は吹いて ....
前途様様

人それぞれ

昔はいまを知らなくて

いまも明日を知りゃしない


灰色がかる帰り道

路を照らすよぼろ街灯

心照らすよテレサ•テン

もしも貴 ....
このままでは
薄黄緑色の祭典までに間に合わない。

「複眼の君主は、儀式的な世迷言」

果汁は、少しばかり粘り気があるほうが
蠅の眼を欺けるのです。

「悪意のある草と、惑わしの甘美な ....
もう
ゆっくり
静かに

時を
過ごそうと
いたの


何故

何故


風が吹き
木々が揺れ
水面が


波打つの


何故

何故


一滴の ....
誰もが知ってる極東の国から
脂ののった中年がやって来た

お金がないときは
ここにきて
隣に座ってみてごらん
伏目がちだが確実に
脂ののった中年は
胸の谷間に視線を合わせ
(つまりは ....
つぼみの色が明るくなるとき
もうすぐだよって
私が言う

みどり色がうすくなるとき
もうすぐだよって
季節の風が話している

明るい色が
はなびらから生まれるとき

私が咲く
 ....

性細胞が減数分裂するとき
一対の染色体はランダムに遺伝子を混ぜる
個人を規定していた遺伝子の組み合わせが
千差万別となる

劣性遺伝が突然発現するチャンスだ
隔世遺伝と呼ばれたりして ....
  透明なせせらぎが遥か遠くで
  岩の間をくぐり抜けてゆくのが
  聴こえてきそうな三月の朝
  いたずらな顔をして君が
  せがむみたいに背伸びをしたから
  僕たちは口づけをか ....
わたしだって一生懸命走っているのに
なんか自分だけ後ろへひっぱられてる感覚に囚われてしまって

一緒に走ろうねって誓った友達の背中が
だんだんと小さく小さくなってゆく




はじ ....
12月ともなれば街はいやいやに浄化されて、今年楽しかったひとや哀しみに嗚咽したひと、苦しさからいまだに便秘気味なひとたち
」想定内に収まりますから と、わけのわからない押し売りの陰謀が一気に ....
漫然と眺める視界に映りこむ小さな爪きり
朝日のスポットを浴びる雪印コーヒーの紙パック
得意気な自己主張を欠かさぬ柿の種わさび味の空袋
に詰め込まれたビニールとちり紙の山

テレビで流れる何か ....
さえぎるか光を
くるんで
やわらかく
綾の隙間から
洩らして
細かく広がらす
カーテン

何色の
覚えていない
光は
白く
覚えている
きみの輪郭を
白く飛ばして
放射状 ....
、詰まる、もの、溜まる 金属の、音が、あ 、 内臓から 性器を刺激し 喉元の、奥へと
その痛み、 あ、細すぎる尖り、錐のような、 爪先へと
( こいつは臭いものばかり食らってきたから歪め ....
やっとのことで仕事を終えて
疲れをしょってバスから降りて

暗い夜道
  白い吐息
    せかせかと

すると小学校横の歩道を
女が一人こちらへ歩いてくる

 ――この寒空に網タ ....
中学のとき

それが休日の過ごしかたのような気がして

よく一人で映画館に行った

暗い映画ばかりを選んで観ていた


いまでも思い出すのが

神田川とミ・アモーレの鐘という映画 ....
ハンス・ギーベンラート








ホールデン・コールフィールド










小林左兵衛






 ....
逆立ちしてみれば
総てが180度 別世界であります

たった一人 逆さまな様は
見ず知らずの者から見れば 滑稽であります

この視線で眺めれば
ぞんざいな気の流れが
清浄な気の流れに見 ....
何が詩なのかわからない

リズムか テーマか

メッセージか

愛か 平和か ロマンスか 堕落か

時が満ちたらわかるのか

わからないさ

雲のことなど

人のことなの ....
ズバズバと

生きたいんですが

上手くいかないんです

バサバサと

切っていけたら

楽でしょうね



まー

それできない俺も好きなんですが
 ....
力強い声で
新しい船に乗れ!と
子供達を 叱咤激励する
父ちゃんの姿が有った

一瞬 時を忘れて
見入った TVドラマ

もう 数年
もしかしたら 数十年前の?
若かりし 俳優 女 ....
世の中はヨーイドン
クラウチングスタート、で
ピストルを待つの


ぬかるみに膝を付いて
やっと立ってる右足が、
世界とのバランスを崩す
宗教戦争の外、に出る

 ....
晩から降り始めた雨も
今朝はすっかり上がり
空は青いスカーフ
ところどころ浮ぶ雲が
銀色に輝くペンダント

よそいきの装いのなか
からすが一羽
北へ向かって
真っ直ぐに飛んでゆく
 ....
両手いっぱいに広がって

宙を描いているひかりのすむ家

くるくるまわるものだとか

静かに揺れる物だとか

激しく飛び出すものだとかが

集まる場所


ここにキミの想いも ....
頑固のかたまりが
意に反して崩れていく
駆け出した午後七時


目の前にいるのに届かなかった
臆病の時間
アルコールにばかり手が伸びて


消えていく炭酸が
僕らの距離を近づけて ....
君はいつも洗い立てのシャツを着て清潔で柔らかな香りを漂わせて。
君のお家が温かく幸せなことを振り撒いている。
君が僕の家に来ると僕らそれしかないから硬いベッドに眠るばかりで。
何にもない何にもな ....
頭とか口でしか

ひとの話聞いてない

祈りながら

聞いている

こちらも気持ちいい

あちらも気持ちいい

あったかくてやさしくて


変わるものと変えるもの

 ....
 

好きやってんでと、うつむくわたし

知ってたよと、うそぶくあなた

きらめくネオンの街で、さようなら、さようなら、




 
凍えるような



遅刻の崖から身を乗り出し

思う

湯たんぽこの身にくくり付け

布団の海に

身投げしたい
誰かがここで何かを話しかけている、だが俺はそれをはっきりと聞きとることが出来ない、俺の神経は摩耗しきっていて、壁にかけてあるシャツが一枚ハンガーから床に落ちるだけでプツンと途切れてしまいそうだ .... 頬を撫でる男の手は熱い影でできていて
影ってゆく白い女の左頬を震えた手で包んだ
歓びのあまり震えが止まらなくなると
月の女は夜空に幾千の氷菓子を抱きかかえ
男を待ち焦がれているというのに

 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
風は吹いている千波 一也2*11/12/12 22:03
泣きそうな顔の、iPhoneを持った猿短角牛011/12/12 21:59
蠅捕り草の中にあるイチジクの断面yuugao2*11/12/12 21:42
りり4*11/12/12 20:22
脂ののった中年  唄:常時みてる[group]花形新次111/12/12 20:02
みどり811/12/12 19:50
遺伝子解読木原東子10+*11/12/12 18:53
縁側[group]草野春心11*11/12/12 17:27
気付かされたひと恋月 ぴの25*11/12/12 16:55
虹いろの彼方へアラガイs7+*11/12/12 15:20
ちょこれーとふぃろそふぃー只野亜峰311/12/12 10:16
はるかなひかり水町綜助8*11/12/12 8:41
「奥歯」アラガイs2*11/12/12 7:09
網タイツの雪おんなただのみきや7*11/12/12 1:44
中学のとき吉岡ペペロ4+*11/12/12 0:58
美しくもないなら死ねTAT1*11/12/12 0:54
十二月十二日の水[group]subaru...19*11/12/12 0:00
雲のことなど短角牛211/12/11 23:41
『切り捨てゴメン』木製金属211/12/11 23:28
新しい船藤鈴呼2*11/12/11 23:16
ワスプの庭園。うわの空。4*11/12/11 22:14
手紙佐倉 潮311/12/11 21:09
ソラみどり311/12/11 21:01
10月3日AquAri...2*11/12/11 20:55
[君は幸せ]東雲 李葉1*11/12/11 20:09
器の法則吉岡ペペロ2+11/12/11 18:57
さようなら殿上 童24*11/12/11 18:29
投身自殺ただのみきや11*11/12/11 17:21
BORN TO LOSEホロウ・シカ...6*11/12/11 15:50
白い女の頬を撫でる影マーブル4*11/12/11 13:58

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