こと葉って 薄いもんだ だれか言う
だって 葉っぱだもの と答えるだれか
葉っぱをどんなにつみあげても
きっと だれもほめてくれないよ
ぱっと吹かれて無くなっちまう
そんなかげの薄いやつ ....
思い上がりも大概にしろ
誰がおまえに会いたいなどと思うものか
おまえのことを知りたいなどと思うものか
クダラナイことを羅列して
悦に入っているおまえは
ちょっとしたピエロか
ハッキリ言 ....
団地センター街のアーケードのタバコの自販機でひと箱360¥のWESTmentholを買ったくもりがちの空の広がる朝
商店街のゴミ箱には日曜日の夜の匂いが染み付いている
コイケヤのチップスの ....
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あ、
見上げた夜空に
流れ星が落ちていく
急いで願いごとを
心に描こうとしたら
瞬く間に消えていってしまった
ああ、
なんと儚い
....
そんな、過酷な日々が2年3年と続いた。
という、簡素な説明のあとAくんが変わった。急に強く、優しく、そして女の扱いがうまくなった。
Aくんの優しさは、前よりずっと効率的で商業的に成功 ....
名前も聞けず
夜があける
わたしたち
音をなくした
風の強さで
振動する躰
響く、海原
わたし緑色
あなた薄紅色
目の前で
絶望が呼んでる
花弁、ふわり
昔のことを思い出しました。
祖母の家の冷たい部屋の片隅で母のお古の絵本を読んでいました。
弟はまだいなかった頃のように思います。
大人たちの愛情は私にだけ注がれていたはずでしたが私はいつも一 ....
睦月
仲むつまじく
如月
心の不如意
弥生
ヤみヨるイきる
卯月
卯の花ぐもり
皐月
さみだれ誰の涙か
水無月
天には水無くなる
文月
....
いつかうみに流れつく
地下水を求める根のよう
暗闇の先に
冷たい潤いを求めても
指先、未完成のまま
そらに手を伸ばす枝
遠いひかりをからめて(雲に内緒で)
無性に全部、欠けてしまったら
....
街角で
僕は
釣りをしている
信用金庫と新聞屋とコーヒースタンドの並ぶ角で
きみは
なにか
硬そうなものを抱いて
立っている
そのうち雨が
降るかもしれない
この爪を折っても
しぶとく生えてくる
この爪を折っても
歳を取れば 記憶は遥か彼方
この爪に火を点せば
僅かながら この灯りで
道に迷うこともないと口にすれば
痩せ我慢だと隣人は ....
ふりつもったばかりの
しろいゆきをほると
くろいつちがでてきた
そのつちをほると
こんどは
しろいほねがでてきた
しろいほねをほると
またくろいつちが
しろいほねが ....
しんだらいけないんではなくて
しぬのはこわい
しぬ前のぐだぐだした時間がこわい
しんでやるって思うときはキモチよくて
どうでもいいって口にだせば洗い流せる
君が苦しそうな顔をして
あた ....
さぁ憂鬱よ
私の無意味な情熱を
無に還してしまえ
さぁ無関心よ
私のお節介を
有限にしてしまえ
さぁ流るる時間よ
未熟な私を
頭でっかちな老人にしてしまえ
さぁ服従心よ
....
からだにいーものも
ずっとそればっかじゃおかしくなっちゃう
例えばビタミンだってそう
おいしい水だってそう
いつもにこにこ笑ってるのは
世界のすべてが毒に見えるから
箱の中身は ....
おぉい
君は何で死んじゃったのさ
ひとことじゃ言えない
そりゃそうだろうけど
そこんところをあえて
ふん
この世のシステムに合わなかったのよ
例えばどんな
そう ....
フレデリック・ゾマーの
あまり質のよくないコピーと
「時計仕掛けのオレンジ」の
アレックスのニタリ笑い
きみの部屋に語るものがあるとすれば
きっとそれぐらいなものだ ....
今日もいつも通り
なにか新しいことがあるかって
そういってあたりをみまわしている
今日もいつも通り
ずっと泣いていたんだ
でも
涙なんてでるはずもなく
そうしていつものように
ただ ....
闇夜のいろの登山服で
にびいろの舗道に落としてゆく
カルマの手形と
リグレットの足跡を
路面のくぼみはなにを呟いているの ....
る
る
類似の
事象
明け方の
あけに染まる
山の
頂き
る
る
類似の事象
彼は
いつから
ここにいる
のだ
る
る
涙腺
緩んできて
もう
どうにも ....
Ω(モノクローム)
「女の子たちが黒い小さな立方体をその体の節々に取り付けだしたのは
ちょうどセンター・タンにおれがピアスを明けた四日後だ
新しく痛んだ傷がチョコレートのように化膿して ....
受身はつらいよ
君たちは指示を待っているだけだと言われるけれど
自分のしたいことなどできないほどに
外側から押しつけられた
やらなければならいことに晒されてきた
学校の宿題をしましょう
....
夏休みの特別登校日をちゃんと聞いて帰らないような子供だった
虚弱体質で、勉強もできなかったが、不思議と理科だけは、とても好きだった
夏休み、何をするでもなく
ふらっと魚釣りに出かけては、昼寝 ....
小学校、これほど長い共同生活のなかで
子供達の声は聞こえるのだが、みえないことも多い
笑い顔は、困り顔、へんな顔、目立ちたいヤツの顔にかくれている
日々は、楽しいことと同じくらい
つまんな ....
私は力まない
私は何かを失わない
私は息詰まらない
まず、大きめの手のひらに、しっかりと握れるくらいの掌の丸く平べったい石を捜す。
水切りは静かな水面が広がるところがよい
たいていそ ....
怖い夢から目を覚まして
私たちは古い座敷に
手紙を持ち寄っていった
食事の支度をしたり
庭の草むしりをしたり
そうやって日々を過ごすことが
供養になればいいと
言葉少なに話した
遠くで ....
今日こそ本当に大切なこと
教えて欲しかったけど
時間切れ
君はもういない
生き続けることが救いなのか
死ぬことが救いなのか
時々解らなくなるよ
ねえ答えてよ
君ならこの方程式を解け ....
詩は素
素敵と言わせたくて
素っ気ない素振りで
言葉をまさぐる
詩は素
素直じゃないから
素知らぬ素振りで
言葉をこねくる
詩は素
素顔に辿り着けない ....
111218
背
後
霊
を
信じるーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーー ....
蜜を垂らしたグレンチェックの太股に群がるメタルボディの虫たちは「Ψ」の甲殻に暗い愛を孕んで、野蛮な大顎にまだ温みのあるバニラの薫る【Eggnog】を零したモザイク画の尖塔を咥え、スミレ色の格子のある柄 ....
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