ウシとウマが
うつ伏せになって
ウサギを見ている、そんな
現という名の
美しくない嘘
右折すると
海が広がっている
うまくいかない遊びみたいに
浮き輪が浮かんでいる
 
 ....
午後4時半
早くも暮れ始め
街を彩っていた紅葉がぼやけてきた
しかし 信号の赤が取って代わって鮮やかだ

もうすぐ冬至
一番 昼が短くなる
西の空を見るともの悲しくなる
しかし この日 ....
冬は寒い
冬は日が短く、夜が長い
どこに冬がいますか
私のベランダに冬がいます
部屋の中に冬はいますか
私の部屋に冬はいません
なぜいないのですか
冬は暖房器具に弱いからです

冬の ....
【わいぱあ】を
最速にしても
効かない
激しい雨が
フロントガラスをたたいていく

きっとこんな風に
前後不覚になるほど
ぐちゃぐちゃに
泣ける人は
幸せなんだろうなあ

思い ....
drumの最後の一撃が吸い込まれてゆく夜明けに

トラックを転がしている

この時間の国道は意外に詩的だ


ベックのクールミントな響きにふさわしいあさだ

世界はguitarの一弦 ....
穏やかな音楽が聞こえる
創造の逢い引き
あなたは梅の香り

土曜の通勤電車
吊革にいにしえの歌をぶら下げる
待ちわびる歌が揺れ
誰もが輪を外さない

子どもの在り方 ....
朝の光が 羊毛の絨毯の上にうずくまっている
まるで まぶしい水たまりのように
君は 寝癖だらけの髪のまま
そこに まだ生まれ落ちる前の 思い出を探している

揺れるレースのカーテン 風は優し ....
この口は 冗談が言えない
石切り場のように 殺伐としていて

この目は 花を愛でない
照準器のように ただ狙いをつけて

この指は 傷を縫わない
ナイフのように 切り裂くだけで

お ....
掴もうとする指と
突き放そうとする腕は
どちらが速い?

駆け出そうとするつま先と
立ち止まろうとする踵は?

ねえ、教えてよ
みんなものごとの始め方ばかり
教えようとするんだ

 ....
君の恋人として過ごした22日間

君と出会う前の退屈な16年間

16年という長い闇から君は私を見つけだした

たった22日が私をどんなに強くして、どんなに弱くしたのか…

長 ....
トゲは深くて
抜けそうにないから
指で えいやって
押し込んでしまうの

あたしの奥へ
はいったトゲは
いつか命の元になるんです

傷つけ
傷ついて
でも案外ヒトって平気なんです ....
顔面の二割も記せはしないマナコ。
糸で宙吊り、糸吐きエンジェル。

天に向かったはずなのに
海に夢中な鼠が一匹。

凸が
いつかの哺乳ビンの口だとしたら

凹は
海鼠の口とでも言う ....
意外な早さで唐突に、その日が来
実にあっさりとその死去が伝えられ
ほんの数日前に安否を取り沙汰されていた、あのおばさんアナが
黒いチマチョゴリで元気な姿の、沈痛な面持ちに小声で
哀悼のニュース ....
文庫に救われて











どうにか今も生きている












河童
変身
世界の終わり ....
アイビーが空間を探っている
感覚だけをたよりに 
つかまえて 己のからだを寄り添わせ
まだ見ぬかたちを具現しようと
精一杯手を伸ばし
探している

探している わたしも
この感覚だけを ....
いつだって味方でいてくれて
泣きたいときに胸をかしてくれて
頑張ったねって褒めてくれて


あたしは君が好きで
君はあたしを愛している


「君は幸せになりたいっていつも言うけど
 ....
言葉はしめっていたがよく燃えた
ガス・スタンドの男と
寝てきたせいだろうか
無理に考えて
こたえをだすけど
それ大抵はマチガッテル
それはアッテル

無理にいそいで
もどろうとするけど
それいつでももう遅い
それもアッテル

悲しい時間は
すぐ思い出すの ....
目を閉じてはならぬ

悲しみも喜びもここに在るのだから

目を閉じてはならぬ

歩くべき道がそこに在るのだから
誰もが幸せであることを望み
それに見合うだけの不幸せを我が身に背負う

故に生きることは辛く

苦しい




ふと目覚めれば凜として未明の寒さ厳しく
曖昧では済まされないこと ....
{引用= 「いくつかの骨」

  お前の
  すべすべした手の甲の
  化膿した傷口から
  いくつかの助詞が突き出ている
  それは月夜の骨のように
  生々しくも無機質だ
 ....
ぞうのとなりで
きりんのあかちゃんが産まれる

月夜、月夜
メーテルになりたかった

冷凍庫から
いちじくを出して
季節のなごりを食んでいる

月夜、月夜
だれかの
アイロ ....
星型の貝殻
君は 知ってるかい

会いたい人に
もう 会えない人とも
囁き会える
魔法の 貝殻なんだって

その ★の先を
そっと 耳に 当てて
目を閉じた瞬間に

波の音と
 ....
散らかった川を横目に

私は今日も生きています。



ビニールやタイヤの花が咲き

ゴミにまみれたおっきな川を

眺めるじじぃの顔が淋しかった。



少しだけ父 ....
こと葉って 薄いもんだ だれか言う 
だって 葉っぱだもの と答えるだれか
葉っぱをどんなにつみあげても
きっと だれもほめてくれないよ
ぱっと吹かれて無くなっちまう
 そんなかげの薄いやつ ....
思い上がりも大概にしろ

誰がおまえに会いたいなどと思うものか
おまえのことを知りたいなどと思うものか
クダラナイことを羅列して
悦に入っているおまえは
ちょっとしたピエロか
ハッキリ言 ....
団地センター街のアーケードのタバコの自販機でひと箱360¥のWESTmentholを買ったくもりがちの空の広がる朝

商店街のゴミ箱には日曜日の夜の匂いが染み付いている

コイケヤのチップスの ....
{画像=120510131253.jpg}

あ、
見上げた夜空に
流れ星が落ちていく
急いで願いごとを
心に描こうとしたら
瞬く間に消えていってしまった

ああ、
なんと儚い
 ....
 そんな、過酷な日々が2年3年と続いた。

 という、簡素な説明のあとAくんが変わった。急に強く、優しく、そして女の扱いがうまくなった。

 Aくんの優しさは、前よりずっと効率的で商業的に成功 ....
名前も聞けず
夜があける
わたしたち
音をなくした
風の強さで
振動する躰
響く、海原
わたし緑色
あなた薄紅色
目の前で
絶望が呼んでる
花弁、ふわり
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
うつつたもつ311/12/20 18:49
冬至たにい011/12/20 16:49
いぬぐす4*11/12/20 10:17
わいぱあそらの珊瑚4*11/12/20 8:40
ZipRock梅昆布茶511/12/20 7:50
ラブレターたちばなまこ...13*11/12/20 7:14
羊毛の絨毯まーつん6*11/12/20 3:10
安宿311/12/20 1:44
ハロー・グッバイマチムラ2*11/12/20 0:17
22日と16年ジュリエット0*11/12/20 0:16
内側のトゲ朧月311/12/19 23:14
萎縮してゆくマ(な)ナ(ま)コ(こ)yuugao2*11/12/19 23:14
12月19日salco2*11/12/19 23:11
文庫に救われてTAT1+*11/12/19 23:00
感覚遊泳ただのみきや7*11/12/19 22:47
吐露AquAri...111/12/19 22:46
オイルはるな611/12/19 22:15
えらいえらい朧月111/12/19 21:51
存在の果てに文字綴り屋 ...0*11/12/19 21:09
春を待つひと恋月 ぴの2811/12/19 19:09
言葉へのコラージュ[group]草野春心5*11/12/19 17:55
月夜はるな511/12/19 16:12
星型の貝殻藤鈴呼3*11/12/19 14:41
泣くな511/12/19 11:28
生きるって……とある蛙10*11/12/19 10:30
思い上がり花形新次111/12/19 8:29
迷宮の風景梅昆布茶611/12/19 8:15
【 流れ星 】泡沫恋歌14*11/12/19 7:32
AくんOhatu011/12/19 7:25
桜宮1+11/12/19 7:13

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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