夜の通勤急行列車

ゆっくりだんだん蛇行しながら

「プシュー」と

最後に息を吐き出して一時停車

車掌さんのクネル声でどうやら信号待ち

皆も疲れて

「プシュー」と

 ....
まくらもとに
バケツリレーがきていた

かじは
ここですかと

わたしはねぼけて
くびをふった

それからあさまで
じゅくすいした

さくばんきんじょで
かじ ....
幾とせ過ぎたか
このひと世

移ろう空気に
まかせる身



真夜中闇に
包まれて

白昼は日の
光浴び



宙の広がり
定まることなく

時の流れ
留ま ....
発情スイッチ
午前二時

インもアウトも
無造作に

妄想奇しくも
花開き

癇癪玉が
割れました


誰か食らってくだしゃんせ
骨までしゃぶってくだしゃんせ
こんな女で ....
ねえ、知ってる

ラスカルから
歌を奪うと
髑髏になるのよ

スカルラスカルラ
ロッテルダム

意味など無いよ
座興だよ


ただただ思いつくままに
ホロホロ指を動かして
 ....
目を瞑っても嫌な事はそこに在る
目を瞑っても轟音からは逃れられぬように
耳を塞いでも恐ろしい事は起こっている
耳を塞いでも嗅覚は異臭をとらえるように
鼻をつまんでも根本事由はごまかせない
鼻 ....
月光をグラスに落として
バーボンを注ぐ
舌の上に
冷たく燃える
冬の夜のエッセンス

庭先で
君の幻と踊る
その虚ろで
優しさに満ちた微笑み
白いガウンの下で
その身体は
磨り ....
泳げなかった
けれども
病院の先輩に誘われ
三人で行った

一頻、海に入ったりした後
浜辺で各々、勝手に休んでいたら
浜辺が騒がしくざわついている

海で溺れた人が出たのだ

状 ....
母の愛
懐かしい恋人
僕自身

僕の血がかよっていたはずの手袋が無くなって
とてもココロと懐が寒くなってでもね

怜ちゃんとドライブに行くの
羨ましいでしょう
あのうれない詩人の土屋 ....
{引用=
とりなさい。
する場合を除く。)
泡立ちが
いくつもの水脈のこじれに
目視し、小刻みに糸は
及ぼす事があるという
範囲を侵す事が
という。あなたの所有する空

専用部であ ....
本当は時間がないなんて嘘なんです。ごめんなさい。謝っても謝りきれない君に告げなきゃならない、潮時ってやつが鉄筋コンクリートで積み木した私たちの街にも訪れたのです。ほんとかな?君は今、洋モクを消し潰 .... とおく どこからか 風のなきごえがきこえる
今日 ぼくらの小さな家で 象が 溺れそうに
泳いでいる

厳寒の朝だ。

ぼくらは
今日も
すべてのオムツを
捨てた。

氷結する
 ....
「あなたのアイデンティティはどこにありますか?」

という、
質問というか、アンケートの結果が、
ネットに出ていたのを、
こないだ見たら、
「国家」だとか、
「会社」とか「大学」とか ....
正方形の朝から
君の足の親指の
かたちを思って
ぬるい箸を
握り締めてる
鳥のゆく先
瞳でなぞり
テーブルクロスは
からからに乾き
窓から入る朝露に
小さくすんと鼻が鳴る
じゅうじか?
ううん
かざぐるま?
ううん
なにかのかざり?
ううん
なに?
しゅりけん


チラシを細く丸めた棒を二つ
十字形に組み合わせて
セロテープでぐるぐる巻いてあ ....
うつせみ、と読むんだ、と知ったキッカケは
やっぱり そうちゃんだったような 気がする

解説を読んでいても
何だか 虚脱感に 覆われそうな イメージだった

何処か 楽しく 思えたのは
 ....
繊細という名の

プラスチック爆弾

言葉が揺曳する中、俺は

「左」を確かに失った

ハンターハンターのゴンが右手パンチ?

「それ」は未だ諧謔の極みと

評論家連中がニヤニ ....
森の中を一匹の孤独なスイミー達が

泳いでいく

「左」は失われたものの象徴

「俺」は壊れたかめ壷を象徴するに・・・足る

光速はいつも無限より彼方で

器楽器は

お前たち ....
「気圧に狂わされた卵紳士」

ガラス瓶の口は、水あめマジック
尽きない夢(幻)を見続ける。

「復元に隠される、捻じ曲げられた卵の記憶」

意思疎通が造り上げる理想郷の中で
作法の術を ....
君はそのうち泣くだろう
こらえ切れずに泣くだろう
来る日も来る日も不運か押し寄せ
対処しきれず泣くだろう

かまえても企んでも
不幸はどこからかやってくる
藪から棒に顔を出す
君の死角 ....
(さ) さよならを

(し) 知ったのは

(す) 全てが終わって

(せ) 刹那の色に

(そ) 染まった頃でした。
(か) 籠の中の鳥と

(き) 気狂いピエロは

(く) 腐り果てた

(け) 倦怠感の中

(こ) 孤独に散ってゆきます。
(あ) あれがいのちの灯。

(い) 幾重にも重なって

(う) 嘘偽りのない

(え) 永遠の祈りは

(お) 終わりなき旅のようです。
私をつくる細胞がいっぱいあって
皆があーだ、こーだ言っている。
それぞれに絵を描かせて見てみると
時間が経つのも忘れてしまった。

次の日、もう一度その絵を見たら
何言いたいのかわからない ....
濡れたスリッパをベランダに干しておいたら
一匹のアシナガバチがとまっていた。
花の蜜を吸うように
命の水を飲み干すように
へばりついていた。
瞬時に、夏の大発生を思い出し、
    子ども ....
ごめんね、チンペイくん
(・・・・・・・)
わたし、チンペイくんのこと傷つけちゃったね
(・・・・・・・)
怒ってる?
(・・・・・・・)
やっぱり、怒ってるんだ・・・
(・・・・・・・ ....
父が撮ってきた家族の写真は
いつも後ろから
母がいつも文句を言っていた
どうして正面から
皆の笑顔を撮らないのかと
でもそんな文句を言う母の顔が
妙にうれしそうなのが
いつも不思議だった ....
何かが近づいている
私の背中の遥か後方から

何かが起こっている
あなたの視界の外で

何かが忍び足でやってくる
彼の見えない方向から

何かが産まれようとしている
彼女の盲点とな ....
  橋の下の叢に
  ひっそりと落ちていた
  真珠色の受話器と
  捩れてしまった一本のコード
  その先は川に入っていて
  その更に先は
  わからない
  暮れ時、水面に ....
子供の頃
古めかしい三面鏡が
部屋の隅にありました

木目模様の板に貼られた
三枚の鏡はそれぞれに
蝶番によってつながっていて可動式でした

普段は折りたたまれているのだけれど
ぱた ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
夜の通勤急行列車灰泥軽茶8*12/2/4 1:42
バケツリレー小川 葉312/2/4 0:24
遠い日シホ.N312/2/4 0:23
_faik13*12/2/4 0:21
スカルラ4*12/2/4 0:10
salco19*12/2/4 0:07
月光をグラスに落としてまーつん5*12/2/3 23:05
石狩海岸の海水浴場の思い出板谷みきょう3*12/2/3 22:46
忘れ物梅昆布茶7*12/2/3 22:27
設問佐藤真夏2*12/2/3 22:14
習作ズー1*12/2/3 21:47
一日の終わりの向日葵草野大悟3*12/2/3 21:24
ロックンロールはだいろ212/2/3 21:22
正方形の朝から日野1*12/2/3 20:34
しゅりけん壮佑23*12/2/3 20:33
うつせみ藤鈴呼1*12/2/3 20:12
真実の塔yamada...012/2/3 19:32
012/2/3 19:20
淡白質の口先yuugao212/2/3 19:04
君は浩一212/2/3 17:38
さしすせそ作文。永乃ゆち2+*12/2/3 16:23
かきくけこ作文。1*12/2/3 16:21
あいうえお作文。1*12/2/3 16:17
私細胞共和国くさいきれ212/2/3 16:07
アシナガバチ212/2/3 15:41
ごめんね、チンペイくん花形新次2*12/2/3 14:50
父の撮る写真相差 遠波10*12/2/3 14:29
何かがHAL212/2/3 11:18
受話器草野春心612/2/3 9:41
三面鏡そらの珊瑚10+*12/2/3 9:40

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