{引用=存在を排斥しようと努める否定性も、存在を排斥した途端、存在のうちに没してしまう。空虚がうがたれるや否や、il y aの無言の呟き、あるの匿名の呟きがこの空虚を塞ぐ。喩えて言うなら、たったいま死 ....
雪山の上の神殿に行きなさいと言われて
どこにもそれらしい道がないので
ジャンプしながら崖を登った
急に音楽が変わって空気(パッド)が振動する
黒いドラゴンが空を旋回してる
とてもとても敵いそ ....
まだテラフォーミングされてないからと
きみは海の上を歩いていた
寒い冬だったので僕はコートの前を合わせながら
狭い足場に立っていた
波に揺られてすこしずつ離れていくきみの
髪は前よりずっ ....
鉛筆で駅舎の絵を描く
沿線にある家の
縁側に弱い陽が差して
映画館の片隅では
液体をこぼした子どもが
延々と泣き続けている
エンドロールが流れ始め
遠近法で描かれた ....
「さて、問題です。」
「はい。」
「この世でいちばん大切なものは?」
「...チョコレイト!」
「正解。」
生物学的にあなたが
好きだ
指でしっかりとなぞって
あたしのスケッチブックに
デッサンしたい
異性として
あなたが好きだ
相性が合うのか
確かめてみたい
手を絡め
....
愛憎ちゃうから
愛だけやから
裏表ちゃうから
表だけやから
ほんまやからな
冬至の朝の日の出を待つ
なんでこんなに暗いのだ
幾時間かが経ちまして
冬 ....
うつむきかけた
あなたの頭から
静かにズラが外れ
ハゲる
ハゲる
一歩手前で
あなたは何をするべきだったのだろう
あまりの多さに戸惑うように
ポコチンの周囲のように
生え ....
おい おまえ
死にたくても
死のうとすると気持ちとは裏腹に身体は必死にもがく
「生きたい」っていう、動物の本能には最期まで勝てないんだ
身体が生きようとしてる
なぁ おまえ
生きてく理由なんて
そ ....
海が泳いでいく
そんな夢を見て目を覚ました
真夜中 真っ暗闇
何も見えないから
この部屋がどこまでも
広がっているような気がする
世界がもっともっと広がれば
僕らは淋しさなんて感じない ....
鯉することに疲れたみたい
洗いにされたわけじゃない(錦鯉だからね・・・・)
池の水は濁っているわ
みんな酸欠、口パク状態よ
きっと、あなたは
「あれ、人面魚っぼくね?」と、笑い飛ばすに違 ....
特別切れなくてもいいんです
まあまあ切れればいいんです
私にとっての
刃物なんてそんなもんです
特別上等でなくてもいいんです
そこそこ切れればいいんです
それで
用は足りるのですから
....
ひとなみのなかにまぎれて君は息をしている
不毛に時々は悩みながら歌をうたうのだね
小さな偽善の積み重ねが君の鎧
教会の鐘がなっているこの世界で
盲目のままで生きてゆく
....
順序良く 手際よく 例えば 死んでいても構わなかったり 例えば死ぬ直前が一番良かったり どうもこうも なんでこうなったか 自分でも理解できないのだけれども これが自分なわけだから 仕方ないんだと思う ....
月の見えない
そんな夜
いろんな気持ちがあり過ぎて
ひとのキズつく
夜がある
ひとりぼっちの
音のなか
いろんな気持ちがあり過ぎて
月の見えない ....
この不快感を忘れない
きみのことは忘れても
この不快感は忘れない
どうされたら傷つくのかを
教えられたことは忘れない
つめたい命とは関わらない
そう誓ったことは ....
三日月に 梯子をかけて
一緒に 昇っていきましょう
僕の秘蔵のワインボトル マントの裏に忍ばせて
風にあおられるトンガリ帽子を 飛ばされぬようおさえながら
夜遊び仲間の君の肩 しゃべる ....
寒い日
白い息がふわりと空へ飛び立つ
大好きな歌を聞きながら
自転車をこぐ
流れるメロディー
歌詞に出てくる「君」に
あなたを重ね合わせて
きゅんとし ....
月の出る夜
遠吠えのような声で
なく私
もしもこの恋に
色があるとしたら
紫
片思い
モンテカルロの確率で
恋は成就する
訳わかんない
夢は夢
現実は現実
夢は醒め ....
悪人だけど
よくかんがえると
くちびるのいろが
むらさきだったり
するし
かわいい
めが
ほそかったり
マスクを
つけていたり
ハンバーガーを
男と食べていたりするし
こわがりさんに教えてあげよう
どんなに強く引っぱったって
うさぎの耳は取れたりしない
お星が空からこぼれぬように
ビニルのかばんにボートを入れて
雲母の国まで遊びに行こう
あんまり笑い ....
ページは真っ白なのに
あたしは自由じゃない
ぎゅって押しつけて
あたしの型をとって
転がっても転がってもなににも
ぶつからない面積が
自由と呼ぶならそれは
孤独の別名だね
赤ん ....
口語文学
坪内ショーヨー
ポーション
サンダガ
イオナズン
屍姦
ダビドフ
ベルゼブブ
....
それぞれに様々な「ことば」が書かれた無数の箱の前で男は沈思する 名詞 熟語 接続詞 形容詞…吟味に吟味を重ねた末 男は箱を積み上げて建物を建て始める
実存の子 ....
あんまり寒くて
鼻水が出た
そんな時
あなたが好きだと
ふと気付く
この抑え切れない気持ちを恋と呼ぶなら
僕は恋に落ちたのだろう
この溢れ出る気持ちを恋と名づけるなら
僕は恋に落ちたのだろう
君に触れたいという感覚を恋と呼ぶなら
....
ボクが好きなのはキミ
キミが誰を好きでも
キミがボクを嫌っていても
キミが誰かのものでも
ゆるぎない真実
ボクが好きなのはキミ
よぼよぼになっても
二度と会えないくらい遠 ....
太陽が違うぐるりを回って
ぼくのところへ戻って来る
おはよう
気持ちはおんなじまんまです
月が違うぐるりを照らして
その影の影が光っています
おやすみ
気持ち ....
咲き方がわからなかったので
見渡そうと思った
女はホースで庭に水をまく
小さく集まった緑色はより濃厚になり
葉の先からぽたりと落ちる
はねっかえるのは強すぎる太陽
夏だ。
....
ね・・、きれいでしょう・・・。
踊り子は楽屋のソファに胡坐をかくように両膝をたてて
物憂い女陰をひろげて見せた
ラッパのふくちゃんは太鼓腹をきゅうくつそうに折りた
たんでひたいに汗を滲 ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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