病気だと言われてもかまわない
今日もどこかで、砕け散るような
願いごとの音がする
片隅
馬小屋で仔馬が生まれるように
誰が生まれたかは知らないけれど
知らない誰かを祝うくらい
やさしさが ....
きみの知らないところでちいさな騒ぎを起こして死んでしまいたい
ゆき違いの姉妹がこころを遠くさせてゆくように滅びてしまいたい
水っぽい埃の匂い
午後のアンニュイ
人肌なんて恋しくなかった ....
あなたは結局 自分しか愛せない人なのよ
最初は腹が立った
あなたは 自分の大好きな自分を褒めてくれる人を好きなだけ
妙に説得されてしまった
可哀想な人ね
混乱した
  ....
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あたいたちの
時間は
人間なんかのそれより
短い
というより、速い
命短し恋せよ乙女なんて
悠長に歌なぞうたってたら
あっというまに
....
言おうとして
言えなかった言葉が
胃の腑のあたりにつかえて
地面が急に
ちかくなる夕べ
水中でもがくみたいに
思いのやり場が
どこにもない
ただただ凄い西日に照らされ
きみの猿のよう ....
隣の家に住んでいる女の子は
赤服の不法侵入者を待ち望み
縮た髪にまだ残る香りと共に
やさしく冷えたベットに潜り
窓の外で手を振る電飾を眺め
無防備な空想を並べた時間を
....
感覚に針が突き刺さって抜けなくなる。
白目の中を虫が這いまわる。
世界はぼんやりとした雪に覆われて
鋭敏になった知性だけが光り続ける
欲求の塊。
わたしは心臓を引き抜いてメンテナンス
....
私であることから、
すべてが遠ざかっていくとき、
私はいつも見ている、
この無関心な人々の向こうに立ち、
そのまま私は立ちつくし、
街を見下ろすことだろう、
文化の失われたかのような、 ....
貴方の柘榴の一粒は私の愛した貴方の素顔
貴方の柘榴の一粒は彼の愛した貴方の素顔
貴方の柘榴の一粒は無残に地面に転げ落ち
まるで散り行く枯葉のように
綺麗な花を咲かせるでしょう
ジーザス クライストが産まれた時真っ暗な夜空をオリハルコンの剣を握った少年達を乗せた銀の流星群が飛び交っていた
一つの星がベツレヘムに降り  乗り手の少年はマリアの子宮に潜り込んだ
....
僕には君が何を考えているのかわからないよ
こんなに好きなのにね
君を本当に好きなこの気持ちを今さらどうやって伝えようか
きっと君にはわかってるんでしょ
だから僕の呼び掛 ....
こんなにも豆電球が
ちかちか輝いているだけなのに
なぜこんなにも嬉しい気分なのだろう
そんなに嬉しい記憶なんかはないはずなのに
皆の気持ちがところどころで
ハレーションを ....
そと は
つめたくよどみ
暗い
十一時十五分
ガラスのくもりを 手で拭う
駐車場で
内側から
外側の色彩はさびしい
点滅する蛍光灯
ペンキの剥げた看板『 ....
メリークリスマスって
十回言って
メリークリ ....
チャングンソクや思たら
ラルクアンシエルやった
なんや
この地獄から降りて来たような歌い方は
メリークリスマスやで
みんなでイエス様の誕生よろこんでんねん
おれ死に ....
何かをしようと思うのですが何をしていいのか解らず
家に一人でじっとしているのも寂しいものですから
出来るだけ服を着込んで嵐の様な風の夜に
月を見に出かける事にしたのです
月には雲がかかった ....
ねえ、見て
直方体が焼けているわ
彼女は楽しそうにそう言い
赤々と輝くオフィス・ビルを
親指と小指に挟み
水槽に
落とす
....
紅蓮の海に
一匹の竜が住んでいる
夜毎、私達の世を呪って
鳴き声を上げている
その声を聴き取れるのは私一人
と、するとその竜は存在しないということになるのだろうか?
....
デートに行くというのは
なんか
おとこと手をつないだり
くちびるをくっつけたり
まさぐったり
してるだけで
ほんしつてきないみで
てがとどかないそんざいになった
わけではないと
おも ....
母は私のものをみる癖があった
ハガキであれ手紙であれ
手帳であれそれは母が読んでいた
それなのに私はそのことになんら
警戒も注意もしなかった
今私がこうして
詩のような綴りを
だれで ....
やっぱり、藁編みの入れ物で正解でした。
ええ、これならまだ空きにも余裕がありますし
それより何より、軽くて助かります。
同感です。
今日は陽気が良すぎるくらいでしょう。
だから、喉が ....
あの日、かれらはこの線路のうえを
電車に乗って去っていった
あの日から線路は
瓦礫におおわれ、寸断したまま
川をわたった橋梁はながされ、レールは宙にういてねじ曲がり
枕木はあとかたもなくきえ ....
静かな中庭を抜け
渡り廊下を抜け
聞こえてくる
美しい不協和音。
僕が、その音に
聞き惚れている隙に
強い風にめくられる
教科書のページ
真っ白のカーテン
....
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww ....
生き物はとってもお日様が好き
自分の気分に忠実な猫達は目を細めて日向ぼっこしてるし 樹木は少しでも余計に陽を浴びようと空に手を伸ばす
陽が暮れると淋しくなるのはみんな同じ  ....
白い粉雪が下りてきて
語りかける君からの言づけ
星の数より多くて
願い星が一瞬瞬いたのさえ
逃してしまった
君はいつも大事な事を
僕には伝えない
笑ってごまかして
掌の温もりだ ....
顔をあげてごらん
世界には君を応援してくれるものがたくさんあるよ
降り注ぐ太陽
優しくなぞる風
暖かい土
恵みの雨
君が悲観するほどこの世界は悲惨じゃない
孤 ....
だから嫌いだよ
こんな日に外出るの
ビニール傘持ってさ
あてもなく街を彷徨ってさ
温かそうなソックスが売っていたから一足買っちゃったよ
街を行く人々はせわしなく歩いてる
....
守ることさえ
危ういわたしが
余命10年のあなたを守ることが
果たしてできるだろうか
飽きるまで
厭になるまで寄り添って
そしてさよなら
あなたはこの世からさ ....
クリスマスイブを
目前に控えた
金曜の夜…
荒川の河川敷に
腰を降ろし
景色を眺めた。
水面に映る夜景
点灯されたスカイツリーが
とても美しい
寒いのは苦手だが
冬の夜は好きな ....
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