アマゾンの絞殺し屋といえば
大蛇アナコンダを思い浮かべるかもしれないが
本当はもっとすごいやつがいる
アマゾンのイチジク
それはジャングルの生態系を支える基幹植物のひとつ
細く弱々しい姿で巨 ....
のぼってゆく坂の上の青い天にもし一朶の白い雲がかがやいているとすれば
近代日本の夜明けを描いた作品のあとがきとして書かれたこの詩をわたしは好まない
坂という使いふるされたイメージとひか ....
新しい朝が来るまでは
楽しい話をしよう
まだ吹いてる風
苦難
君の街に辿り着くまで
浅ましいだなんて
言えなかった(誰に?)
傘に隠れたフリだけ
癒えなかった(何で?)
....
メールが
かえってこなくて
きらわれて
いると
わかって
もう
にどと
てを
にぎったり
できないのと
わらっても
わらいかけても
くれないと
わかったとして
それは
き ....
夜にざわめく
海原にちいさな風
ひかりを求めて
さかなたちが踊る
爪月のほとりに
熱がつづく
眠りを急いて
夢を強いて
はこばれるすべて
行き来する波
呼吸のやりとり
は ....
雨がやみ
雪になり
枝から径へ
つづく足跡
縄をちぎり
空は帰る
縄は燃える
蒼く 燃える
雪のむこうに
海があり
さまざまな色の火が
流れゆく
....
これから人生を刻むモノ
蒼く澄んですがすがしく存在する
そして世界は君らのものさ
ためらいもなく廻して欲しいのだ
世界を宇宙を
1歳だよね
瞳輝いているね
....
いち日に三人とシーツをみだし
またそのたびちがう人を思いうかべ
いったい
こんな液体の行き交いが
なにを意味しているのだろうと
かんがえてみてもわからない
わたしのあしゆびは冷えきって ....
目が痛い
目が痛い
泳いだあとで
目が痛い
見たものは
忘れてきた
脱いだ服は捨ててきた
欲しいものは
手に入れてきた
でも
目が痛い
水を飲んでも
まだ
痛い
....
お前が純粋な魂を持って
この世を渡った事は誰もが知っている
だが余人達はそう受け取らぬ
彼らはその汚れを正当化するために
魂の純粋無垢を信じぬのだ
・・・お前が純粋な魂を ....
暗闇の中
無限に続いている動く歩道がある
歩道だけが薄く 薄く照らされている
右、暗闇
左、暗闇
時折 巨木や巨石が
左右に生えては消える
時折 川面や海原が
左右に流 ....
心臓が止まったら
私は死んでしまうらしい
動けと思わなくても動くけど
止まるなと思っても止まる時は止まる
私は心臓をコントロールできない
心臓は身体の核
過剰に動くと辛そうに血を送る
....
あれは、夢か現か幻か。
風が強いあの日。
いつもと同じように帰るぼくのイアフォン越しに、
低く掠れた、重低音。
大人の男の声で何かを啜り、飲み込む音を聞いた。
何事かと周りを ....
窓を開け放つと風が発泡する
それも少し前の記憶
目が覚めている領域に
睡魔は
棲みつく
眠ればこっちのものだ
ヒトの器を残して
記憶は更新され
忘れがたきモノ
は
核廃 ....
「時」のしもべは
カラオケが得意だ
それは
そう病の遠吠えか
うつ病の嬌声か
「空」のあるじは
ハミング ....
宇宙飛行士が浮遊する
あてもなく
母船と彼をつなぐ命綱は
へその緒で
きっと彼は赤ん坊
これから
地球へ
これから
誰かに
会いにいくのだ
親父はけっこう自由だ
無いものは金と彼女だけで時間だけはある
幼稚な恋愛ごっこにも疲れてしまったし
Amazonで買ったダンフォーゲルバーグばかりが慰めなのだ
自分を縛 ....
しょくぱんみたい
なんにも塗ってないときは
そっけないぽそぽそです
赤いジャム塗って
どきどきおしゃれでしょ
はらはらオレンジマーマレード
波打つバターは貴婦人風
そこにある ....
きらいなけしきは
きのうにきえてった
街の夜は
妄想を許して
どっかにきえてった
自転車のタイヤ
自転車のタイヤ
ふたりのふりして
言葉と言葉
接続はゆがんで ....
半分どこかへ
わすれながら
歩いてきたけど
最初だけ意味がなくて
終わりぐらいには
価値ある何かに変わるなんて
錬金術なんて信じない
久しぶりに
はなしに来たよ
暇だったから ....
私は死んだ
生きていない そして
生きていた頃の夢を見ている
幻を 歩いている
無駄であればしゃべらなければよいのに
しゃべるから
むいみな
ことを
いう
メールが
かえってこず
しんてんがない
どうして生きていこう
自分に飽きてしまった
自分という人間に
読み古した漫画のように
この心は何の刺激も与えてくれない
年明けとともにカレンダーを張り替えるように
自分という人間そのものを 刷新してみたい
....
ヒトが来るとみんなさ
オレの顔がお母さんに似てるって言ったり
お父さんに似てるって言ったりさ
おとなって何でそんなこと言うんだろ
“I’M NOT JOHNNY RAMONE”
お母 ....
精神の病み
闇のなか
意識下にある
闇の発現
光と闇が交錯する
名状しがたい世界に迷って
クルクル苦しく
来るもの拒めず
精の神を畏れつつ
生の芯をもっていたい
....
濃い雲と
薄い雲のはざま
群青の帯に寝そべる
鋭利な月は
おりしも上ってきた
小さな求愛者の瞬きに
あくびで応える
道にゃ名前が付いていて
国道1号
県道2号
....
水をお飲みなさい
と
彼女は言った
黄昏の重い扉の手前に立って
指先をしっかり伸ばして
振り返りながら
水をお飲みなさい
と 彼女は言った
この町は
たっぷりの水が流れていく町だ ....
引っ張られるものへ
どうしようもない引力に
左手首が痺れていく
毎朝、
向かうべき場所へ向かうためには ....
光は弾けて
また、斧となった
お前は涙を伏せて
明日の天候を思っている
俺は憂愁を解き放つために
野原を歩いた
光は弾けて弾けて・・・
矢となって砕けて散った ....
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