頭のなかで
鳴り響く砂時計
さらさらと
安住を諦めた瞳が
仰ぐのは暗い天井
流れ込むサーチライトが沁みて ....
世界はこんなに美しく輝いているのに
あえて悲しいことを探しだすことはないでしょう
自分を暗い牢獄に閉じ込めている自分の心
それに気が付いたらあなたは自由
篭るのはあなたの自由だし出て行 ....
黒い、僕の地方ではずいぶん前に使われなくなった、ゴミ袋に、アフリカ原産、動物界脊索動物門哺乳綱奇蹄目サイ科シロサイ属のシロサイが入っている。なぜそれがわかるかというとゴミ袋はシロサイには小すぎて、あの ....
もう光のないオヤジにも多少の楽しみはある
甘い哀しみを楽しむのですね
センチメントなオヤジはかなり気持ち悪いが
そっとしてあげてほしいのだなあ
イケメンはずるい
福山 ....
冷たい夜の風に星は瞬き
この頃よく夢にみる、すれ違いに別れたひとたち
呟いても、のみ込んでも、きみの言葉が思い出せない
…遠く、ひとつ、またひとつと寂しさが重く肩に積まれて
振り返れ ....
ノートに身を投げましては
冬の景色になみだを浮かべる
あなたの口に添えた言葉を
死なせてしまった
息を止めて泳ぐ生活のなかで
このわたしに
はじめての名前がつきました
やわら ....
紫の細い糸を
辛抱強く手繰っていったら
あなたに
たどり着けるのでしょうか
このたくさんの
結び目は何?
慎重に解かないと
このまま切れてしまうかもしれない
イヤな ....
かなしげなものを見て
かなしげな目をしてみる
少年が駆けていって戻らない
就職する葦たちの中で
僕も書かれていくけれど
一般相対性僕は濡れているので
エントリーシートにはのらない
特殊相 ....
雪に埋もれて食事するきみたちは
妖精かなにかかい?
その服はどこで売ってるんだい?
高いものかい?
魔法使いのケーブルの話をしていいかな
それおいしそうだね
疑問はいくらでもあるん ....
どこまでも走れる気がした
走ってるうちにマフラーも手袋も
飛んでいった
ただ息を吸って、ただ手をふるだけ
足は車輪で
手は広げると翼になった
早くどこまでも・・
地上も空 ....
あの頃64で
並んでアクションRPGやっていた窓の外の蝉の大合唱を
....
ものすごく寒い夜だった、骨が凍って砕けそうに寒くて、おまけに雨が降り出していた。うすっぺらいブーツの中で足指がかじかんでもともと覚束ない足取りをさらに不自由にした。わたしはこごえて、空腹で、目がよく見 ....
人間のつくった言葉なんて全部嘘だ
そう思ったら謎がとけた
そうだったんだ
やっぱり
そうだったんだ
嘘だったんだ
嘘であるなら
信じないほうがいい
だれかのつくった嘘になんか
....
手の中で粉々にした蝶
鱗粉がまとわりついた指
幼児の残虐性が目覚める
自分の手の中での理不尽な死
鱗粉で彩られた指 虹色に染まる
まとわりつくような夏の暑さに
気だるい顔をした少女
....
夜空に煌く星々は
光年の時を経て降りそそぐ
掌で受けとめた
粉雪は瞬き一つで消えてしまう
久遠の奏で
宇宙の時はワープしてリンクする
冬の星座たち
プロキオン・ベテルギ ....
なぜ生きるのか
生きる意義は何か
と悩む人がいるが
きっとそんなことは
100年生きても
判らないんだと思う
生きる理由がなきゃ
生きられないの?
例えば 単純に
死が怖い それ ....
ごめん
ひどいことばっか
書いちゃいそうなんだ
いやほんと
最近は
もちょっと前向き
なんだけどね
けど俺
レイプのこととかばっか
書いてたから
合意のエ ....
砕かれたうす赤い冬薔薇が
華奢な少年の頸すじに散る
銀色の沈黙を張りつめる空に
黒く慄える梢が罅を入れてゆく
私が押しだした靴の跡に
ごめんねはぬぐえなくて
ゆっくりと連なる六文字の立体は
藍色をくり返しながら君の姿勢を正し
私は文字数を埋めることが出来ず
些細なことだと赤色の呼吸をふさいで
....
混雑した電車のなかに放り込まれることに
いつのまにか慣れていた
つり革につかまっていると
さっきみた、階段を落ちていく男のことが
脳裏に浮かぶ
人ごみの中
彼はまだ
生きているだ ....
かきがいを
ねぎと
いっしょに
にて
味噌汁に
したら
ねぎと
かきとが
あわない
メールが
かえって
こない
これは
つまり
いっしょに
えいがを
みにいった ....
言葉が沈黙を奏でる時
お前の歌は止む
人々の叫声は慣れたものだ
・・・今や、お前の心をかすりもしない
この世の全てが矢となってお前に襲いかかっても
やがては暁が貴様を導く ....
たとえば
主審の吹くホイッスル
スタジアムは
興奮のるつぼ
たとえば
ラジオの玉音放送は
長い長い
嘘の終わりだ
春が来て
木々の小枝に
新たな希望 ....
ぼくは鯨になって
解体する12月
ザパーンザパーン
虹色の火
あ、誰が 食べた?
(無音)
遠くで白ける地平線
ぼくらは並んで海の際をみてた
容赦なく時が飲まれ ....
ふわり
ときみの匂いがすれば
ふわり
髪が揺れるように
きれいごと
ささやくよ つたえるよ
それをきみは
優しく包んで
拾ったり集めたりした
なんにもないような
ひとりぼっちの ....
それはとてつもない絶望であり
そして希望となった
手が白い
夜中二時前のピアニスト
ショパンの英雄ポロネーズが無音を切り裂く
何かを彷彿させてから飛び出す高音
低音も楽しみ ....
今日も太陽は孤独に山を登っている。
白く。赤く。皇帝よ。
民は彼を愛するだろう。
彼を待ち望んでもいるだろう。
その透き通るマントのきざはしを受けて、
民は彼を愛する。
しかし ....
冷たい風をうけて
凍りついたように動かなくなる顔
あまりにも寂しい
沈んでゆく 世界のいのち
立ち止まる人はどこにもいない
これが夜のはじまり
此処で はじまるのだ
蓄積された一日分の祈 ....
血の色をした箱の中には枝があってだな
こう脈々と森のような形をしてみせる
清潔なシーツの上で
脆弱な果実を口にするには
息を殺して白い肢体を
折れ曲がるように重ねるべし
....
生きる事に真剣でいると
やがて、生きている事自体を忘れてしまう
真剣に生きる事は
重要だ
そう思ってる人は
なぜ
重要なんですか?
理由なんてないよ
理由がないけどそうして ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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