「どうして」
「どうして」
咀嚼と再放送
常に我思う
ゆえに我あり
きみのspell、そしてspermへの憧れが散らかっている
(毛並みの上質なカーペット)
....
透明な雨が子午線の上に降って
俺は乾いた水を飲んだ
"当地"は雨が降っていた
全ては光り輝いていた
テレビはテレビ的対象を追い・・・
ネットはネット的 ....
約束は口語体で
劣化したら
パリパリ割れて下にこぼれるの
それを踏んで 土に馴染ませる
自惚れてる嘘つきだし
いくらでも
各々の自由な空想を抱けた
どの山頂で春の夢をみるだと ....
{引用=カンバンです
お花しまいますよ
いいんですか
いくら駅前の喫煙所が近いからって
こんな花屋に居座ることないじゃないですか
これ どうぞ
なんですか
花です
はあ
....
あなたは
僕の影を見つけてくれた
重なる痛みは
愛おしくて
切なくて
優しくて
この気持ちも
明日には
はぐれてしまうん ....
ほんとはね
全部ほしい
その笑顔も
その涙も
その優しさも
全部 全部
「私のもの」にしたい
でも
私は
君が生きてる
それだけで幸 ....
{画像=120101164750.jpg}
青春 / 矛盾する感情に流されるままに
青春って何だ
捨てられるものさ
だから忘れられるもの
もっともっともっと、感じてく ....
流れていく方向を見失って
濁り始めた水と空気
「仕方がない」のお題目の下で
済し崩しにされる許容限度
時間をかけて築き上げた壁を
やすやすとすり抜けて
目の前に現れる他人
....
古い五線譜からきみは
しゅるしゅると一本を抜き取り
四角い枠を作ると
そのなかに月面の色を塗った
それは正しいことだ
それは、正しいことだ
ぼくたちの耳 ....
年の終わりの最後の日
赤褐色の大地に立ち
遠く約束された地に行くことを阻む
北の山の連峰をのぞむ
彼の地の地平線を目指していたはずだが
あまりにも遠方にあることに気づき
今立ち竦んでい ....
年が改まり 今日から新年なんだ
モソモソと布団から這いずり出して 袢纏を引っ掛け
いつものように 新聞をポストに取りに行ったら
電話帳みたいな ぶっとい紙が捻じ込まれていた
こんなもん、 ....
窓硝子から流れ込む 午後の陽光に
植木鉢の スパティフィラムが
静かに 溺れていく
凍えた足首を燃やす 電気ストーブ
郵便ポストに忘れられた 年賀状
西向きの食器棚から 背伸びして外を見 ....
一年の仕事を終えて
家に帰った年の瀬の夜
テレビで久しぶりに
「ガソリン値下げ」のニュースを見て
はじめて(嬉しい)と思う自分に少し驚く
僕の顔に似た赤ちゃんを
今夜も ....
紫色に染まった指では帰れない
道草をした通学道路 道沿いにある桑の実
よその家の前にある 小さな紫の甘い実
小学一年の私達は つぶつぶをぱくりと楽しんで
親にばれないように 反対側にある川 ....
あけましておめでとうございます。 たま
オロチ
箸は一本でいいと言う。
ふたりの子は箸を一本ずつ持った。
狐の権太はうどん屋に化けて
村の二本松の辻に店を出してい ....
君が走ると 僕は見とれる
魚の群れの様に 小麦畑を泳ぐ風を
小さな身体で押しのけて 少年は走る
そのせわしない息 涙にむせかえる ひたむきなまなざし
今朝 彼の犬が死んだ
一晩中 暖炉の ....
最初から
ジェットコースターに乗るつもりだった
受精卵のころからね
福笑いの人生
ちょっとおかしくても
笑い飛ばしてもいい
今があるのは、過去のおかげ
と
未来が、ささやく
けれどその時そこに私は
いない
どうしても
いのちは
最後(悲しい事しか見えない人は悲しい人か
終わる ....
XX家 愛犬 クロ
XX家 愛犬 くり
XX家 愛犬 ミミ
XX家 愛猫 ミー子
XX家 愛鳥 ピーちゃん
XX家 愛猫 てんてん
XX家 愛猫 ヨーン
XX家 愛犬 タケ
XX家 愛 ....
空から降ってくるものたちは
悲しみをたずさえてそっとやってくる
それはアリューシャン列島の凍った針葉樹を融かし
地に降り立つとそれぞれに色を変えて南下してくるのだ
柱時計をぼんと鳴らし ....
貴方ではない私にも
私ではない貴方にも
融け合う事は出来る
何者かの否定や法則や歪曲など及ばない
貴方ではない私にも
私ではない貴方にも
融け合う事は出来る
そんなに焦るな
赤信号は青になるさ
そんなに唸るな
ブザーはちゃんと着くさ
そんなに跳び跳ねるな
サスは今度は硬くするから
そんなに寄り道したがるな
目的地に着いても終わりじ ....
私を選んでよ
誰より君が好きだから
誰よりながく君を愛せるから
ほら
君がそうやって
マンガを読んでる間も
メールの返事に悩んでる間も
私は君を想って ....
去年からやってきた水で
シャワーをあびました
私の皮膚がはじいた水は
いったいいつへゆくのでしょうか
容赦なくすぎる日は
わたしたちのあらゆるものを
減らしていきます
私たちもまた
食 ....
あなたは親戚やお母さんといると
やわらかい顔になる
とろんとした夢見がちな笑顔になる
オレの出る幕などなくなるくらい
でもたぶんそれは
オレが親戚やお母さんに溶け込んでい ....
歩いている夜の住宅街を
妻とふたりでゆっくりと
曇りがちな夜空
薄墨色の雲
ポツリポツリと
一言二言言葉を交わしながら
ただそれだけのことなのに
このごろすれ違っていた心 ....
波のようなうねりのふちに
透き通った涼しげな深い藍の色
始まりの終わりに出会った時は
黒い出目金だったはずなのに
報われない恋を知って
猩々らんちゅうに変わった
流れてくるメロディ ....
夜の森を照らす川
影が放る光 光
光の轍を曳かれゆく
指の宙
黒い溝
風の下の風
洞を描く
迷いの羽
背中の寒さ
惑いの数だけ
灯はつづきゆく
....
口から父親がでてきた
誰かと口論している
何の話か分からぬが
絶対に引かせてくれない
目から母親がでてきた
誰も気づかない落ち度を見つけては
さりげなく手当てしている
細かな目配りば ....
長年やってきた
自分というものを
衣服のようにスルスルっと
脱ぎ捨てられるなら
別の物語の主人公にも
なれるかもしれないが
すべてを新しくしたつもりでも
自分という本質は変わらない
....
2746 2747 2748 2749 2750 2751 2752 2753 2754 2755 2756 2757 2758 2759 2760 2761 2762 2763 2764 2765 2766 2767 2768 2769 2770 2771 2772 2773 2774 2775 2776 2777 2778 2779 2780 2781 2782 2783 2784 2785 2786
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
6.37sec.