雑踏の中 ふいに涙がほほ伝う
このままここで 倒れ伏してしまいたい
どこも病んではいないのに
心の痛みに耐えられない
何もないように笑っているあの人でさえ
胸の中には多くの悩みや人々を抱え
 ....
今年も
だるま収め所に
だるまを捨てに行く
よかった
捨てられるのが
自分じゃなくって
そんな気持ちで
右目を書き入れた
だるまが
転んだまま
起き上がらない
幾度か巡ってくる夜に
海になりたいと願う
十六夜の月など見たことがないのに
叶わぬ永遠を願っている

いつかはあなたの海になって  ....
朽ちた共同住宅の
一室に忍び込んで
凍えながら
急ぎ足の雲を眺めた
夕暮れのせいで
躍起になってるみたいに見えた
どんなことをして大人になった
どんなことをして大人になった? ....
君の髪の毛の隙間から声がする
ズズズズと浮き沈みを繰り返す声
その声はいずれこの部屋の
貧弱な空気を独占し
ぼくの穴だらけな肌の上に
優しく付着しようとした


部屋の隅と隅とで向かい ....
あなたの幸せを
あたし心でねたんでる
なんてばかなんだろ
それが あたし

あなたにおめでとうと
言えてよかった
曇り空みたいな
あたしの心隠したい

幸せわけあえるなんて嘘で
 ....
ひとは記憶を捏造しながら生きている。あそこにいたはずの僕は、ここにいる僕の記憶の中で生きていて、かつ、ひとの記憶の中ではいなくなっていた。人の記憶を僕は記憶できない。記憶には、記憶の代替不可能性が付き .... 生真面目な絆の国の小市民の仮面

の下には

逃げ足だけが速いご立派な大人の仮面

の下には

空気より希薄な辛うじて世帯主の仮面

の下には

コップ1杯でクダを巻ける安 ....
ふゆ
ただひとりの


さまざまないろ
さまざまなひかり
ついばむひと おもいはらはら ゆびおり消えて
積もり
かさなり
かけひき
そしらぬ目をし
つまさき立ち からころり つち ....
朝起きてすぐに

君の事を考える頭

君にメールしようとする手

君に向かって駆け出そうとする足

君を想って高鳴る胸

私の全て

君に向かってる

全部全部
 ....
北の海に魚釣りに行った
獲物はリアリティ
真面魚の稚魚を地元ではそう呼んでいる
リアリティは発生初期の胎児の姿をした銀色の魚
餌は人間の体

突堤のブイに腰を下ろしウイスキーを飲む
白い ....
ただよう雲
なびく風
うなだれる向日葵
生きているよ 
話しかけられた気がして

ただようぼく
なびくぼく
うなだれるぼく
生きているか
軽く肩をたたかれた気がして

地平 ....
とか言って繰り返す日常が様々を希釈しているから
色々な感覚がゆっくりと麻痺していくんだけど
眠くなる様なスピードだからわかんないよね
俺も世界が何を言っているのか本格的にわからないし
 ....
ジューネンくらい前の詩とかが書いてあるノートを引っ張り出す
そう言えば君はこの「とか」の用法のレポートを書くと言っていたね
そのウチの何冊かはよくわかんない奴に捨てられたらしい
よくわかん ....
朝6時、渋谷NHKに向かう井の頭線
1番端の席に腰を下ろす
耳に差し込むオーディオテクニカ
動き出すステンレスの車両
窓の外で点滅する世界
恥ずかしい位に満月が輝く夜明け前
笑って目を閉じ ....
かがり火が灯る冬の夜
どこかで
誰かが泣いています

寒々とした出窓に置かれた
ピエロのオルゲエル人形
1ミリたりとも動くことはありません
ネジを巻かれたのは
いつだったか
もう思い ....
寒くなれ
痛いほど寒くなれ
凍れば凍るほど
僕は強くなる
霜柱

一晩かかって
地面を持ち上げる
どうしてそんなことを
するのかって
そんなこと聞かれても
実際のところ
わから ....
何にもできないって 
気にすることないって


泣きたいなら  とことん、泣けばいいよ
嘆きたいなら  とことん、嘆けばいいよ
叫びたいなら  とことん、叫べばいいよ


当た ....
かつて光速を超え言葉の種が降ってきた

ボクは機能

僕は世界を孕ます精子

宇宙の精神病患者さ


詩人には母なんていないのさ

孤独があるだけ


ひかりはぼく

 ....
*****


あなたは青い星を産むでしょう。

誰にも汚されることなく。

あなたは母になるでしょう。

誰にも惑わされることなく。


*****

最初の人類は

 ....
 

           静まり返った昼下がり
           猫は店先の陽だまりで
           金魚は薄くらがりの水槽で
           うたた寝をする

   ....
貧しいひとの手はなぜか淋しいかたちをしていて
貧しいひとの目はいつも悲しい言葉をさがしています

(本当はとてもきれいなものを求めているのに)

そう、
雪降る夜の冷たさは震える指を動かし ....
ふと気づく

同じ人に同じ話題を話している自分にぞっとする

それも初めての如く話しているそぶり

相手はなんだか苦笑い

空転のソラがコロガル

カラコロコロカラ

カラコロ ....
人の抜け殻を集める男は

人が集まる観光地や駅の周辺をうろうろして

うっかり落としてしまった抜け殻や

ふと自分の人生に疑問を感じ脱いで畳んで置いてある抜け殻や

もうこのままでは生 ....
帰宅して

いのちを祈る

心に座る

道のうえ

月がまんまる

夜に座る


砂漠いろの黄色い天体

幸福が明るく焦げている

ああ孤独って可笑しい


帰 ....
時空が虚構であることを
何故僕たちが知らなければならなかったか
知らぬことが一つの特権でもあったのに

夢の跡をたどり
確かめられるものの
すべてを消し去るために確かめる

片々の ....
             雨が降ったので
             濡れながら歩いた
             無口になりたかったから

             雨が降ったので
  ....
去年の九月に赤い薔薇と葬った
人の墓に今日もまた
花の一束と共に言葉を捧げに来た
少女は途方に暮れる
一面の雪の上
去年が埋もれてわからない

地図の無い一日
悲しみは道をしるべを失い ....
望みが持てなくなって
ひとつの灯りも灯せない
そういう夜にその日は思えた

雨が降り出している
耳をすまし
黒い地面がまるで現実に見ているようにはっきりと見えるね
もう二時になった
枕 ....
今この瞬間 心の中から君を全部押し出す
でも次の瞬間 また君の全てを好きになる
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
いのり凪 ちひろ212/1/10 22:26
だるまTsu-Yo412/1/10 22:01
『海になる』あおい満月11*12/1/10 21:50
どんなことをして大人になった?ホロウ・シカ...8*12/1/10 21:20
マーブル112/1/10 20:29
天秤朧月112/1/10 20:12
語られた記憶(散文詩)中川達矢412/1/10 19:43
仮面 (再)nonya21*12/1/10 19:42
ついばみ 跳ね凛々椿912/1/10 18:40
私は君のものジュリエット112/1/10 17:07
リアリティ釣りたにい212/1/10 15:48
聞こえた気がして乱太郎24*12/1/10 13:50
もう、しませんから虹村 凌512/1/10 11:54
そんな風に生きていけたら良いね412/1/10 11:52
そういう人だなって思うだけです112/1/10 11:48
かがり火が灯る冬の夜にそらの珊瑚16+*12/1/10 10:55
冬の道10*12/1/10 9:33
泣いてください。嘆いてください。叫んでください。komase...1*12/1/10 9:30
ワンス あぽん ナ たいむ いっつ only blues梅昆布茶512/1/10 6:09
始まりの唄 終わりの静寂(改訂)永乃ゆち1+*12/1/10 5:15
猫と金魚はうたた寝をする石田とわ6*12/1/10 3:33
「貧しいひと」 (青年詩片)ベンジャミン712/1/10 2:56
あまじょっぱい灰泥軽茶5+*12/1/10 1:57
抜け殻6*12/1/10 1:25
いのちを祈る吉岡ペペロ7*12/1/10 0:20
触角シホ.N3+12/1/9 23:21
あした晴れるときみは言った石田とわ6*12/1/9 23:13
今年salco7+*12/1/9 23:13
前を見て加藤312/1/9 22:44
瞬間文字綴り屋 ...012/1/9 22:38

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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