柵のない庭
花が枯れた花壇
バケツの淀んだ水

君のいない僕の心
隣のベランダに横たわる色白の長袖。

「手首の有る無しは、もう、どうでもいい」

手招きは何も「手」だけに許されているわけではない。

多大な黒闇に生かされた色白の・・・

「色の生い ....
胸が狭くなるような感覚と共に君はやってきた
その声と笑顔で僕は壊れそうで
何を話したらいいのかわからないまま
時間だけがただただ過ぎていった

会話もないままぐるぐると歩き回って…
 ....
透明な僕の孤独が

夜の中に浮かび上がると

君は一つ、くしゃみをする

君は鼻水をすすりながら

寒空の下、歯を磨いている僕を想う

もう、世界は終ってしまったのだ・・・

 ....
暗くてどうしようもない道を歩いているとき

そっと上を見て

少し心が持ち上がる気がする
少し気持ちが明るくなる気がして

こみ上げる熱い感情があるとき

それを受け入れて

 ....
眠りの舟は行き先を天に託す
私は知らぬ間に
川のほとりに
抜け殻を置いて

サラサラと流れる小川を
一人 小舟を漕ぎ始めた
春風に押されて

もの欲しげに
小舟を見下ろす
タンポ ....
つめたくぬれたまど
の、むこうがわ
で、ひかっている

ないている
わらっている
いきている、しずかに

ただしずかに
つぎのきせつを まっている

しろいひかりがまっている
 ....
Fの
セーターの裾から
一本の毛糸が出ていたので
引っ張ってみた

スルスルと
それは
面白いように引き出せる
どんどん出てくる
止まらない

糸の編み目が崩壊する時の
微かな ....
「死スために生まれてきた」男は言い
「生きるために死ス」と女は言う
死んで殺された者は尊い
殺されて死んだ者は尊い
誰が識る布は
、黒く濡れたまま
顔は隠れ
憎しみに生き ....
どこまでも行こう
できることならいつまでも  そんな風に生きていこうよ


どこまでも行こう
できることならいつまでも  そんな風にずっと言い続けられるように生きていこうよ


 ....
男が嘘をついた

嘘だと分かっていて
わたしは騙されたふりをする
嘘だと言ったら
瞬間に
嘘が本当の嘘になってしまうから
すべてを失いそうで
怖くて
わたしはそれを言えない

男 ....
夢想家のわたしは
月に見惚れて
昼間の太陽に
手を翳し目を瞑る

いろんな型の
夢に囚われて
現実の厳しさに
夢が砕けてしまった

禍々しい月日が
粉々に砕いていった
わたしの ....
三角くじを引いた
三角形の赤い紙が
二枚合せに貼ってあり
それをはがすと
一等
二等
三等とか
なにがしかが書いてあるようだ

スピードくじとも
いうそうな

アナログなスピー ....
無音の世界で
頭の中を行き交う コトバたち

白いシーツの波間から
しのび笑いの ベクトル

空気を刻む ガボット
微かな振動に 覚醒の兆し

小さなアクビ噛み殺す

ああ もう ....
テレビのニュースで古いビルが
爆破で解体されるシーンを観た

ビルはぼくが生まれた年に
建設されたものだと知った

解体の理由は老朽化ですと
アナウンサーが喋っていた

ビルも古くな ....
だれかをころしにいかなくちゃ
いけなくなったらどうするの
だれかをころしにいかなくちゃ
まっさきにうかぶかおはだれ?

ありとあらゆるふこうをころして
しあわせになろうといったって
 ....
この辺りまで丘を登りきる
新しく切り開いた道は両脇から砂埃が舞い上がり、僕の口を塞ぐ
上から見下ろしても更地の勾配だけが霞んでいる
いつのまにか、舗装された道路まで引き返していた
 ....
アンティークな拳銃に
新しい空砲が装填される
たとえば愛、みたいに
言葉に置き去りにされた音で
会話された昨日
すでにいくつかの言葉が
歩き出してしまったようだ
今日
位置について
 ....
僕が勝手にホームだと思ってる店がある

マスターはブルースバンドのギタリスト

髭がかわいい熊ちゃん


カウンターで日本酒呑みながらブルースやロックのDVD観ながら

ぼんやりとい ....
夜更け
寒空
ふいに切り立つ飛行機の音は
機械音ではなく
上空に沸く数百の命で成り立つ音なのだと
夏の朝
海浜へ続く道
サンダルと
ランニングシャツで歩く
道端に月見草が揺れる

雲が盛り上がっていく
形が何かに似ている


腕がのびて
腰がひろがって
口が開いて
何 ....
キレイダナ
綺麗なものを
僕の眼も見る

このマチガイを、この
すべての僕等の間違いを
ほんとうの物にする

ホントウに綺麗なものが
僕の眼の裡に映る、もう
間違いもかまわぬ
 ....
言葉はきっといつも虐げられてきた
そんな思いがした この僕には
人は だけど バカだと思っていないから
読んで欲しいのだけれど 本を 


この街は不景気の風が吹いている
僕は 思い ....
命の最期を見とどける
あの人の笑顔
あの人の声
あの人の怒り

聞き辛い声を
聞こえるようになり
心が読めるようになる
大切に思う気持ち

故郷に帰りたい
それがあの人の
最後 ....
大地から根を離して
生きることは
できないのです。
地球号いらないものはない。

偶然と必然
中道がいい
偏らず中間
程々がいい

宇宙では生活できません。
人間の思い上がった行 ....
満ちては引く波
光陰矢のごとし
なにもいらない
ただあなただけ

花がまた一つ
落ちてゆく
月光に照らされて
雫が落ちる

天から恵みの雨
全てを1から
やり直す
心の中は嵐 ....
不可能に満ちている
わたしは命など
最初から持っていない

不可能に満ちている
わたしはいきものではないし
ましてやにんげんなどではない

不可能に満ちている
触ることのできるものな ....
それはかつて多くの人々を魅了していたに違いない

それがいまやすっかりおんぼろのおんぼろり

はじっこは剥がれ落ち

赤茶けた錆びが一面に飛び火して

壊れかけた壁の残骸の一部のようで ....
窓の外を眺めながら,イギリスがアルビオンと呼ばれていた頃 神に逆らうGoemotという巨人がいて その頭目が GogとMagogの兄弟だったことを思い出していた

長期休暇は意識が内向してあまり物 ....
            うず巻くきもち重くなり
            短く髪を切りました
            あなたに背を向け隠しても
            うなじがおもい語ります
  ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
さようなら文字綴り屋 ...012/1/17 20:04
息のある洗濯物yuugao4*12/1/17 19:15
君に出会った日ジュリエット312/1/17 18:04
世界の終わりの瞬間(とき)yamada...112/1/17 17:43
人が要るみどり012/1/17 17:26
午睡subaru...27*12/1/17 15:00
ふゆaria28...212/1/17 13:50
いたづらそらの珊瑚5*12/1/17 11:06
殉教者アラガイs3*12/1/17 10:05
可能性の窓komase...012/1/17 9:55
【 嘘と男と着信メール 】泡沫恋歌20*12/1/17 9:00
【 DREAMER 】6*12/1/17 8:58
謎くじそらの珊瑚13*12/1/17 8:58
【 サイレント 】泡沫恋歌6*12/1/17 8:56
ニュースHAL4*12/1/17 8:32
だれかをころしにいかなくちゃゆうと0*12/1/17 8:29
s字台ニュータウンアラガイs4*12/1/17 7:55
スタートラインめー5*12/1/17 5:52
PAZU梅昆布茶12*12/1/17 5:45
【五行詩】フライト凛々椿812/1/17 4:05
雲の人殿岡秀秋612/1/17 3:57
僕の眼もシホ.N412/1/17 3:26
ある日のギター番田 212/1/17 2:28
lifeペポパンプ10*12/1/17 2:23
nature3*12/1/17 2:22
tide5*12/1/17 2:22
不自由・不可能ブロッコリー...1*12/1/17 2:13
看板娘灰泥軽茶7*12/1/17 1:54
キビ政策6112/1/17 0:53
うなじのおもい石田とわ8*12/1/17 0:04

Home 戻る 最新へ 次へ
2729 2730 2731 2732 2733 2734 2735 2736 2737 2738 2739 2740 2741 2742 2743 2744 2745 2746 2747 2748 2749 2750 2751 2752 2753 2754 2755 2756 2757 2758 2759 2760 2761 2762 2763 2764 2765 2766 2767 2768 2769 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
4.71sec.