君が空を見上げる時
僕を思い出せるよう。
僕はいつも
青いシャツを着よう。
君がどこかで笑う時
僕を思い出せるよう
僕はいつも
君を見つめていよう。
....
奏で合うときの中で
かけがえのない愛を蝕んだ
それゆえの業と向きあい続けている道の途上現在
繰り返される悲劇
これ以上何を表出させようとする
試しているとするなら
その神経 ....
次はと 彼は訊ねた
Y10289035498
執事は答えた
コインが空に投げられた
執事は落ちたコインを見にいった
【裏です】
彼は告げた
【削除】
執事は答えた
【 ....
あきらめる
あきらめない
いくら言葉にしたって
変わることのない現実
春はまたくるよ
そう言う君
だいすきな桜の木の
並木道今は寒くて
うつむいてばかりの私も
春になれるかな ....
あなたのことを 想うとき
天気雨が降ってくる
隅々まで晴れた蒼い心に
不似合いな
優しい雨が降ってくる
終わった恋を 想うとき
天気雨が降ってくる
微かな雨粒
泪じゃないよ
傘を ....
水溜りに映った 贋物の太陽
掌を伸ばせば 掴めると思った空色の毛布
わたしのHPはどんどん下がってく
生温い脱力感で 目を瞑る
極楽鳥の歌 極彩色の夢
オルゴールのネジを巻いたら
....
ねむいの?
ときくと
うん
という
目の中に
トロトロの
ねむたいを溜めて
おとうとが
ゆめに
吸われていく
月がホロロンと泣いて、少し傾いたら
僕は首をかしげて元の位置にもどすよ
そんな僕を見て君も首をかしげるだろう
もしもそんなループが続いたら
傾いてないことが、ずれてるこ ....
ゆうぐれに
流れおちる黒い髪
首すじをつたって
とびたっていった夏の
影を踏んで
わたし、
あなたの
掌にそっと
針を刺しました
あらゆる
温度がならされ
あますことなく
....
高一の冬休み
駅前の割烹でお運びのバイトをした
一階がテーブル席、二階は座敷
宴会料理のお造りや鍋はそちらの厨房で
専任の板前とパート二、三人が誂える
多い時は社長夫婦も加わる
夕方から十 ....
「元気だから」と言って切った電話
すぐに後悔するんだ
「会いたい」って言えば良かったって
だけど嘘でも言葉にすればなんとか騙せると思ったんだ
心配そうな君のために
....
自分とはずっと一緒にいて
自分のしてきたこと全部見てた
だから嫌なことは全部知ってる
失敗したこと
人を傷つけたこと
自分のしたそんなこと
体の中でずっと見てた
だから自分が嫌いなの ....
不器用な自分を忘れようと
彼はアトリエに入った
目の前にある石を
彫刻刀で、削る。
無心の者となり
夢中に、削る。
いつのまにか
とっぷり日は暮れて
暗闇 ....
音だけが交差する 黒い海
波間にキラキラ 海蛍
お願いだから消えるなんていわないで 海蛍
みんな何かを抱えているんだ
幸せだとか 不幸だとか
そんなカンタンに決めつけんなよ
「辛い」の尺度だって
それぞれ違うんだ
泣きたい夜なんて 誰にでもあるんだ
だけどこらえて 笑ってるんだ ....
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それは
青空を巻いて
大きく旅立って行ったのだった
遥か眼下に
広がる世界は
大きく変わろうとしている
幼い頃
見 ....
ビーフジャーキーを食べた。
ビーフジャーキーを食べた。
ビーフジャーキーを食べた。
美を見し人は死ぬ。
さかなが
はらを
あおむけて
ねていて
しんでいく
ところが
ぎょふくほ
ちゅうごくの
ちゅうぶにあって
じょうようの
ちかくで
ここう
ちほう
きっさてん
いく
....
さらさらとやさしいおとで
雪が全てを覆いつくそうと
冷たく白く、暗転の月夜で
ひと滴ずつ凍りついています
道端にうずくまり
街の中でこごえながら
凍ることなく頬をつたうものを
故郷の ....
ついて行けない世界がある
この頃は ついて行けない世界が急激に増えてきた
だから 今は ベンチが友達だ
無欲と 諦めが支えだ
....
深緑色の小葉が群れる枝に
金の果実が十幾つ
花瓶に挿して眺めていたら
子供の頃に読んだ
セルビアの民話を思い出した
夜更けに鳥が盗みに来る
王宮の金の林檎
鳥は綺麗な女性に変 ....
それは
それは
それは
それは
それは
「それは。」
ヘスピリジン
誘導体
「C.」
単身
町はつぶれ
てく。
町
とは
人が住んでいる所で
それがつ ....
明日がまたやってくる
性懲りもなく
昨日もやってきたというのに
今日もまたやってくる
ずっと今日でいいじゃないか
このまま静かにゆっくりしてればいいじゃないか
明日が来ない日があれ ....
ひとには
信じようと
信じまいと
神に祈るしか
ないときがある
厄介な感情だわ
苦しむために在るのだものね
厄介な心根だわ
苦しめてしまうために在るのだものね
厄介な表情だわ
苦しみを覆ってしまうのだものね
厄介な状況だわ
苦しみに嵌まっ ....
聞こえるのは
屋根から滑り落ちる小さななだれの音だけ
加湿器からもくもく白い蒸気が上がって
湿った空気がじゅうまんする
だるいからだとひどい頭痛
おでこだけがひやりとして
細胞がた ....
生まれたとき
顔を出した世界が
さみしいものだったことを
あなたは憶えているだろうか
友達をなかした
だいっきらいを3回いった
うそをついた
失敗をごまかしてうやむやにした
傷つける一言をいいすぎた
ヒステリーになった
そんなあたしは
顔にモザイクをかけて
歩き ....
あの日以来
飛ぶことが怖かった
離してくれないと
地上のせいに僕等はしていた
黄昏てばかりの僕等を
ずっと見つめていた夕陽が
かわりに沈んで
会うたびに膝を突き合わせて
会うた ....
すれ違う言葉に
疲れてしまうことが
疲れ、の原因
ひとの心を気遣うはずが
我が身がもっとも大切だから
我が身のつぎに
うまく他人を愛せないか、と
右往左往で今日が行く
....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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