のっけからもう
激しいのなんので
いつも街にやってくる
サーカスのテントが燃えている
さんご礁のように街は
雪と夜で静か
人と噂で秘か
道行く人たちの背中に
ひれがあるけど内緒
....
枯れた陽の射すベンチ、
折れたハンドル、青い柄のミリタリーナイフ
革靴の底には外れ籤がついて
誕生日の烏はポエムの生る樹で鳴いてた
白目を剥いたまま
着せ替え人形は土にまみれ
誰かがそのは ....
夜が老けていく
空一面の宝石も
絹のベールも
美しく着飾るだけでは
若々しくいられないように
夜が老けていく
ダイヤモンドよりも輝かしく
黒玉よりも深い悲しみ
年を重ねるということ ....
学校はいつも雨の匂い
少年は夏の日に
世界を憂える
学校はいつも陽の香り
少女はデートの当日に
自殺を想う・・・
世界はいつもいつも同じ回転ばかり続けて
飽きないのかしら・・・と
有閑 ....
学校は独り、
雨の匂いがする・・・
校庭を裸足で
走ろう・・・
世界はまるで
雨の降る時の土の匂いがする・・・
世界を渡り廊下にして
走ろう・・・
....
120322
uytqkdhuZq94ugt@djr ....___
?
なんか楽しくなったような気がしますね
春になると
....
どっかのホステスの
脇の匂い嗅がせてもらった後
誰かに土下座して
そんでもう覚えてない
変な椅子に座って
喋っていたんだって
星が綺麗だった日の話を
熱心に話してんだって
俺が ....
入ってくるものが
多すぎる
出ていくものは
少なすぎる
残ったものは
結晶化し
塩辛い粒となる
時々こうして
泣いてみるのは
心の塩を
涙にまぜて
捨てているからなんだ
....
これから起きる人も
これから眠る人も
いつもの朝だ
やかましいアラームも
ガラガラ声の鶏も
イビキをかくオジサンも
この世に存在している賑わいも
いつもの朝だ
全速力で
朝が ....
肌寒い中、歩き始める。
重い荷物を抱え、風を受けながら。
それはなぜ?
愛しい人に逢いに行くため。
途中、何度も躓きながら駅に向かう。
幅狭いバスも、朝早い時間でも外で待 ....
ピーク バーク ビバーク
旅人よ
ピーク バーク ビバーク
三拍子でゆけ
ピーク ピーク ピィピィピィ
....
三角フラスコで
コポコポ
何度も抽出した液を
スポイトで一滴
ポトリと額に垂らしたら
私はぬるりと溶け出して
ぐるぐる機械から絞り出され
滑らかなソフトクリームに
生まれ変わってい ....
自分の中で
君は詩を 書いた
夢に感じていた
空を見ていた
携帯をスマホに変えたら
何にも詩を書く気が起きなくって
何故だろうかと考えてみる
4年近くも愛用していた前の子とは
書き込み方
レイアウト
文字のフォン ....
私が見てるときは目をそらすのに
何気なく君を見上げたときに
君と目が合う
君は私のことなんか
どうでもいいのかって思ってたよ
でも
恥ずかしがりの君は
私が気づかない ....
たとえリリカルに謳おうと、
あえてシニカルに謳おうと、
半ばやけくそな起承転結で、
ファンタジックに謳おうと、
結局、想いはハラスメント。
なにかをコトバにする度に、 ....
祭り女に成りたかった
祭り女に成りたかった
祭り女に成りたかったんだよ
いつかの、わたし
際限なかった
際限なかった
際限なかったよ
イデアも
ロマンも
感傷も
心許ない愛憎も ....
空が涙をせがむから みんな互いに殺し合った
立ち昇る黒煙と 未亡人の嘆き
立ち尽くす 一人の少年
泥に覆われた 丸い頬
額にかぶさる 前髪の茂み
その奥にきらめく ひび割れた瞳
干上が ....
君に好きだよって
言うたびに
自分に言い聞かせてるような感覚
よぎっても確認したくなくて知らないふり。
ほらほら、急にキスなんかするから
理性が決壊する音が聞こえた
君 ....
きみはいま幸せか
辛いとは想わないか
淋しいとは想うことはないか
ない?
嘘だろう
きみは独りぼっちだ
きみには誰からの誕生日の贈り物も
Birthday Cardも届かない
....
これまでの
これからの
どれだけの
瞬間
わたくしの
呼吸の
確かな
リズム
生きていること
気付く
そこに
価値を
置く
....
地団駄
振動
石敢當
幼い楽団の
透明な脚
穴が螺子を廻すように
ゆるやかにまぶしく
音は無く
意志は夜につながれる
夕暮れの壁を
無色の水が
ゆ ....
離れて付いた
ふたつの点の
ひとつが動き
蜘蛛だと知る
もうひとつも揺れ
蜘蛛だと知る
ふたつの点が
出会う頃に
ふたつの冬の
ひとつが終わり
ひとつが ....
気に入らねえなら閉ざせばいい
てめぇの都合で塞げばいい
森羅万象 千差万別
そうする権利はてめぇのもんだ
信念ならば黙していけ
悪意の類なら気張っていけ
聞いてもないのにしゃあしゃあと ....
この会社に入って三年経った
二年間と一ヶ月は寮暮らし
往復30km
ここ十ヶ月は二人暮らし
往復140km
ひと月の営業日を25日として
寮暮らしでは18750km ....
空豆の裏に願い事を書いた
きれいな毛並みを
もう少し撫でていたかったけれど
狭くなってきたので
帰るしかなかった
途中、遠回りして
クラゲ工場を見学した
住む街を一つの花に譬えた詩を知っている
それほどに花は愛されて
ましてや桜の花が咲き始めたと聞くならば
それは国の象徴(しるし)だとさえ言われている
ところから
その花弁は舞い風に乗る
淡 ....
愛あなたのふぐり
金あなたのふぐり
恋あなたのふぐり
玉あなたのふぐり
ふぐりのため
世界はあるの
ふぐりのため
世界はあるの
世界のため
ふぐりはあるの
人類のため
ふ ....
ヒスイにも 赤 橙 黄色
何だか 秋を連想する色合いは
目白押し みたいなんだけど
めじろおし って 何だろう
鳥ならば メジロ だよなぁ
あの色は 何だか 美味しそうな
お茶餅の ....
時間がない時間が
どうしてこうもうまく動けない
時間がない余命もない
折り返し地点は誰も知らない
いったいどこ行くつもりなんだ
いったい誰になるつもりなんだ
ど ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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