一握りの金持ちの為に
何人もの貧乏人が苦しむ
富の再分配が必要だ。
Give us job to live.
人の温もりが欲しい。
互いに愛し合い。
大切にして欲しい。
鍵のない ....
ストーブの上にやかんが乗っていて
シューシュー白い湯気があがって
そんなお湯で淹れるコーヒーを飲みたい
できれば君と一緒に
お正月の神社で焚き火にあたるみたいに
顔が真っ赤っかになって
....
{引用=
最近のまぼろしって精巧だから、きっときみを欺きます。
友だちや恋人がある日突然、人造人間にされても気付かない。
体育終わって空見上げる女の子、おでこのナンバリングに汗が ....
テーブルのチェス盤を
ホームレスの男が布きれで拭いていた
ジュースや鳥の糞をこすり落とし
手でベンチの砂を払う
彼は物乞いではなかったけれど
ここに通う常連は
ヌードルやスナック、財布 ....
皆 やんややんやとなる
ネガティブな言葉は封印され
予定調和的な空気が充満する
皆 表に見えるところは曇っていない
しかし心の奥は恐れおののいている
円を描いて座っている いびつな円
....
一緒の学校だったらよかったね
同じ歌がすきだったのにね
いつかどこかで会いましょう
いつか一緒になりましょう
来世はないけれど
想像するのは楽しいね
ミシガン
叔父がテーブルのオレンジを
見つめたまま
わたしに話しかける
「種のない実をつける木を見たことがあるか?」
わたしは首をふる
気の利いた答えを
期待されてるわけではない ....
異国の食べ物から立ち昇る
由来も行方も知らぬ物語
リズムがつかみきれない 不可思議な音楽に跳ねながら、
細密な砂嵐のように 体を包み込む芳香
風土と血に練りこまれ ....
生きるのは痛い
北風の切っ先
酷暑のサンドペーパー
でもこたえるのはむしろ 肉体よりも 心
人々は 視線の剣を結びあいながら
肩を怒らせて 通りを行き交う
道端の植え込み 鳥たちは 素 ....
思いがけない
ああ Bad timing
現れた人は
Fat man
異常なほどの
大汗かいて
びしょ濡れのシャツ
脱ぎ捨てた
ふりそそぐ陽射しもない
Wow wow wow ver ....
頬杖をつく
頬杖をついたところに魚が生まれる
机の地図をそよがす尾びれ
三秒とたたず
世界を跳ねまわっている
少し寒い(少しでなくとも寒い)冬の日は
暖房のスイッチへ泳ぎ着く
小銭がたま ....
{引用=あなたが絶望をくだっていく
だから私がここで受け止める
そうして少しでも闇夜が静まりますように
ひらいた窓辺にも太陽がもどりますように}
勝ってどうする
この世のゾンビ
違和感のある前向きさ
未成熟ないのちのちから
勝ってどうする
この世のゾンビ
勝ちがあるから負けがある
黙ったまんまで
....
シに到達できず、
ラララさまよう、
♭や♯は
いくらでも付けれるけれど、
僕は鮭の子孫じゃないし、
川に逆らって産卵できるほど、
金の感情が得意ではない
ひかるよひか ....
歩くのに疲れて
たどりついたところに
バスの停留場があった
時刻表に記された時間は
呆れるほどのまばらさだった
古めかしく
ところどころ錆びに侵食されて
そもそもちゃんと
機能して ....
平日なら暗い朝
柔らかな新芽のような大気が好き
休日なら光る朝
新しい懐かしい煌めきに影を踏む
平日と休日
たった二三時間のことではあるのに
面白いなあ
....
ロミオは薬で眠っているジュリエットを死んでいると勘違いし自分も死にました
目が覚めたジュリエットは死んでいるロミオを見て
短剣で自分を刺して死にました
二人とも
来世で結ばれること ....
無様に云おう
大昔といってもたかだか三十年前
美しいと思ったのは夕焼けのグラウンドと年上の女
たった今雪が止んだ
街はおもちゃを取り上げられた子供
掃除も終えた休日
定番の秘密主義者は ....
呆然として
60年が過ぎた
そのあとの
60年
赤ん坊は生まれず
人口が減少しても
私はいない
唯
冬の部屋は
寒い
小さな湯のみに
あふれるほど
膨れた
中国茶を
啜 ....
夜明け
貰ったのは握手だった
嗚咽をもらすようなできた人間じゃなかったから
こっそりピンクの熊を抱きしめていた
変わろうと荷物を詰めながら
バンプオブチキンを聞いて
感傷に ....
死神は深い森の中で魂を喰って生きている
奴は言う
美味い魂もあるが不味い魂もあると
私は訊く
どんな魂が美味く
どんな魂が不味いのかと
奴は答える
善なるものの魂は美味く
悪な ....
あの日確かに
君は私のこと
好きだって言った
でも今の君は
私が好きなようには
見えません
からかってるなら
鬱陶しいなら
嫌いなら
そう言ってよ
傷付くの ....
その南の島には雲をつく高山がある
山からは川が流れ出し川縁には数軒の丸太小屋
朝日が登ると同時に一軒の丸太小屋の戸が開いた
親子が力を併せてカヌーを運び出す
朝靄をついて川に漕ぎ出す
昼前に ....
瑠璃色のオトマトペしりませんか
むかし たいせつなひとが くちうつしでくれた
飴玉のような オトマトペでした
今朝
あの甘さを
思い出しました
怖い夢をみて
めがさめて
そして ....
明日は 今日よりも軽やかに
と我々は{ルビ希=のぞ}んで
今日は 昨日よりは{ルビ厳=おごそ}かに
と我々は慎む
平穏になればなるほど
勝手にもがいて 考えこんで 苦しが ....
海をブラウン管が渡ってゆきます。
空を映す管面に鳥が舞い降りて、また飛び立ちます。
手紙が 一通入っています。
東京にだけは、暮らしたくないんだ。
四拍子をきざむ
うしろのチャイニーズに
聞いてみると
ほがらかな林くんは
鼻腔のおくで裸になった
君の汗、額から、
とがった顎まで垂れた、
あんていするために
球体になった、
た ....
緩やかなカーブ
輪郭をなぞる時間
永遠ならいいのに
愛してるの代わりに
きみの輪郭をなぞる
ある夜の夢の中で
誰かの拳が
木のドアをノックする
乾いた音が部屋に響く
テーブルの向かいに座った
瞳の澄んだその人は
(私はいつも共にいる・・・)
と言ってすぅっと、 ....
2692 2693 2694 2695 2696 2697 2698 2699 2700 2701 2702 2703 2704 2705 2706 2707 2708 2709 2710 2711 2712 2713 2714 2715 2716 2717 2718 2719 2720 2721 2722 2723 2724 2725 2726 2727 2728 2729 2730 2731 2732
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
3.85sec.