俺たちの時代を連呼する
前世代のゾンビと対峙して
赤ずきんは立ち尽くす
赤いケープ翻し
腐敗した風を避け
御伽話からリアリストへ
子供のお使いからは卒業
虚構の世界に鞭を振るい
....
やさしい天使だって
夜がくれば おやすみ
そんなこと ばっかでさ
泣いたって だめみたい
見えなくなることも あってさ
オレンジ飴の 甘さに会いたい
いつまでも 浸っていたかった そこ ....
か、み、さ、ま、の、
ゆーとーり。
生きて来たけれど
べつに上手く生きてるみたいとは
これっぽっちもおもえねーな。
やましくて
みっともなくて
せつなくて
いっそ ....
哀しみは心のなかで少しずつ融けていく
まるで君といた瞬間がウソみたいに消えていく傷痕
ボクは「消えないで」とわざと深く深く突き刺すんだ
痛みは赤い赤い薔薇の血となって流れるけれど
君はそっ ....
わたしはサイくんのおしり
おしりにできたぶつぶつのおできです。
でもサイくんは、どんなにかゆくっても
てでかくことはできません。
(だって、てがとってもみじかいんだもーん)
あしでか ....
!ビートルズを聴きながら!
お久しぶりです。今日は本当に暖かで、気もちの良い天気で、こんな日にはいつか友だちの引っ越し祝いに、彼の家を訪れたことなんか思い出すのです。
みんなで彼の家の ....
「ははのことが」
ははのことが
どうしても書けなくって
つめたい娘だね
わたし
でも
ほんとうににくんでいたんだよ
ほんとうにきらっていたんだよ だから ゆるしてね ははうえ あなた ....
火星が赤いってのは、
あれあ、嘘だな。
星座を作るのも
神話を作るのも
物語を紡ぐのも
それはとても良い創作活動だとは想うけど。
火星が赤いってのは、
あれあ、嘘さ。
....
ひとりの
子猫がずぶ濡れに
なっていたので
その夜
おもわずうちにつれてかえった
責任を果たす自信もなく
面倒をみる気もちもあまりないのに
なんだか小雨の夜に紛れてしまって
....
失われつつあるものを思うことは、
まるで水のように渇望する、
真っ赤な炎に染まった夕焼けの光景だ、
その時になってそれは何と美しかったのだろうと、
その時になってようやく特別なかがやきを放って ....
橋を渡る時に目に映る
川辺の桜並木の下にベンチがある
幅広のベンチを占領して
ただ川面を眺めているらしき人
新聞を読んでいるらしき人
音楽を聴いているらし ....
印画紙に染みついた影
人生から落とすまいと誓っていたものから
手を離した瞬間を覚えている
何度も何度も反芻する
記憶が消化器官と口内を往復する
輪郭がとけ筋も擦り切れ味もなくなる
そん ....
強がりな若葉が芽生えたから
車を飛ばして海を見に行こう
お弁当はトマト・レタス・生ハム・チーズのサンド
カラシマヨネーズを効かせて
ほら 遠くに洋紅色の貨物船が浮かんでいるよ
きみは う ....
何度も何度も振り向いて空を見上げた
過去という亡霊にとりつかれていたあの頃
明日なんか見えなかったよ
だけど苦い思い出とは決別して前だけ向いていよう
もう無理して笑う必要なんてないんだ
....
孤独故の日々は
自分を脅かすほどではない
争い事
酒
憎しみ
よりは自分を支配しない
それでも自分がエイリアンのように今は感じる
憎んでいた相手がトラウマに表れなくなったからだ
....
一ヶ月後輩のオバちゃんには「アンタ、ココ長いの?」と訊かれ
係長にまで「ずっとココに居たんだと思った」と勘違いされ
これでもワタシ、半年なんです(笑)
職場に来て一年にも満たないんです
そ ....
シャッターのおりた憂楽街
眠りに落ちた改札口
プラットフォームの底
沈んだレールから
明日が聴こえますように
生きているー。
この奇跡とも言うべき出来事に
私は歓喜に打ち震えている
生きている 生きている 生きている
生きているからこそ
歓喜に打ち震える事も出来る
今生命は
宇宙をも包み返す
....
仕事の夢を見て悪夢だと思う
だから現実も悪夢の中を生きている
崖っぷちギリギリに
目隠しされて立たされている
手探りで伸ばす指に触れるのは
錆びた鉄のマニュアル
黒塗りで
行 ....
甘やかな時の過ぎ去りて
何一つ慌てることなく
渦巻く界の奥に
岩の照り光り
光球の巨大
地平を限りに
のっそりと昇り
どろんと沈み又昇る
奥へいけばいくほどに
打ち降ろされる彩の斧の ....
波長が合わないだけでクラクション鳴らす、か?
スピードもバランスも把握している足りない忠告いらない結構、結婚もする
時空の流れ方及び流され方が十色、故にズレているただそれだけ
気分屋のオムライス ....
○「信頼」
いくらりっぱなことを言っても
信頼を得ることは難しい
言うことと行動が
一致してこそ
信頼は得ることができる
○「意欲」
意欲のなくなった人に
こうしたらいいよ
ああ ....
壊れた飛行機が
指先に落ちていた
修理して空を飛んだ
空を飛ぶなんて
ありふれた夢のようだけれど
空に来なければ見えない景色は
確かにあった
題名のない本があったので
表紙に着 ....
絶望することに
早々と絶望し
ながらも、
他人へと期待する
先祖返り繰り返しつつ
もはやどうしようもなき諦念に至り
生きる基本的態度としてのこの無関心 、
生まれ故郷すら遥かとほ ....
疲れた体をベッドに横たえ瞼を閉じれば
ごらん、視えてくるよ
骨の十字架
カサカサに乾いた白い表面が
黄色い陰影を作って僕を見つめる
斜めに走るペンキの赤は
そう、僕の血さ
微かな痛みが不 ....
固めた拳を大きく振り上げ
軋む雑音を振り払った
ただひとつはまっすぐと突き進むこと
己の力と人生とを信じて
純粋に野望を実現していくこと
ただそれだけ
柔らかな光が僕を包む頃
君は僕を忘れてしまうのだろうか?
それとも跪いて
僕の哀しみを共に分かち合ってくれるのだろうか?
天使の遺言は僕のココロを揺らすよ
君の睫のように闇を導く
森の奥
木の葉が私の羽に絡まる
苔の鼓動
微かな羽ずれの音
迫る夜に小さく鳴く
風が木の葉を揺らす
川が流すinstrumental
夜の裾に隠れた光に導かれて
羽を広げてゆく
私が ....
ああ、神様、
私は煮詰まっています。
午後の週末です。
それは非常に活発な議論です。
あなたのひげに会えて良かったわ。
長い間、会議に来なかったわね。
主人は自分の携帯電話で滑って眠りに落 ....
ドーパミンを抑える薬を飲んでいる
今の主治医には心から感謝している
でもこれは水槽の中から外をみているようだ
薬を辞めたいが
再発するかもしれないから辞めれない
抑える薬からの自制心を抑 ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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