男の人魚がいないのは
なぜだろう
美しい人はハンデを持っている。
SEXはできない。
でも幸福を与えてくれる。
一長一短
他にはない幸せがある。
周りの人の対応が違う。
命の大 ....
僕らは働くよ
調子悪くても
幸せのために
身を粉にして
お金を得る為に
幸せを手に入れるために
汗水たらして
必死に耐える
欲しい物が手に入る
食べたい物が食べられる
遊ぶ ....
野球選手が三つ年上のOLと結婚し
有名女性タレントが霊能者に洗脳され
フランスの電力会社の株価が急落し
アメリカで発砲事件が起こり、2人が死んだ
漫画家が兄に遺産相続の裁判で勝 ....
北京動物園で
落陽を背に見た
薄汚れた彼らではなく
黒はあくまでも黒く
白はあくまでも白い
日本製洗剤ニュービーズの
恐ろしいまでの洗浄力
もううんざりなんだ
僕はここにいるん ....
僕が荼毘に付されるとき
ミディアム・レアでと
遺言を残しても
100%無理だろうな
産婦人科の待合室で
好奇の目で私を見たあの夫婦
神様
憎しみなんてものは一瞬で生まれる
泣きはらした私を
男に振られでもしたかと
皆は思っただろう
高円寺南口の隅で
ク ....
この雨
なにか表しているんでしょうか
今日は記念日
心踊るこの日に
外を見れば
雨
君と僕の間に
壁を隔てるような
冷たい雨
この日に限って
君からの返 ....
あなたの茶褐色の髪はまっすぐに伸びていて
風が吹くと優しくなびく
あなたの肌はしっとりしていて柔らかくてほんのり暖かい
悲しくて泣いているんじゃないよね
春が来た喜びの涙だよね
大好きな ....
展望台から視線をはるかかなたへ飛ばすと
白の最中に消失して
雪が海に吸い込まれていく様子を
しかたなく眺めている
流麗な発音でワインをたのんだあとに
つめたいテーブルのうえに冷たい手のひ ....
腐敗したものの中から立ち上がる春が臭う
ねじれながらクロトンの葉がまだらに燃え
枝の根元に寄生した洋ランも
咲くのを待ちわびるように根を伸ばし続ける
雨が降ればミミズがあわあわと這い
家 ....
望むと、かなしい気持ちになってしまう。なぜだろう。薄っぺらい胸を、うさぎがつきぬけていった。龍のかたちにはりさけていた。
わらうには、虚勢を張るしかないのだ。
ずいぶん遠くまで来た。でも、 ....
電車のなかで
聴覚障害の君大声で語る
たどたどたどしいこえ
えがおまんかい
なにいってるんだろう
たのしそう
語られている子がうなづく
くすくすくす
ふたりでわらっている
電車のなか ....
私達の望むものは
犯罪についての詩ではなく
犯罪としての詩である
私達の望むものは
悲劇としての戦争ではなく
祝祭として戦争である
私達の望むものは
不愉快なる善意ではなく
快 ....
ある日
おもい扉の
無言に背をむけ
行くへのない
路線バスにのって
靴をながめ
芋虫のような地下鉄と
真昼の亡霊たちの
ガランとした電車にゆられて
未来をあきらめ
だれ ....
俺はギャグ詞人
ギャグ ギャグ
ギャグ ギャグ ギャグ
毎日がギャグ
最もギャグになりにくいことを
ギャグにしたいのだ
最も詩になりにくいことを
詩にしたいのだ
俺はギャグ男
....
散歩道の途中
鳩小屋を見つける
白い糞と抜けた無数の羽で
汚れて
狭いところで
ひしめき合って
つつきあって
鳩が叫ぶ
おれらは
これでも平和の象徴なんだよ、と
公園で放し飼い ....
もともと
とても
壊れやすいものだったのです
だから
壊れてしまっても
嘆かなくても
よいのです
この世に見える
すべてのカタチについている
蝶番が
壊れてしまっただけなのです ....
黒いアイシャドウ。
ピンク色の口紅を塗って、
少し時間を掛けて、
髪の手入れをしている。
今日の為に選んだ服を着て、
何度も何度も鏡の中で悩むんだ。
なかなか外に出られなくて、
だけど、 ....
春はたまごの眠り
たまごの中でまどろみながら
イースターエッグの夢を見ている
{ルビ復活祭=イースター}の朝が来たら
ウサギが隠したたまごを
子どもたちが探しに行くよ
春になったら ....
今年も
そろそろ
恋の季節が始まるよ
人間は
ああ、また忌まわしい季節の到来かと
眉をひそめ、ためいきをつく
(他人の生殖など、歓迎すべきものじゃないけど)
僕たちにとっちゃ
知っ ....
深夜 私は 煮えたぎる
君への怒りで 煮えたぎる
1時間ほどでぬるくなり
2時間後には冷たくなった
寝起きに 再度 煮えたぎる
30分で冷たく ....
母ちゃんと旅に出る
鞄に歯ブラシ、着替え、切符と
最後にわくわくを詰めて チャックを閉める
朝一番のバスに乗り込んだ
母ちゃんと座席に並んですわる
乗り物酔いの薬あるよ
切符は持ったか ....
桜の花びらがほころぶ頃に
急な寒さで
きゅっと蕾が縮こまる
そんな花冷え 春に逝く
長い人生の旅を終えて
白い棺の中
鎮魂の花に埋もれて
うっすらと頬笑む人よ ....
日常のいろんな事柄について
誰もわたしを見ていない
わたしだって誰も見ていない
―― 決して 心まで見ようとはしない
人は時々 したり顔で頷くけど
どれだけのことを分かっているの? ....
まず人間であって微笑んで
はたけを耕している
最後までたがやしている無心に
野良ぎがやぶれていたってかまわない
無心はかたちや定義をこえているから
そしてひとのは ....
仏教 神道に於いて
おんなは不浄だと
言われるが
それはおとこが不浄の眼で
おんなをそう見ている為であり
おんなそのものが
不浄ではない
故に不浄であるのは
....
健康的な朝を
求めてある
夜ではない
闇を味方にして
明けない夜のあげる
かちどき
夜風が吹いて
飛び散る星の
窓の外
日の出る朝を
待ち望んである
夜ではな ....
帰り道を覚えることが
いつも 正確だったら 僕はうれしいと思えるけれど
正解はでない 暗がりの中で
しあわせにしますと 言ったけれど
なかなか きみをえがおに できない
お味噌汁を飲み干して
おかずに手を伸ばして
やめて
ときどき きみを 見る
むずか ....
天上の調べに狐と踊れ
路銀の足りぬ旅人よ
目を開き見よ、めくらの花を!
ああ、紅の陽は燦燦と燃えて……
香辛料たる言語のソースは堪え難き薫り高さで
ロゴスとパトスの投手戦!
九回裏はま ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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