旅から帰った若き詩人は 
傷ついた木の机に凭れて 
部屋一杯に射すひかりの中で 
そっと瞳を閉じていた 

思い出すのは 
避暑地で過ごした夏のひと時 
夏空に浮く一艘の舟 
ゆっくり ....
君に甘えて
しりとりをしかけてみます

こっくり居眠りしたり
ぼんやり どこかみつめたり

語尾つかまえて
ほおって うけて

空間って意外と
自由なんだね
石炭袋いっぱいのバンシーの泣き声
蓮の根は汚泥の底を這い、
黒い魔女たちは沼の花を讃え
暗がりの中にうずくまる。
 
少女は母から声を買う
伝わる振動、いのちの震え
脈拍のスタートライン

少女は悪人から色を買う
白い両手は極彩色
転がる視界 万華鏡のなか

少女は夜から夢を買う
無音 ....
ダメだなあ。何をやってもダメだなあ。
地震があったからかなあって言っちゃうぐらい最近ずっとダメで、最近なのにずっとかよと笑ってしまう。ダメだね。本当に
地球何回まわってんだよと怒る子供に365×4 ....
僕の昭和は40年代後半からだった

喫茶店の入口を飾るレプリカのような

素朴な人工がひかり輝く日々だった


遊ぶのは工事まえの土くれのうえだった

わざと転げて服をよごす

 ....
吊り橋を渡ってから
落とそうなんて

僕らの後からくる
かもしれない

希望も
捨てるのかい?

この先に

奴らがいても
戦うのかい?

今度は逃げずに

わからない ....
 いつも変ったものを食べようと思っている。なぜなら、ありきたりなものばかりを食べていてもつまらないから。人生は苦しみにひとしいが、その苦しみの中にあっていっときの楽しみといえば食べることをおいて他にな .... いつだって本当に欲しい物は手に入らない
だからせめて望まないようにと強がるけど

優しさに触れるたび胸の奥がなんだか痛い
君がくれた星のペンダント握りしめて思う

気付かれないように散りば ....
どうして誰かが不幸せで
誰かが幸せになる公式を変えられないのだろう







たとえば僕が泣いていて
となりには幸せ絶頂の親友がいたり

たとえば僕が充実していて
目の ....
ふったふったあめふった

さいたさいたはなさいた

ないたないたとりないた

ないたないたこもないた

しんだしんだみなしんだ
 
 
郵便受けに海が入っていた
海配達の人が入れたのだ
いかだが浮いてる
昨日遭難したはずの僕が
新聞を持って手を振っている
 
 
ねえプーチン
土地返せ

はずかしがりもしないで
堂々とした態度で
また復帰ね

「あらまあ どして?」
ロシアの事情は
よく分からないけど

そういえば
メドベージェフって
 ....
曇りの日

遠いビル群が白に隠れている

そんな風景のほうが好きだった

夜景が嫌いだった

あのなかには

いろんな人間関係や

いろんな蹉跌が散らばっている


特殊 ....
分銅を摘んだ指は震えている
水風船のような天秤の前で
ただ指は小刻みに震えている

いくつの恒星と惑星と衛星が死に
そして生まれていったのだろう
まだ指は震えている

蝶の一匹でも止ま ....
はっつぁんと やっさんでは
何を奈落の感じるか感じないかは 違う
ある人にとっての奈落地獄が ほかの人にとっては
なんて楽なことだと 肩をなでおろすことだったりする

地獄の其処に釜 ....
僕の心の中
どうなってるか知ってる?

僕はね
君のことだけ考えてる

君と一緒にいるときは
たくさんの君を心に焼き付けてるんだ

君から返事がこないときは
ぽろぽろ涙を流 ....
君を前から見ると普通にかわゆい
後ろから見るとなかなか良いお尻だ
でもさあ

横から見ると何も無い
それは可愛い実存的謎だ

類推するに君はこの平面だけの愛すべき生きものなのだ
 ....
忘れないでね僕はいつだって
君の前じゃ恥ずかしくて言えないけれど
頑張る君に負けないように
夢に向かってこの町で生きていくから

旅立ちの風が吹く桜並木で交わした
約束を胸に抱いて歩いてい ....
また春がやって来たよ

僕は死にたいだけさ

そうさ、死にたいだけさ

みんな「生きたい」なんて言ってるけど

本当はみんな、死にたいんだ

だけどそれを自分で自分をごまかすため
 ....
コスモコンピュータの
ファンが回る、
ふあんふあん回る(ぴーかーぴーかー)
死ぬまで不安がると
報いと憂いが、
クレイモアに察知されて
どかーんしちゃう。

フリーフォー ....
叶う時 指折り数えて 楽しんで

夢が叶わぬと 嘆いていても 日は経つから
どんな風に 叶えようかと 楽しめることが
余裕にも 繋がるのかも 知れませんネ


秋風が優しく入り込む祝い
 ....
  ホラ、
  しろい星がひとつぶ
  暗い夜空を渡ってゆく
  舌に載せた飴玉のように
  甘ったるい蜜の絹糸を残して
  ホラ、冬は煌めき
  あなたの両眼に
  深く埋めこ ....
腹をすかせた人に
必要なのは
おにぎりであろう
一篇の詩など
あったところで
なんの役にも立たないのだ

心に空洞をもつ人に
必要なのは
一篇の詩であろう
おにぎりのように
それ ....
こもれびのなかに
あなたがいるような気がする午後

柩は
とうに燃やされ
ひとすじの白い煙になったというのに
竹林をぬけると
境界線がにじみ
時間がさやさやと巻き戻る

愛しい人た ....
夜の銀座や北新地で
暫々贈られるバーキンと
呼ばれるエルメスのバッグ

デパートの質流れ販売で
眼の色を変えて
群がる浅ましい形相の女たち

でもその誕生の経緯を
知っている男も女も ....
中国に来てから餃子にはまっている
羊肉と豚肉と牛肉のがあって
牛肉餃子が一番、おいしい
大学の寮の食堂で一人分、餃子を頼んで
タッパーにつめてもらって部屋に持って帰る
小さなお椀に中国で買っ ....
上昇する シャボン シャボン 
水晶の シャボン シャボン
 
殻にこもった シャボン シャボン 
不安な シャボン シャボン
そこが あなたの玉に{ルビ瑕=きず} 

浮いている 揺れ ....
晴れた日の陽射しはいつも私の眼には眩しく、外に出掛ける際にはいつもサングラスをかける。
家には何種類かあるけれど、最近はVivienne Westwoodの青いサングラスをかけている。
外界と自分 ....
おかあさんは空からばらばらになって降ってくる
ぼくが呼ぶたびに、こたえてくれるのだった
地下深くにねむっていたまものの声が
その空に響くたびに
十五年という年月の短さと
まだ君は鉄道を降りて ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
旅の夢 服部 剛112/3/4 23:11
しりとり朧月112/3/4 23:02
沼の宝石箱高原漣112/3/4 22:49
生き買い四帰112/3/4 22:17
だめ佐々木妖精412/3/4 22:04
水色と灰色の昭和吉岡ペペロ712/3/4 21:41
でもきみはそうじゃないんだろう?mizuno...0+12/3/4 21:01
むまのきつりやうきつにのをか中くぼれいりくれんどう6112/3/4 20:50
星のペンダント1486 1...112/3/4 20:20
幸せの配分AquAri...112/3/4 18:51
あめふった心海の旅人212/3/4 18:50
age11たもつ8+12/3/4 18:34
ねえ!プーチン[group]花形新次2*12/3/4 17:18
哀しくてばらばらになりそうだ吉岡ペペロ212/3/4 16:53
天秤心海の旅人412/3/4 14:52
祝 奈落を卒業るるりら11*12/3/4 14:50
心の中ジュリエット212/3/4 14:50
2次元方程式の彼女梅昆布茶612/3/4 14:26
同じ空と違う夢1486 1...012/3/4 13:10
死にたい季節   (神聖かまってちゃんの同名の曲より)yamada...012/3/4 12:05
リスポーンする小脳312/3/4 11:45
秋みっつ藤鈴呼1*12/3/4 10:23
カポタスト草野春心4*12/3/4 10:21
Lifeそらの珊瑚2112/3/4 10:13
竹林をぬけて612/3/4 9:04
IronyHAL7*12/3/4 8:45
中国の食事情ジム・プリマ...4*12/3/4 7:07
シャボン・・・subaru...15*12/3/4 4:26
青いサングラスれもん5*12/3/4 3:18
ジョバンニへ佐伯黒子10*12/3/4 2:22

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