ないものねだり

というのは

なんと ありきたりな

ずいぶん そのままな

お言葉ですね

ないから ねだるのに

ないから ほしいのよ

風船を手にする子の

 ....
けさは水平線が凍っている
長い足を折って待つ子
ひたむきに駆けまわる子
ただ下手くそに眠る子らが凍っている


おとつい死んだ叔父さんへあなたの骨はまずかった
おとつい死んだ叔父 ....
あなたのことを
なにひとつ知らない

どんな家に住んでいるのか
どんな顔をしているのか
どんな爪の形をしているのか
どんな声で話すのか

けれど
あなたのことを
感じることができる ....
夜は浅く長く 昼は深く短く眠る
世界が いつしか僕から消失していく
死が シェスタのようであったらと
祈り願いながら 僕は今日も
光のなか 眠りの岸辺と誘われる

意識と無意識の境界線が朧 ....
よく目がみえないとおもった

いつのまにか伸びた背丈
ひざうらにぬるい風
イヤなあの子の後ろすがた
引き潮みたいに校庭に吸われた

本棚の
手紙のひみつ
バラされたくなかったら
図 ....
なんだか
うれしくなる
ぼくの
なかから
ことしも
にょきにょき
新芽が
でてきたから
なんだか
なんだか
うれしくなる
嘘でぼくを好きといった人にも
嘘でぼくを嫌いといった人にも
ありがとうといった

世界の中で生きている人には
嬉しいことがあるんだと思った
ぼくは世界の外にいるから
お前らとは違うん ....
また僕は他人の幸せを無責任に願った
自分の幸せを未だ願えないまま

あきらめてしまえば
努力する必要だって無いだろう
そんな弱虫の言い分

君が笑ってくれればそれでいい
そんな僕の奢り ....
ぶわぶわぶわぶわ
まき散らしてんだ
町中の
木々が
浴びて
酸素吸って
ぶわぶわぶわぶわ
血が流れる
夏の
八月の
昼の
ぶわぶわぶわぶわ
雲だ
暑い
日に産まれて
あっ ....
生きていることを いつも 忘れさせられた
自分の中にある孤独で そして 何もない
いつも 何も 言葉はなくなった
言葉の意味の中で
乳白の まろやかさ持つ 翡翠かな

透き通る色合いか綺麗なものは 
宝石だけでは有りません

月だって 空だって 空気だって そう。

だけど、ちょっと 
まろやかさ加減を プラスする ....
珊瑚の海へ網を{ルビ擲=なげう}つ
珊瑚は言葉。海は人。
魚は?魚はこころ
どんなに網をなげても魚はつかまらない。
海は青く、空を反射して波打つ……
今日も夜はコンクリートの匂いがした。


手を広げたら大きい穴が空いていた。


気がついたら頭に悪魔が住んでいた。


ふでばこには新しいペンが入ってた。


耳 ....
ぼくは君を体験する=君を直感する

君と一緒にいる間は少なくとも僕の5感は

柔らかな声やよい匂いやあるいはちょとひび割れた唇なんかを

間近に観察することができる


君と別れたあ ....
どこに棲んで どんな名前でいようと
あなたとわたしのはずが
どこに棲んで どんな名前を選ぶかで
壊れそうになる

あなたとわたしが鳥ならば  
仲良く小枝で巣を作り 
もしもふたりが ....
俄雨が降って
花畑みたいになった
横断歩道には
色とりどりのアンブレラ

脳天気な僕は
駆け込んだビルの陰
当てもなく雨宿り

くだらない話や
他愛ない日々に押され ....
四六時中はこぶ
夕映えと同じ
裏窓の{ルビ河岸=かし}にささる
水のお話

その場所を求めて
蚊の姫様が
散策している
森のお話

ある日くびのどこかにも
生まれるお話
マフラ ....
恋を知らないということだけがわたしの羽根 マスクの内側では呼気が次々と水玉に変わるから、にわとりとたまごのどちらが先なのかを知る冬の満員電車。 今日はイモを詰まらせた

母が昨日ふかしたふかしイモで

一本食べて、もう一本は冷蔵庫に

今日は残った一本をレンジで温めた

麦茶で流しこんだ

おとついは食パンを詰まらせた
 ....
乾いた砂が流れていく
ここは砂漠
ではなくて背景のない場所

光があふれているわけではない
のに白く抜けた背景
足元の黄味がかった砂の感触
だけがすべて

風に乗って運ばれてくる
 ....
うまれそうで
うまれない
言葉たちが息づく
まっている時間は
永遠のようにながい

水たまりを手で
かきまわすように
冷たい波紋をよびたくなくて
また無口になる

刃のような言葉 ....
雨上がりの夜道に

コロッケの香りがする

青黒く湿った夜道に

外灯ほどの幸せが停まっている


津波や原発に

ぼくらはいまだに傷ついている

自然をコントロールするため ....
今日の夜ヒマ、今晩は
今日ね気づいた、この部屋外から丸見えやった

この部屋外から丸見えやった


だってそれじゃあいやいや
散らかったパジャマやティッシュやゴムや
揺れる後髪 ....
こんな盲滅法な拙作にすら評価頂いてたんですね。
いつも申し訳ない。










 ....
ふろに
はいることが
ひとしごと

さらを
あらう
ことが
ひとしごと

あした
おきる
ことが
ひとしごと

いきを
することは
かろうじて
しごとでなくて

 ....
きみの影が伸びてつくる
長い坂を
鬼たちが追いかける
失速する黒は
兎と亀で言うところの兎と亀。
両極端は、つまるところ一介(一塊)のもの。

片目(硬め・肩め)の両生類の歌声。
密林よりは砂漠
さらには
砂漠よりも荒地が好みな生命体のよう ....
生業にfortune-tellerを選んだ男が
明日滅びると知る街で
子供たちに幸せな未来を語る
紙芝居のカードをめくる

朝食のクッキーを食べながら
ライフセーバーハウスに行くと
私の ....
潤して
私の喉を

満たして
私の欲望を

禁断の果実で
喉を潤せば

次から次に
欲が涌く

潤して
私の喉を

満たして
私の欲望を

欲して
私を

吐 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
未充足marica...2+*12/3/6 10:21
_ズー6*12/3/6 9:38
そらの珊瑚12*12/3/6 8:14
シェスタHAL312/3/6 6:46
少女のインサイトアオゾラ誤爆112/3/6 6:00
草野大悟1*12/3/6 5:15
仲良ししていよう竜門勇気012/3/6 3:33
只、願う。れもん212/3/6 2:59
八月肉食のすずめ112/3/6 1:49
見えない感覚として描いたもの番田 012/3/6 1:24
まろやかヒスイ藤鈴呼1*12/3/6 1:12
投網高原漣2*12/3/6 0:36
春がきたら212/3/6 0:26
直感と推測梅昆布茶912/3/6 0:24
とろりす212/3/6 0:01
天気予報1486 1...212/3/5 23:52
理来10*12/3/5 23:42
飛ぶからだかなりや312/3/5 23:41
序章012/3/5 23:35
今日はイモを詰まらせた312/3/5 23:31
忘れっぽいのも好都合kauzak5*12/3/5 23:02
おかえり朧月312/3/5 22:56
雨上がりの夜道に吉岡ペペロ812/3/5 22:04
恥裸りdi.di.112/3/5 22:03
ことわざ絵本TAT1*12/3/5 21:42
グリムマール6512/3/5 21:41
mizuno...012/3/5 20:45
リトルグレイの肩幅yuugao112/3/5 20:33
運命のフォーチューン、幸せのフォーチューンmizuno...112/3/5 20:24
りり1*12/3/5 20:16

Home 戻る 最新へ 次へ
2676 2677 2678 2679 2680 2681 2682 2683 2684 2685 2686 2687 2688 2689 2690 2691 2692 2693 2694 2695 2696 2697 2698 2699 2700 2701 2702 2703 2704 2705 2706 2707 2708 2709 2710 2711 2712 2713 2714 2715 2716 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
5.3sec.