微笑む君の手をとって
一緒に歩く
楽しくて
嬉しくて
僕を見ると
飛びついてくる
ハンカチを貸して
一緒に歩いてゆく
もう会えなくなる
もう見えなくなる
もう歩かなくなる
....
人に愛され
必要とされ
役立って
誉められる
幸せなんだろうけど
満足していない
心にはポッカリ穴が
開いている
寂しい
悲しい
空しい
苦しい
昔から
お米には
たくさんの神様が宿ると
言われているけれど
ウンコだって一緒さ
とりわけ
健康のため
嫁さんに
玄米を食べさせられている
僕のウンコなんか
そっくりそのまんま
....
水ようかんの沈む海を
泳いできました
手作りの名前を
握りしめて
どこから来たのか聞かれても
お母さん
としか答えられませんでした
今日という日がまた溶けて
明日だけが
....
嗄れた午後、稲妻のように部屋を飛び交うファンタズマ、肉体は半ば、浅黒い影に支配されて、ああ、おれは迂闊にも砂浜に辿りついた術の無い海洋生物のようだ、身体はままならず、心ばかりが狼狽える ....
1からゆっくり考える
いったい何を 忘れてきたのか
100を超えても考える
お終いまで 考える
あの娘の手紙はしまったし
鉛筆も10本はある
お気に入りの絵本も
途中までであきらめた ....
大空に心を飛ばそう
美しいコトバを追いかけて
風船のようにふわふわ漂いながら
心の中に綺麗な模様を描く
それは私だけのオリジナル
私には 『 創作 』という翼がある
誰にも理解されな ....
鍋に汲まれた大きめの水が、ふつふつするのを待つため、また煙草を吸う。そのあとで麺が茹で上がるのを待つから、また煙草を吸う。台所を出たり入ったり、むしろ煙草のためのパスタじゃないか!、なんて思ったフリ ....
あらゆる行動の最小公約数に
自分が残らないようにすることで
望んでやっているわけではないと
いつもいつも自分に
使い古した免罪符を渡し続けているのだ
そんな自分の発明した錬金術を使い続け ....
ありったけの想いを君に
ありったけの想いをあなたに
僕は生きてるよー!
今日も元気だよー!
苦しさになんて
絶対負けないからねー!
また
会いに行くよ ....
あなたの言葉は泉のようです
からからのこの心を
なみなみと潤す
私だけつらいわけではないはず
あなたにはあなたの
人に言えないほどの苦しみがあるはず
けれど
あなたは ....
優しい。
痛くない。
傷ついてきたことも
静かなam
ひとの数だけ
ふつうに雨に濡れている
雨の日のam
ひとのいる場所に
一人でゆくのが好きだ
....
長いスロ-プを滑り落ちてくる記憶の思いがけなさに
ふと足をとめて目の前をよぎる影を追えば
短くなった日時計は正午でとまったままうたたねをして
またあの回廊へといざなってゆこうとする
この場 ....
争いは 好んだりしないよ
ほんとだよ
だってわたし
クリームパンのパンだけ先に食べちゃうし
ほら あれ 口の中でパンとクリームがけんかしちゃうでしょ
それを避けるため
それくらい わ ....
僕は君の夢を見る
シーツにくるまった君の夢を
静寂とともに訪れる穏やかな時間と空間が見せるのは
幻想と想像と冒険の世界
僕は月の光を全身に浴びて
宇宙(そら)の夢を掻き集める
....
頬を伝う涙を
俺はもう笑いはしない
人の心の奥底に
本物の涙が流れていると知ったあの日から
人は
悲しまずに泣く事のできる唯一の動物だ
だが同時に
泣く事をせず悲しむことのできる唯一の動 ....
「彼女と意外な形で再会した。
変わり果てた彼女。
だが前と変わらぬ面影を残していた。
彼女を縛る物はもう何も無い。
ずっとこんな日が来るのを待っていたのかも知れない。
僕はそう思い込み、そし ....
手紙の最後に
P.S.と記す
ああ、そういえば
思い出したよ
とでも
いうような
そぶりで
P.S.と記す
白状すると
本文は
この追伸を
書くための
助走
その ....
小さい頃から身体が弱かった
小学時代まで喘息で何度も入院
中学時代に内臓1コ無くし
高校時代に拒食症になり
社会人になってヘルニア手術を受け
今度は声帯をとらなきゃいけない
親は毎 ....
男が立ちはだかった時
お前に立ちはだかった時
そいつは もう死んでいた
お前が生き続ける限り
それは不変の法則だった
ビリー
お前は撃った
沈黙を破るため
そして人はお前を 英 ....
ライトを消して
ベッドに入ったら
想像して
きみのいないところで
誰かが囁く
何を囁いてるのか
想像してみて
焦ることはない
夜は長く
いつまでもきみを待ってる
きみがやったこと
....
数センチほど開いて
庭石を動かしたなら
地球の公転も微妙に外れたよ
鉛筆で一ミリ大きく
尖った亀は緑色M字開脚
え、まだ、暗い穴を掘ってるの?
シャイなやつらだな
....
タイトルはブリティッシュトラッドの歌姫
サンディ−デニ−の海と私のねじれたキャンドルというアルバムからいただいた
近所に日本最大級の品揃えの蔦屋ができてそこでいまはなき彼女のジャッケットに遭遇 ....
カーテンを ふふっ と揺らして
“遊びに行くよ”と風がささやく
ベランダに出るとまだ肌寒く
真夜中の匂いが甘く漂う
空が丸い皿をひっくり返して
夢中でざらめをかじっている
それがし ....
どうして
生きているのでしょう
どうして
生きていくのでしょう
どうして
産まれたのでしょう
どうして
死んではいけないのですか
この広い世界のちっぽけなひとつ ....
くだらないと思った
戦う前から勝敗はつけられていたのだ
詩を書いても 真面目に働こうとしてみても
努力など糞の役にも立たないから
細かな霧霞
揺れる 山並みに 残雪
未だ 冬に 片足
突っ込んだ ばかりだから
此れは 残雪ではなくて
秋の 深まり
春雨を 思い出せる
そんな季節
土鍋も ....
昨夜 十一時過ぎ
シカバネとトランプをした
シカバネが
あまりも
つらそうにするから
さみしそうにするから
すると夜中 理科の先生に呼ばれて
「シカバネとトランプをしてはいけません」 ....
真夜中すぎの
名の呼びかけに
応じて
彼岸に渡ってはならない
迷ったすえの
菜の花ばたけに
通じて
此岸に帰らねばならない
死の後の
言い訳
有るか無しか
しのご ....
例えば、君の楽観的な物の捉え方が
誰かを傷付けたとしよう
だからといって悲観的になる必要はない
君は目の前にある壁をぶち破ればいい
落ち着いた生活がいいか
変化に富んだ生活かいいか
ど ....
2669 2670 2671 2672 2673 2674 2675 2676 2677 2678 2679 2680 2681 2682 2683 2684 2685 2686 2687 2688 2689 2690 2691 2692 2693 2694 2695 2696 2697 2698 2699 2700 2701 2702 2703 2704 2705 2706 2707 2708 2709
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
6.45sec.