私は夢の裏側にいる
私には夢が見えない
夢も私が見えない
いま
夢はあなたを見ている
夢が見ているのはあなただけ
夢は朽ちて落ちるひとひらの葉を拾う
夢がなければ、朽ちて、落ちて ....
舞台
晴れやか
うなぎ晴れやか
はがねもうららか
研いだしせんに
切断されずに
ひらひら、ひらひら、
だぶるおだやか
みゃーはなごやか
からりとこけるこうせんは
宇宙からも知覚から ....
手を合わせて
想う気持ちは皆同じ
それは神だとか仏だとかではなく
旅立っていった
愛する人への祈り
今日もありがとうとか
頑張れますようにとか
差し伸ばした手を
握ってほしいだけ
物 ....
2011年3月11日
16年間生きてきた中で
いちばん
自分の無力さと自然の恐ろしさを感じた1日でした
大きな揺れに
悲鳴をあげることしかできず
広い街が
建物が
....
耳をすますときは
手と足が
とまる
だれにしたって表情が凝固して
仮面になる
手配写真のようにだ
音がするほうに
むける
....
この眩しい青空と比較してみる
かもめを探す
敢えて口にしない哀しみ
沖に流されては潮/騒
に引き戻され
わたしには縺れあう術がない
風またつよく、 荒い波
そして、
一 ....
{引用=
その珈琲豆は挽かないほうがいいです その鉄のにおい
そのままでいてとてもわるい
この身には
どろみず色の牛乳紅茶が
湧きつづけていてとてもわるい
ひしめく指と指の間から
....
しあわせって
怠惰なものだと思う
ぼくらは勤勉にがんばるだろうけど
それは退屈な平和を
手に入れるためなんだ
そのことを忘れないようにしよう
でないと
本末転倒になってしまう ....
ねぇ君は
私のこと好き?
私を失うことが怖い?
そうやって
ひとりでいるとき
誰を想っているの?
ひとりで考え出したらきりがなくて
どんどん心は曇っていって
すぐに ....
あのとき祈ったとおりになった
だから生きている
世界は
ぼくにだけ語りかけている
あなたにだけ語りかけている
それが生きているということ
{画像=120311104015.jpg}
{引用=※ 写真は宮城県南三陸町の防災対策庁舎跡
12メートルを超える巨大な津波が庁舎を襲い、
41人の方々の尊い命が犠牲なりました。}
....
悪魔の森から
ギターがきこえる
お前は
言葉を
やめたほうがいいと
あの時間は写真のなか
あの声は誰かのもの
朝露が
葉先でゆれる
あなたに
出逢えて良かったと
別れを惜しむように
きらきら
ゆれている
またいつか、は
ないけれど
またいつか、と
ほほえんで
さいごの
さいごに ....
鍋に水入れて
レンジにかけ
沸騰させます
袋開けて
麺とスープ
出しておきます
もうすぐ昼ですね
ラーメン作りませんか
ラーメンだけ食べたって
栄養が偏るから
キャベツでも ....
あなたの
骨に
刻む
エピグラフ
八丁湖に近い里山の中
築130年の古民家をマスターが再生させたという
彼は光の彫刻家漂泊の魂
彼のミュージアムで光の芸術を見せてもらう
暗やみのなか中心となるオーロラ様の赤 ....
詩の中で書きたいことが書けないのは何故だろう。それを表現とする人を、心の奥底で笑った。この現象は、一体、何故なのだろう。ペンを取る時、迷いの中で、書こうとすることだけが、私の主張をもみ消していく。
衰弱した 花に 無数の歌声が
生かされた 僕は 君に 何度でも
導かれた 息をのむ 一瞬に
君は海 ぼくは ただ溺れている
喜びに 射抜かれて
解放への 糸口 ....
不自然な月の夜、
一体何人が「月が綺麗ですね」という語を発したのだろう。
そしてそのうちの一体何人が
そこにI LOVE YOU.の意味を込めたのだろう。
しめやかに行われた月見の席、
....
漉せば 良かったんだ
濾して しまえば
小さな 穴から
ペースト状になって
流れ始めるから
澱んだ 金網に詰まった落ち葉も
曲水内の 染みったれた重い葉も
丸ごと捨ててしまえ ....
かわろうなんて
おもわないほうがいい
ひとはうまれてしぬまで
かわっていくからだ
ゆるやかに
むりのないように
しぜんにかわるように
できているからだ
男どもよ、
おまえたちは、何なのだ。
おまえたちが女の子から
とくべつの親愛の情がこもった微笑みを向けられるのは
男どもよ、
それは、おまえたちが他でも無い
男であるからだ。
男ども ....
殺すな世界を
殺すな人を
殺すな共にある命を
誰も殺さない
誰にも殺させない
誰かを殺すこともない
自然が教訓と戒めと希望を厳しくもたらした後
強者のルールは打ちのめされた人 ....
信者の行進は俯きがちで
淀んだ空気を見詰めている。
名前を呼ばれ
私は懺悔室へ向かう。
白衣の牧師
錠剤は聖書
神様だけが不在。
タイトルは僕の信念だ
座右の銘と言ってもいい
....
ぼくがきみの好きだった表情は
泣くのを見せまいとの泣き笑顔
悔しさをぼくにも見せまいと
弱音は吐かなかった泣き笑顔
その表情を見れなくなったため
ぼくもいつしか憶えた泣き笑顔
....
エイハブの 煮えたぎる執念はない
サンチャゴの 生業における死闘もない
ただほんの一瞬
銀色の飛沫 宙に身を躍らせた
美しい魚の姿
七色の光の欠片をまき散らし
碧き海原に滑り込んだ
海の ....
この沈黙は
もう諦めて
ってことなの?
私に呆れたの?
もう疲れたの?
君だけだよ
私には君だけ
だから
つらいの
だから
すぐ泣くの
置いて ....
嵐は 過ぎ去ったようだ
水しぶきを上げて 遠ざかる 深夜トラック
小さな町の バイパス沿いの店で
だれも来ない夜を 過ごしている
数台分の駐車場は 埋まったこともない
看 ....
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