男であること
なよなよした言葉で
変装してみせる
中性の安全地帯がビーカーの液で黄色に変わり
青いリトマス紙に
夜な夜な試験にかけられる
女であったなら
明日の仕事勤めなんか考える必 ....
白い砂漠を
透きとおるように走り
ドアを開けるひと

十字路から続く
道はあおく
どこまでも続いている
この土地に立つわたしに
何が見えるのかと聞く
見えるものは全ての風
見えない ....
わけもなく
おかあさん
と 叫びたいときがあり

私はどこへかえりたいのだろう
すべて夕焼けのせいと
いいわけをする
甘やかす
私に見せる
私のうらがわ
細くやわらかな毛氈が
鳥の道に触れてゆく
夜の上の朝
光にじむ日


猫の幻が五つ
壁の幻を視ている
街が眠るまで
会話はつづく


冬が招く冬の道を
影に刺 ....
Gが死んだのは寒風厳しい二月の末だと云う
ひらかれた掌からすべり落ちたグラスにこぼれるコーラの泡と
整列して空虚なペットボトル
黒い海鳴りがうまれた
坊主頭に、北からの光がきっとまぶしかったこ ....
痛みに耐えて目を閉じている

今日で臥して四日目になる

病室にはひかりがしみている

トイレに行くのも辛いから

あまり食事もとらないでいる


ひかりのなかにいる

風が ....
傷つけるのが怖くて
傷つけられるのが怖くて
人を信じられなくて
信じたくなくて

そんなこと言っても

結局一番可愛いのは自分

守りたいのは自分ひとり

この国を変えます
 ....
左の翼は
羽の一枚一枚がすべて
小さな銀のナイフ
右の翼は
羽の一枚一枚がすべて
紅い薔薇の花びら

その飛行の軌跡は
歪みつづける
あるいはその飛行が
天を歪ませてい ....
陽が昇っても輝かない塵

偉人の言葉も滑るクレーター

あり地獄程に底なし

  月面裏の刑務所
  術を奪われここへ来た

彗星を何度も見 酸素なくとも生きているのを知らせた光
 ....
僕たちは有限な生を生きるのだけれども
異なった価値観の人生をそれぞれの主観で生きるしか無いのです
だから自分で思い込んでる真実なんてたいしたものじやないのですね
僕は人に無駄と指摘されながらも
 ....
世界に陣痛が始まった
新しい朝が生まれるのだ
新しい私も生まれる
久しぶりのお酒で
酔っぱらって
森の墓地にある
友人の墓に
寄ってみたり
ビンゴで当たった
3DSを供えてきたり

して
それを
今から取りに戻ろうと
してる




 ....
鳥の形の窓の向こうに
冷たい雨を含んだ雲が
垂れ籠める空

とおくに
黒点のように
鳥が数羽舞っている

ねじが壊れたオルゴールの
メロディーを忘れた曲が鳴っている
顔がない写真の ....
孤独になりたいという
私の第六の人格

バーコードと
樹木と
宇宙を映し出す目



泣き出しそうな
青灰色の空に
不在の鳥の
鳴き声の残響

黒いセロファン
カミソリ ....
淋しいのかい
みんなそうさ
だからあなたはこの世を創った
あなたが作り出した夢だから
必要な時は話し相手が自然に出てくるさ
だから安心して待っててね
君の目と太陽が重なりあう時
キツイ日差しを和らげる雲は
すぐそこまで駆けつける

君が一人で地を{ルビ這=は}う時
視界を遮る{ルビ朝靄=あさもや}は
一目散に寝床に帰る

君の手が{ ....
油塗れになった リンゴ テカテカ
外側が 可愛らしいから
性格まで 血塗れぬなんて
誰が 決めたの

長岡産の リンゴと 聞いて
新潟の 長い靴型を
思い起こしたア ナタとは
お友 ....
夢のような風景を見た。地下深く眠る道に漂う匂いを思い出した。日曜日の夕暮れを見ているみたいで寂しい。今、社員と名がつけば馬車馬並に働かされる存在だ。定時で帰れていた頃が、懐かしい。時間だけは、人の .... 寒さがやわらいできた
薄着でそとにでかけたからか 何かあたたかいものがたべたい

季節はくりかえさない
春とわたしたちがよんでいるもの
一度としておなじ春はこなかった

世界にはいままで ....
はぐれてしまった宇宙飛行士は

地球を見つめながら死んでゆくのだろうか

ぼくは誰とはぐれてしまったのだろう

かなたに何を見つめながら死んでゆくのだろう


下唇をすこし噛んだら
 ....
地球はどんどん
狭くなる
ジェット機
ネット
緩む境界

宇宙はどんどん
広くなる
ビッグバン
暗黒物質
ひずみと膨張

創造主の
想像は
どこにいくか
そもそも創造 ....
愛してくれるなら
誰でもよかった
私は誰かを愛したり
しなかった
だから
式が近付いて
思うことは
本当のものなどない
という
諦めの感覚と
口から
C4をとりだして
壁に穴を ....
河の流れはだんだん速くなって
海が近いことを知らせていた
私たちはクロコダイルの肉を
焚き火にかざしながら
今後のことを相談し話し合った
火に砂をかけ辺りを闇に返すと
星たちがそれを奪い合 ....
20時ちょうどの羽田発
頭上のモニターに映る
地上を無秩序に走る光の帯
良くも悪くも
ヒトノイトナミ。
なによりも、
僕を探すキミが
寒くありませんように

機内の灯りが落ちた ....
父は絵本で、母は旅人だった。
ダンジョンを地下へ地下へと解き進み
衰弱しきって手に入れたのは
たったそれだけの事実だった。


うつくしい物語を記録する誠実な本
わたしは文字を指で読んだ ....
開けないドアの向こうに
なにがあるのだろう
開けないからこそ
それはそこにあると思う

そんな風に私は
期待をいつももっている

夜を少し
手のひらであたためながら
そっと朝にかえ ....
 その伸びる影は
 何度道路を横切っても
 腕時計の代わりにはなれないでいる

 そこを曲がれば彼女の家、なのに
 まっすぐビルとビルの隙間を
 繁華街の方へと抜けてゆく

 ダン ....
「何事も、前向きに考える」 

「ゆっくり、飲ませてくれ」 

「マイペースでいこうぜ」 

「ワイングラスになみなみ{ルビ注=つ}いだら、美味くない」 

「長く、死ぬまでのみてぇな ....
旅の時間に身を置くと 
宿で食べる朝食の 
目玉焼きの黄味や
納豆の一粒までも 
電球の日に照らされて
嬉しそうに皿に盛られているのです 

小皿には仲良く並んだらっきょうの間に 
も ....
労働者はおおむね真面目に労働していたし、じぶんの与えられた作業には真剣に取り組んでいたが、しかし、責任の及ぶ範囲はそこまでで、というのも、それは当然で、最下級の働き手である彼等は、直属の上司に責任を負 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
女装乱太郎1512/3/25 18:19
宮岡絵美412/3/25 17:08
ゆうやけの裏側朧月212/3/25 16:51
愚者の庭木立 悟6+12/3/25 16:44
soft_m...712/3/25 15:25
春のひかり吉岡ペペロ5*12/3/25 14:27
キレイゴトジュリエット312/3/25 13:15
不自由な天使塔野夏子7*12/3/25 12:22
月面裏の刑務所朝焼彩茜色312/3/25 12:16
珈琲と朝と梅昆布茶712/3/25 9:51
誕生たにい412/3/25 6:49
四次会mizuno...212/3/25 5:12
landscape_01ty612/3/25 5:01
【詩_20120320】212/3/25 4:58
眠れない夜のためにたにい212/3/25 4:10
君の知らない所でsubaru...15*12/3/25 2:47
ネグリジェ藤鈴呼1*12/3/25 2:03
無意味な街番田 112/3/25 1:48
春について(ホットケーキ)木屋 亞万4*12/3/25 1:15
はぐれてしまった宇宙飛行士吉岡ペペロ14*12/3/25 1:04
創世シホ.N212/3/25 0:58
blighted rosemizuno...212/3/25 0:29
火星412/3/25 0:06
夜間飛行御笠川マコト212/3/24 23:50
三月のライオンkawa112/3/24 23:46
孵化朧月9*12/3/24 23:19
そこに立っているOhatu112/3/24 23:04
ある酒場でのおじさん達の会話 服部 剛212/3/24 22:04
花巻の宿にて 8*12/3/24 21:53
工場日記1990浩一212/3/24 21:22

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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