南へ向かう鳥達が
薄色の空に溶けて行った

きみは衣装棚から
厚い上着を出してきて
胸元に飾った小さな憧れを
そっと隠した

子犬が地層の匂いを嗅いでいる
鳥の化石に恋をしたんだ
 ....
天才とは神に選ばれしもの

そう神はきみの近くにいた

しかし余りに神に近いため

その手と握手してしまった

そして天空へ消えて逝った

そしてきみの名だけが残る

神はいつ ....
アンコール・ワット
ポル・ポト大殺戮
シハヌーク国王
それぐらいしか知らない
でもタイのビザが切れたときに
一旦入国したことがある
たった一時間だけの滞在だったけれど

かぼちゃの語源 ....
冷めかけた珈琲と
進まない長針
ミルクの輪をつけたキミは
遠い場所へ行った
 
記憶があるから
何度も会えるね
でもね
逢いたいよ君に
二面鏡の隅に目がある
穴から出ると夜
森には残された息だけが息づいている
細切れの海岸
前日の帰路
煌々と
息もなく 帰宅

二面鏡の
繰り反しの音
隅から
暁に
 ....
そんな名前のアーティストがいたなぁ と
返信しようとして 気付く

ポケット と ビスケット
その コラボレーションで
思い出す

とても 元気の良い 女性ヴォイスには
励まされる ....
この身が消え失せるほど
持てる力の全てを尽くして
君を愛したいんだ

君に嫌われたくないから
これでも抑えてるほうなんだよ

ほんとうは
君が嫌うような
鬱陶しいぐらいの
 ....
穏やかなる心臓

心という名札を付ければ

心はここよと 迷う必要もなくなる

 至らぬ刺激に 春風が窓枠から
 四角の形で箱にする 心の部屋

 悠然に流れる ドクン ドクン
  ....
 
 
ダムのほとりにある木造の役場に
申請書を出した
数枚の資料を添付した
簡素な手続きで済む些細なものでも
無いと困ることが時々ある
花が咲いている
名前が思い出せない
きみが好 ....
やわらかな月が水面にうつる
すくったらきっと絹ごしの豆腐みたいなんだわとひとりごちる

せわしない烏が塵を漁る
捕まえて焼いたらプラスチックがでてくるんだろう

妖怪じみた義母を介護する
 ....
出だしに余計なセリフを付け足したりすると
「俺の作品を侮辱しよって、オマエにはもう歌わせん!」
などと作者の怒りを買ってしまうことになりますので
決してしないようにお願いします

ってなこと ....
自然はいつも私を通りすぎる
私の存在などないとでも言うように

時に淘汰されすりきれた人生も
愛した男に別れを告げられても

自然は本当に確かに
私をすりぬける

けれども思う

 ....
賞味記念日 6月31日
 
 前半の締めくくりの この日に
 得意技の 値段が清算される

 凹むも上がるも 
 後半の12月32日に 響きわたる

 凹んでられない
  
 飛び ....
包丁の音
切られた胡瓜が並んで
汗ばむ肌に風そよぐ




*************************
実際は初夏にはまだ早い気もするのですが、初夏の気配を感じたので。
暗いビルの廃墟の間を
一人の男が歩いている・・・
彼は既に亡霊達に取り憑かれている
メロにルカにアンジェリーナ・・・
どれもこれも彼が愛し
そして殺した女達・・・
今宵、月は煌々と輝き
 ....
突然 私信が来た
それはぼくが詠んだ詩に
ついての批評ではなく

その詩を契機に
その人物の思想・信条を元に
ぼくの思想・信条を問うものだった

一通目は言葉は荒いが論理的に
皇室に ....
音は空気を通過するだけで屈折する
光は水を通過するだけで屈折する
事実は脳髄を通過するだけで屈折する

視た
聴いた
嗅いだ
触った

経験という名の感覚の残滓は
時間を刻むことも ....
僕には見えない
遠くが 見える
そこで 生きていくことが
僕は 夢を 見ていた
そこで 一体 何を 見たのだろう 
音楽を 夢で きいていたのかもしれない
心の底から遠ざかっていく
だけ ....
≪さいごの夜≫
 
 
    自動改札機は水槽で
    中に魚が住んでいる
 
             という夢
 
    をみている魚が居て
    自動改札機の水槽を
 ....
火星人

火星人転んだ

火星人まろびつつ

火星人しりもちついた

火星人雷落ちた

火星人とんがった

火星人おとといきた

火星人二本足だった

火星人地面にたく ....
    摘まれるのならあなたの指先で摘まれたいとささやく、
    生まれたばかりの黄緑色の新芽は、ニンフの羽のよう
    にやわらかいけれど、たちまち老化する残酷な御伽話
    を内包して ....
屋根瓦は濡れ色で
雉の音と喧嘩する
遠く電光に溶ける頃

時折冷ややかに鐘の音が重なる
もうまもなく 沈んでしまうわ

月まで誘う鉄橋をご覧なさい
ほらごらんなさいよ

叙景 蠢き ....
この世にある真実のうち

死ぬまでに知ることができる

辿り付く事ができる真実は

いくつ用意されているのだろう

今あるものが実はないものだったとき

我々は生きていけるのだろう ....
クラシックを聴かせて育てると乳牛の乳の出が良くなり植物が生き生きするという
それは聴かせている人間の心こそが和らいで生き物に伝わるからだろう
人が優しく生き物に接すると生き物は喜んで元気になるとい ....
四月を追いかけて四月に転落する
「僕たち」は「僕たち」のままで歩き、
「僕たち」のままでいなくなる
冬がとけていく
春が春に春を春よ
濡れたアスファルトを引っ掻いていく自動車の群れ
時間が ....
私のついた嘘が
ひとり歩きして
本物と変わらない姿をして
私の前に現れる

そうしたらもうわからないじゃないか

嘘をついてすぐ嘘だよ
今の嘘だよと笑えるぐらいなら
いいのだけれど
 ....
目に見える光を求めて、
街を彷徨って居たら、
何時の間にか此処に来てしまったんだ。
左目隠した僕は、
街灯の下、君の影が伸びているのに気が付かなかった。
人形抱いた君の冷たい目が、
何か言 ....
語り尽くせないけれど
日々の糧と健康で
働けることに感謝

こうしているだけで
心責してしまう

お湯を沸かして
お茶にしよう

忘れたりしない
主人公はいつもの脇役に戻り

四月初旬の苦味を噛締める

午前九時 窓の外 雨音はバスドラム

僕は憂鬱を声にしてただ吹き飛ばす

色彩などとうの昔に失ったという

無色透明の夢を ....
大震災が起こった

多くの日本人も世界各国も

被災者に被災地に心を寄せた

だが原発から放射線が大量に飛散した



その年の漢字は《絆》と云う文字が選ばれた

そして一年が ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
晩秋壮佑32*12/4/5 20:42
1994年5月1日HAL5*12/4/5 20:39
なめないで 猫ひろし[group]花形新次012/4/5 19:58
天使marux22*12/4/5 19:43
_益子212/4/5 19:23
ハモった季節藤鈴呼1*12/4/5 19:18
熱い愛ジュリエット112/4/5 18:57
名札と切り札朝焼彩茜色2*12/4/5 17:48
age43たもつ312/4/5 17:24
日常田園4*12/4/5 16:58
玉袋さん[group]花形新次212/4/5 14:44
自然田園5*12/4/5 13:40
賞味記念日朝焼彩茜色1*12/4/5 13:31
胡瓜の初夏れもん212/4/5 12:20
魔に魅入られた男yamada...012/4/5 11:40
私信HAL112/4/5 11:12
無知……とある蛙12*12/4/5 10:05
_番田 112/4/5 9:32
みなそこ(X)投稿者4+*12/4/5 9:18
火星人ジム・プリマ...3*12/4/5 8:55
茶摘みそらの珊瑚10*12/4/5 7:57
ボンネットしべ212/4/5 7:17
祈りmarux25*12/4/5 6:47
朝のお願いたにい212/4/5 6:46
春へめー612/4/5 3:28
嘘と麦チョコ灰泥軽茶11*12/4/5 2:19
街灯雅寛112/4/5 1:25
挿絵312/4/4 23:42
Utatan...412/4/4 23:35
《絆》HAL4+*12/4/4 23:26

Home 戻る 最新へ 次へ
2640 2641 2642 2643 2644 2645 2646 2647 2648 2649 2650 2651 2652 2653 2654 2655 2656 2657 2658 2659 2660 2661 2662 2663 2664 2665 2666 2667 2668 2669 2670 2671 2672 2673 2674 2675 2676 2677 2678 2679 2680 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
4.01sec.