キミがいなくなるなんて想像できない
キミがいなくなるんて想像したくない
そうは言っても お若いの
そんなトーンじゃ
味わいなんて生まれっこない
体調が悪い
心が不安定
そんなの ....
知らなかった
知らなかった
知らなかったんだよぉ
あんたがさ
いつも笑ってるからさ
俺は安心しちまって
わからなかった
わからなかった
わからなかったんだよぉ
あんた ....
雨よ 降れ
俺達の世界を濡らせ
おんぼろ小屋にも大豪邸にも
等しく雨を叩きつけてやれ
豪邸の中にも貧乏長屋の中にも
等しく人の醜さと卑しさが満ち溢れているから
雨よ 降れ
そうして俺達の ....
懺悔の祈りを捧げると 天使たちが騒ぎ出す
謝罪するな
俺たちの過去を否定するな
過去を見ても過去は変えられない
生きてきた意味を否定するな と 天使たちがわめく
悔い改めを真っ向 ....
朝日が漏れてる 扉の隙間から
雨露で濡れてる 草の葉
ありったけの想いを 声を殺して言う
ありったけの想いを 声を殺して歌う
待ち焦がれていた優しさが 君を包む
静寂の中に感じている 僅かな ....
値段のつく時間に
ならぶことの憂鬱
イキルってつぶやいた
小さな頃のほうが真剣だった
安易に手に入ることが
平和だと信じさせようとする
がまんって文字を辞書から
排除してもいいこ ....
120522
7月22日はポエケット
忘れないように認めた
ポケットのメモ帳は
今日もがら空きで
予約定員を満たさない
6月も22日が来たから
今日 ....
雨の日に梅酒を作った
晴れの日にはスケッチに行って
昨日の晩はお皿を割った
夢も見るし電話もかける
こんな何気ない毎日を繰り返して
それでも私
幸せ ....
会社の中で長渕剛の歌を流していた。だけど、誰一人として耳を傾けている人などいなかった。なぜ、このようなことになるのだろう。人間の情念のようなものが、人に理解されないのはなぜだろう。暗いからだろうか ....
さて、正面には
丸い机
中央の
銀皿にもられた
艶やかな葡萄と
止まったままの砂時計
どこからか
聞こえてくる通奏低音が
生きものたちの
瞼に影を落として、
りりり、と
電話 ....
鉱石は女のなかに
いくつもの錠剤と
かすかな焼け野はらの香り
それと、ちいさな紙切れは
緑がかった鉱石を仄かに
ひらめかせては
夜という夜のあとに
必ず差し込まれる朝
その尻尾にぶらさ ....
あのあと
春へ向かった傷あとが
まだ桜色なので
熱をもって
おぼつかない
唇の舐めかたが
やさしいのか
つめたいのか
この生暖かな季節ににた
この体温が強く
開くかもし ....
どうしても舐められない背中に
傷がある
猫がひとつ
街の中に座ってた
首もとまで
コートを閉めて
冷えきった青
ブルーとは、
本来冷たい色なのだと
冬の終わるいま
あい ....
指紋と同じように
文紋と言うものが存在するとしたら
俺の文紋がべたべたとくっついた文言を並べるのは
心苦しい
灰で洗われた鋼鉄のように
そのようにありたい
今日の朝
街並みは少々異様な光景で
路上に色眼鏡とカメラを片手に持つ人々
刻一刻と薄暗くなってゆく
視線は月と太陽の重なりへ向けられている
金環日蝕
昨日からテレビで見ているから
....
ある夜の夢の中
ぼくは一つの素晴らしい言葉を吹いた
それは宝石にたとえるならダイアモンドのようで
気分にたとえるならすがすがしい朝の目覚めで
まだ眠ってるどこかが新しく生まれたようだった
....
森の招待状がとどきました
差し出し人は、不明
( 今日の午後、お待ちしています )
宛て名は、
確かにわたし だから
森へ さがしに出かけてみる
母の ....
同志が一人死んでゆく
疲れ果て
夢も希望もない
人の罪を負う
生きるために働き
遊ぶ事は許されず
欝になる。
休む事は禁じられ
息もできない。
誰か助けてやれないのか?
世 ....
毎日同じことの繰り返し
勉強する事は毎日変わる
仕事と趣味は違うんだよ
心身共に疲れ果てしまい
思うことはこれで終わらない
いつか日の目を見るために
毎日を努力する。
いつか大きなこ ....
優しい風が吹き
夢のような景色
変わらない川岸
君と見つめ合う
好きだと君が言う
照れて赤くなる僕
時間だけが過ぎる
何にもない日々だ
抱き合い
接吻をし
髪を撫で
抱締 ....
僕の昨夜の窓から
お通夜のような
山腹のともし火が
見えていた
夜が更けるほど
冷えかけの
マグマのように
増して行く
くれない
やがてそれは
手を加えた
薔薇のように
....
明方の台所で
豆腐がひとり
脱皮をしていた
家の者を起こさなように
静かに皮を脱いでいた
すべてを終えると
皮を丁寧に畳み
生ごみのところに捨て
冷蔵庫に入った
....
きっと二人 それぞれの部屋から
同じ光を見上げてる
眩しすぎる夢を包む金の環は
初日の翌朝に見る夢のよう
甘い煙が立ち昇り 宙で交わって行く
すべてをさらけ出しても見えること ....
今日は僕が…
この世に生を受けた…
一年で一度の日
少ないが…
『おめでとう』
と言ってくれる
人達がいるよ
誕生日なんてね
嬉しい事でもない!
なんてツッパッて
みてもね ....
不自由です
水の中にいるよに
いらないものに囲まれ
いらないものを抱え込み
みてほしくなくて
みていてほしくて
一人になりたいひとは
みな
一人がきらいなひとです
猫が死んだ
でもそれは嘘だった
しばらくしたら動き出した
なぁんだ嘘か
騙されて損した
猫が死んだ
でもそれは本当だった
しばらくすると体がカチコチになってた
なぁんだ ....
いのちのサーバーが天にある
それは雲の上で眩しく輝いていて
すべての生き物の情報は自動的に記録され保存されている
それはまた蓄えた情報を私たちに発信している
ふと胸が暖かくなって明るい気持 ....
何を考えることも
何も書くこともできない
そんな時に詩はやってくる
僕は寝床から身を起こして
それを薄汚れたノートに書き付ける
時間は深夜四時過ぎ
鳥もまだ眠っているというのに
雨に濡れ
ネロは行く
自らの死骸を引きずって
彼は昔に死んだ
その時に彼には
彼の死を詠んだ一人の詩人がいた
今はもういない
ネロは行く
自身の死そのものを
廃棄場に捨てに行くために
よっぽど
おなかすかしてはったんやなぁ、おつきさん
おひさん
たべてまうなんて
よっぽどやな
やけどするで
くちんなか
べろんべろんになるで
おとなしそうなかおして
やるときゃやるん ....
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