黄金の街を走っていた
朝靄の薄い空虚を吐き出しながら
黄金のメッキに塗り潰された鳥たちが
高速回転しながら
物凄い速さで
垂直降下し
渇いた微粒状の粘膜を切り裂いている
街の ....
心を越えて
空は有る。
魂ほどの大きさの
宇宙の容量についての論文。
光。
夜。
今、君が見せた裸体についてーーー。
言葉を失うことについて。
誰もが知っていることを「知らない」という ....
瞑ればおちる 喉元の声
ずく で 散り急いだ未明
知られる事は 色づいてからでいい

浮いた草がひろげる風の扉
顔を覗かせては
あわててもどる 七色の瞳

危険な冒険の途中なの
それ ....
愛という名のカニバニズム
この肉も骨も血も
すべてあなたに捧げましょう

張り巡らされた 透明の糸に
蝶々が絡め取られてしまった
白い翅を震わせ もがいても
ここからはもう逃れられない
 ....
背を向けて眠る
あなたのかたちを
なぞるかたちで
空洞が訪れ
わたしのかわりに
あなたを奪っていく

シーツの重みを
じっ
とみていると
だんだんと
時間が失われていくのがわ ....
(無音)

ずっとずっと少女は旗を振っている。

なにを言わんとするのか

なにを伝えんとするのか

一切、わからないが

その表情は切実で、真剣そのもので

真っ黒い旗を必死 ....
辞めたバイトが歩いていく
彼女の肩には 未来があるのだろうか
なけなしの金と 与えられることのない自由と
無意味な夢を抱えて 一体どこに行くのだろう
雨の中で ふたりは別れを決めた
どう足掻いてもすれ違う心を
止めるすべはすべて尽くした後に
静かに訪れた
 それが答えだった


空調を止めて 互いの汗と鼓動を存分に感じる午後
ひとつ ....
{画像=120523013143.jpg}


いつも何かが足りない気がする
いつも何か一言いい足りない
いつも何かを忘れている
いつも何か遅れている気がする


忘れてしまったもの ....
 
迷うたら負けやと、きつい一言

今でもうちのお守り

そんなあんたは迷わずどっか行ってもうたけど



 
ここにあるのは絶望なのか
幾千の声を追い払って駆け出した
星の見えない高層ビルの隙間に
細い光でさえ、差し込まない
目の前に座る知らない無数の魂が
僕を嗤っているように、思う

少しでも ....
マンガガール

メルヘン気取って また妄想の世界に浸って
マンガの話ばかり 彼女は黙らない
可愛いもんだけ 心に詰めるだけ詰め込んだら
どんどん醜く見える 外見の体が嫌だった

だから着 ....
あいしてる
あいしてる
あいしてる
貴方のことを
愛してる

かけがえのない
貴方を滅ぼしたい


ザクザクザクッと
して血の香り



月明かりに照らされてる歪んだ顔
その月はいつもより近くに見えて ....
笑顔はしゃべっていた
空は詠っていた
君は絵本の中にいた

物語はすぐ
終わってしまっていた
がんばって、がんばって、
がんばった結果が今だから

がんばってって言わないよ

しっかり見つめてる
弱音もちゃんと聞くからさ

泣きそうになったら
ぎゅっと
抱きしめてあげる
 ....
惨めな日
寒い日
歩いていられるのは
僕が
花を信じているから

僕の花
僕がこの世に 在る証

夢、なんて大それてる
未来、なんて嘘くさい
見栄をはりたくなる気 ....
雨が降ってきたので
魚をさす

ピチピチと
水を得たように
よろこぶ傘

骨を撓らせて
鰓呼吸してる
わっと咲いた桜の枝の花束が

額縁のなかに吊されています

青い敷布の上に座るあなたが

花降る午後に微笑んでいます

ぼくらは宇宙で会いましょう


祈ります

科学じゃな ....
想像のちょうじょうから降りてくるものがあるんだ
延髄から降下してゆくエレベーターは脊髄を各階どまりで
総なめして行く黒い影をともなった魔術的旋律なのだ

人間が理性なんて持ち出したのはつい最近 ....
靴屋でスニーカーを試着していた
少し小さかったので
もう少し大きいサイズはありませんかと店員に尋ねると
少し大きいサイズの男の人を連れてきた
いかがですかと聞く店員に
ちょうどピ ....
うすらさむい

どようび


うらのこうばのおとがする

れんずをみがくけんまざいのにおい


このにおい

たぶんいっしょうわすれないし

かいだらなつかしくなる

 ....
君の目に写るすべてを


君の耳が聞き取る音すべてを


君の鼻が感じる香りのすべてを




そして



君の口から出る言葉すべてを

信じること ....
あなたの子孫は
とても大きくなった
世界樹の森で
苗木のように
小さかったのに

投げ捨てた恋の芽は
こんなに大きくなるものか
こんなに

おもかげを残すのか
喉が渇いたので
醤油を飲んでいたら
目が痛くなった
目薬と間違えて
醤油を差していた
まるで
お寿司のように

空っぽになった
醤油を探して
東京を歩く
薬屋はたくさんあるのに
 ....
笑顔の写真に
奇跡と
一言記しただけの葉書

何十年も先に
この部屋を訪れた人には

何のことだか
わからないだろうが

信じて待って
細い呼吸を
繰り返した

 さん、に ....
化石になったら隠れよう 琥珀になったら閉じこもろう
みずみずしい生き方だったね
まるで魚のような鱗はないけど
剥がしても剥がしても人になんてなれないから

何万年経ってもまだ地球の話をしてば ....
あの人傘さしてない

田んぼの真っ黒を睨むのだ
汗が畦道を進んだ先でぽたぽた落ちてる
恐ろしいまでの星と葦の群れに
身動き一つ取れない
梳いて髪のように拐かされたら
発振に重ね合わせる
 ....
  安心して 叫べ
   安心して 泣け
   安心して 吐き出せ

金輪際の防音装置は壊れないだろう

だから安心して
己の分際まで胸を撫で下ろす

 バックグラウンド ....
もしも想い出が 熟した安らぎだけならば
こんなに熱く振り返ったりはしないだろう
互いの いちばん弱い場所を
最後に求めた旅だったから

僕らは同時にその日々を想い出すのかもしれない


 ....
キミがいなくなるなんて想像できない
キミがいなくなるんて想像したくない
そうは言っても お若いの
そんなトーンじゃ 
味わいなんて生まれっこない

体調が悪い 
心が不安定 
そんなの ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
彼我takano3+*12/5/23 11:35
ある論文の主題yamada...112/5/23 11:33
虹夢繭花砂木14*12/5/23 10:09
【 カニバニズム 】泡沫恋歌9*12/5/23 6:07
シーツはるな712/5/23 2:52
高原漣3*12/5/23 2:43
彼女の影番田 012/5/23 2:24
Farewell南 さやか112/5/23 1:51
雲が流れていくよbeebee2812/5/23 1:35
お守り殿上 童24*12/5/23 0:04
東京AquAri...112/5/22 23:50
マンガガールitukam...3*12/5/22 23:48
I hate youぶらっくす ...1*12/5/22 23:20
想えばきみのてを0*12/5/22 23:12
がんばってって言わないよ森の猫12*12/5/22 23:08
僕の花御笠川マコト3+12/5/22 22:55
小川 葉312/5/22 22:47
宇宙のお花見吉岡ペペロ612/5/22 22:45
爬虫類の時代梅昆布茶912/5/22 22:28
金環日蝕小川 葉212/5/22 22:00
きのねもとでふるる412/5/22 21:43
300年後の未来ジュリエット112/5/22 21:27
千五百秋mizuno...212/5/22 19:43
東京たもつ512/5/22 19:30
タマキンはくすぐったくて花形新次012/5/22 19:15
『アンモナイト』東雲 李葉4*12/5/22 19:01
憎悪の鉄道しべ312/5/22 18:03
バックグラウンド金輪際朝焼彩茜色1*12/5/22 15:12
Pandora (Πανδώρα)南 さやか112/5/22 13:04
I am ポエマーkomase...1*12/5/22 12:27

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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