以上。
それで全部だよ。
....
おいおいそんなに簡単に
孤独になりたいなんて言うなよ
孤独はそんなに親切じゃないぜ
きみが想う程やさしくもないぜ
きみは親しくつきあえると想っている様だけど
孤独にだってね 選ぶ権利はあ ....
さっきから
重くて仕方がない
いっそのこと
ひと思いに
地面に落ちたら
どんなに楽か
濃いピンクの花びらは
重いのだ
皆から
「まあキレイ」
なんていわれても
ちっとも
嬉しく ....
簡単に吹き飛ばしている
おまえたち タイトルなんて内容 水に定めて 傷を抑えよう、 サダメニ
うごくきもちよかったぁぁでもソレは一瞬の風雲の如く 、 サ ダ メ ニ ・・・あああ 『 ア 』 が ....
わたしは、「お母さん」になりたかったと気付いた。でも全然違う。手の届かないもの。その気になればいくらか真似は出来るだろう。でもそれにもいまは疲れ果てている。わたしには時間が必要だ。
....
義妹よ
壁一枚隔てた隣の部屋で
小さなアエギ声をたててる義妹よ
おまえは風呂から風呂から上がると
いつもベッドの中でスケベなことをするのか
義妹よ
お義兄ちゃんは変態なのだから
隙を ....
女の子は
愛で太るから
かわいいあなたを食べきって
次の季節に出かけるの
別れの日
少年は幼い女の子ののる三輪車をおした
これが最後だと、十歳にみたない少年にもわかっていたから
三輪車は石ころ道をガラガラ音をたてて走った
三月も終わりのころだった
春をおもわせ ....
バスタブからあがった
ブロッコリーが塩と胡椒で
身支度を整えている頃
次から次へと切り出された
キュウリの楕円形の
車輪は朝日を照り返して
クロゼットからはがされた
レタスが ....
あのねQ引力はね
(オナホールのQ引力はね)
あまりに凄くて
僕は3分しかもたないんだよ
(ないんだよ)
オナオナオナオナホールはね
アダルトグッズなんだ
アダルトグッズ ....
熊の冬眠のように
僕は夢の中でぐうぐうと眠りたい
この世の全てを失って
打算と利害を放棄して
愛したいだの愛されたいだの
何かが足りない、何かが大きすぎる
そんな言葉を捨て去って
僕は永 ....
昨夜の雨が
嘘のように
駅に続く舗道は
朝の光を浴び
キラキラしている
寝過ごして
少し遅刻気味
急ぎ足の僕
10分程歩くと
カーブの先に
いつものように
駅が見えてきた ....
?
チョークが飛んでこようが
ゲンコツが落ちてこようが
眠いものは眠い
教壇から届く声は
しだいに消えていき
酸素の足りない魚の様に
先生の口だけがパクパクと動く
教室の隅 ....
僕は君と二人
コーヒーを飲んでいる
テレビの中では音と映像が入り混じり
ネットの中では人々が
様々な罵り合いを演じている
僕は君のために
二杯目のコーヒーを淹れる
君は微笑って、コーヒー ....
次の
風をつかまえて
兄弟たちは
ひとりぼっちの旅に出る
誰にも頼れない冒険
もう二度と
会うこともない
その
さようならは
白いの光のなかで
美しい羽になる
ダン・ド・リオ ....
今朝、
わたしが見たのは空へ跳ぶ夢
空はたしか温(ぬる)い灰色だった
風はきっと水の気配がした
見慣れた町のコンクリを蹴って
ふわり
跳ねる、跳ねる、跳ねる
....
花ぐもり
花ちらしの雨のあと
わっと散らせよ
さくら花
灰いろの
空にかそけき花の色
わっと散らせよ
さくら花
水ふくむ
そぞろ吹く風花時雨
....
幽かな雲がどろっとしていて なぜか黄色味がかっていて
馬鹿な耳にヘッドフォンをかぶせて温めて
たくさんの音が たまりたまり流れ
はしりはしり よくわからないまま 冷める
あかい肉とその ....
…それから劇場が宙を舞うように…
なんて、素敵な気分を味わえば
タキシードだって欲しくなる
一日を斜めにはしる雨
煙をまく緑芝の匂い
車道から電車通りを直線に過る
いつもの美術 ....
ざーと雨が降っている
ざーは見た感想だ
ぽつだったりぼつだったり
ぽぽぴちょでもあったり
その音は自由で
ざーの一つで片付けられない
そこに確かな何かがある
一定のリズムであるかと思 ....
詩って編もうとして
編めるもんじゃ焼きじゃないですよね
或る時 或る場所で
何かを見たり
ぼんやりとしている時に
或る言葉が躓く様に突然浮かんでくる
その時に
ずっと眠っていた自 ....
Y
あなたは樹木
草原に立ち
両手を広げ
Y
あなたはグラス
降り注ぐ声を
すべて
受け止め
Y
あなたは交差点
別々の人生が
いつしか
ひとつに
Y
ひら ....
抽象的な言葉を
だけど 君は理解しない
僕は念を込める
だけど 君は通り過ぎる
詩を書いても
理解するのは面倒だろう
どんな音楽を奏でても
人としてそれは自然なことだ
大きな街の
大きな駅の
大きなロータリーで
人 独り独りのたましいが
何事もなかったかのようにのたれ死んでいる
昨日まで
そこには花が咲いていて
春でもないのに咲いていて
....
「旅人よ
うしろには
できたばかりの
道がある」
道はあるけれど
道は何も語らない
歩いてきた道を
ふり返って見つめたりはしない
つぎの一歩をふみだすたびに
その前の一歩は
....
ただいま、おかえりと、味噌汁のあとで、まるで囲んだ所へ運びなさいと命令されているみたいにお盆で運んでいく
暗いじゃない、椅子にあがりに丸めの膝をキュッとそろえて
じっと何かを待っているよう
....
川底がすきとおり
小石がみえる
そこにゆうゆうと鯉が泳ぎ
水上に白鳥が舞っている
うしろからうしろから押され
きれいな輪をつくりながら
前へ前へとすすむ
とおい海にむかう川
....
笑われるくらい
跳ねて喜んで
鬱陶しいくらいの
ハイテンションで
くだらないことで
笑って
笑って
顔が見えないときだって
いつも
心で繋がってる
不思議
....
乾燥注意報だらけ
途方に暮れる街角
掌がからっぽ、というわけじゃない
するべき宛はある
ありすぎる
したい宛はある
ありすぎて
踏み出せない
なにもできない
白々と ....
池の彫像が凍り
ダイアモンドの降る夜
人々は平等に薔薇を持ち
生と死にかわり
玄関前に立っている
その問いに
正しく答えることはできない
そのまま立ち去ることも
できない
....
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