橋の下市長は
公務員の真皮着色は「そぐわない」と主張する
否、彼の公務員という概念に「フィットしない人体の様態」
という意味だろう
が?
公務員の皮膚に公共性はあるのか。
刺青をするよ ....
手に持った花だけが赤くて
微笑みは色づくことなく
そんな夢の残り香だけが
寝ぼけまなこに引っかかってる
言葉にした途端に取りこぼしてしまう
こころの音階
りんごをりんごと
恋を恋 ....
{引用=
雨がね
未来を運んでくるの
まあるい街路樹や
がらんとした
わたし
の家
すべていまは
透明な線が
つつんでくれて
ふるえるわたしの舌が
線をう ....
黒猫が白猫を舐めるので、
私は白猫の指を舐めます
クリープが凍えてしまうと、決まって
私は 貴方を思い出しては
めそめそと泣きます
貴方の言葉をアレルゲンに
私は泣きます
....
縷々・りら
細かいことなんて無しにしようぜ
君のでっかい心
縷々・りら
細くつながる君の足跡
氷の破片で心を突き刺すんだ
俺の心臓破裂しそう
キラキラとした瞳に俺を映してくれるなら
....
それは
世紀末のとある
アジアの国でのこと
とある家族が崩壊した
父であった少年は
母であった少女を
車の後部座席に横たえ
深夜の国道を走っていた
....
砂の喫茶店で
椅子を叩いているうちに
夕暮れとなり
列車は少しずつ走っていた
コーヒーのお代わりは半額
けれど労役が発生し
古くからの友だちはみな
去ってしまった
....
あなたからの援助で
私は生活してた
自分で働いたお金は貯金し
大事に仕舞った
あなたの援助は
途切れることなく続き
あなたは私の人生を作ってくれた
大病を患ったあなたに
預金を解約 ....
何を
描いてきたのか
いつまで
描き続けるのか
分からない
生き様を
刻もうとしているのか
ただの
石ころ遊びなのか
分からない
突き動かされた ....
空が裏返り
わたしたちは輪の中に身をしずめる
心がぜんぶの水を
吸いとってしまって
体は吹き飛んでいった
肥大して
びしょびしょのわたしたちは
輪を抱き
輪に抱かれながら
....
裏庭に捨てられたロボットの
90バイトプログラムから
この宇宙は生まれた
炭素 窒素 水素 雷 宇宙線 マグマ
あなたが森であるために
森である必要はない
海と太陽
....
犬の眼をじっと見つめていると
黒々としたその瞳から
哀しみだけが
滲んでくる
犬は
なぜ自分が犬であるかを
きっと知っている
遠い昔
野生を
人間の為に捨てた存在
自由よりも不 ....
ペソアの詩を
目で追っては 口ずさんでいる
詩がこんなに偉大なものなのだと
気付かされるとともに
自分が今まで一度も
詩を書いたことがないことに気付かされた
今まで詩だ ....
野菜を摘む 初夏の晴天の下
彼らは逃げる術を持たない
私の命という荷車に揺られ
何処へ 何処へ
センティメンタルに指が聞く
葉の嘆きの歌を
根の引き抜かれの絶叫を
....
思うとさ
浮かべるまでもないんだけどさ
君のことばかり考えているんだ
一日中さ
笑っちゃうくらいさ
君のことしか浮かんでこないんだ
どんなときでもどんな場所でも
少しゆとりが ....
四月、僕は
川のある町に
あたらしく暮らし始めた
水をふくんだ日の光を
吸いこむと、眼には涙が滲んで
黄色い床に積まれたままの
段ボールをつ ....
チャック チャック
お口に チャック
チャッカマンが
あんまん くわえて やって来る
あんまり おみあし おそいので
すたこらサッサ
にげた トモダチ つかまえた
もう はなさ ....
宇宙空間に漂い
思うことは
生きている
時だけが徒に過ぎる
ゆっくりと動き
頭もゆっくり動く
母の胎内にいる感じだ
何も見えない聞こえない
心と心で感じ合うものを
大切にした ....
長い長い悪夢から醒めると
そこは海だった
君とふたり
きっと同時に流れ着き 第二の生を得たのだろう
僕は憶えていた
あの日 君の腕を掴んだ後に
何があったのか… を…
君と交わ ....
好きな人ができる
一緒に居たいと感じる
想いを伝える
どのときが一番幸せなのか
わからずに歳をとる
お皿から箸で拾い上げ
口に入れ
その味を楽しむときが幸せなら
想いを受け ....
くるぶしからキスをして
部屋の灯りはすべて消して
わたしの乳房をまさぐるその手が
あの人のものだと思いたいから
背中から愛撫して
声をあげないで
わたしの陰 ....
「やっぱうまくいかんわ」
すれ違った会社員らしき人が
携帯で話しよった
「やっぱうまくいかんわ」
(ほんまにそうじゃな・・・)
ウチは自分の事を言い当てられたかと ....
貴方の指が欲しい
貴方の瞳が欲しい
貴方の睫毛が欲しい
貴方の背中が欲しい
貴方が欲しい
全部棄てるから
貴方だけが欲しい
彼と約束を交わした次の朝
私は白夜へ旅に出る
針千本いがぐりだってのみこんでみせる
吐いてしまいそうに幸せな
絡めた小指のためなら
願わくば、
彼との約束の証が
ここにあれば
....
たくさんのバナナ一キロ
ふさふさのバナナ一キロ
食べても食べても減らない
いや増えているような気がする
もうちょうど食べごろで
蜜のような味がする
強烈な南国の香り ....
そのはなさくやひめ
どの花が咲くの?
そのはなさくやひめ
咲く花を教えて
黄昏は縹色
マーシュマロウと
柳のウィローは
金星を食べてしまった
夕刻のシリウスを隠して
天狼 ....
クラムボン
それはクライムボーン
眩むほど真っ白に洗われた犯罪の骨
かぷかぷ笑うホネホネ生物
それから賢治
これは世界樹のドングリ
猫が短くニャニャと鳴くとき
世界中のドングリのひと ....
飛んで跳ねて
飛んで跳ねて
俺の好きな踊りを見せてくれるかい?
地面に打ち付けられた屈辱を
取り返すかのようにJUMPING
今夜も川に流れていくのかい
俺の足も洗ってくれよ
その清 ....
掃除をしてくれている人がいなくなった頃に
もう一度、あの人に逢いたい。
僕も一度は句読点と
さよならしたいと思ったことがあったけど
でも結局、駄目だった。
帰ってくる(べき)場所に
....
言葉が嫌いになりそうです。
と、書いているのも言葉であるので、
書くのが嫌になりそうです。
と、伝えるのにもやはり文字が必要でして、
伝えるのが面倒になりました。
....
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