ソプラノ音で歌う
夜を終えた 星屑たち

まつげの上で弾ける ガラス細工の雫

今日は休日
有意義に 駆け上る

憂鬱の思想の休日
テレビを見て笑える スイッチが押される

 そ ....
眠りながら埃が泳ぐ
浮かぶ壁面の色と
光芒揺らぐ夜通しの

手折られ可哀想な奴ら
寄り添う姿はひんやりとしている

部屋には目に見えぬ焦りが
夕映えに焦がされた往時のまま
浮かんでい ....
この川を もすこし下ったところにあるのが 静物園
果物や骸骨が 額に収まっている花のように静かな生き物の館
ガラス張りの館の角は どこも ゆるやかに丸く
おたまじゃくしの卵のように静謐
 ....
そうよ
うれしいのよ
保険金が入るよろこび
たとえほんの一握りの
良心があったとしても

わたしのために生まれて
わたしのために死んでいく
こたえてちょうだい
愛してるなら

「 ....
怪我をしていない指に絆創膏を貼ること

月の色に似たボタンを海に投げること

カビたバナナをゴミ箱に捨てること



パジャマを着ると、おへそがみえるということ
詩人が詩を書く
画家が絵を描く
それで事は終わる・・・だが
批評家が批評を付け
やたら贅沢な額に入れられ
競売にかけられたりするようになるとそれはもう手が付けられない
誰も詩を詩として
 ....
見えなくなるほど
すぐ傍にいるのに
いないのだ いつも

散り始めた
桜の花びらの下を
通り過ぎた時
いないはずの
梅の香りと
すれ違う
不意の挨拶の
仄かな風が吹いて
見えな ....
花の中を歩いていると
僕自身花になったような気がする
それ自身、素晴らしく咲き誇っていて
僕自身もそれらのように
ごく自然に歩みを飛ばす
車の騒音や人いきれの中でも 僕は
見えない花と一緒 ....
私は恵まれている

幼年期は暖かく程よく湿った腐葉土にくるまれて夢を見て過ごした
夢を見るのに飽きた頃には頭の上から冷たい水が落ちてきて目が覚めた

大きく伸びをすると私を守っていた殻が割れ ....
海上、
都市をつくろう
なにもかも波になれば
こわれるのに
疲れました
飛沫のように暮らす
花にも、
貴方にも
四月半ば
笑ったまま
夕飯の仕度をして
少し背伸びがしたくて
ちょっと大きめの靴をはいてみた
少し自由になりたくて
ちょっと大きめの靴をはいてみた

いつもはいているぴったりの靴は
ちょっと窮屈で
いつもはいているぴったりの靴 ....
いくつもの
さみしい
たましいが
夜のツバメさながらに
ひらひら
とびまわる

生きている
人間は
なぜに
あんなにも
桜、桜と騒ぐのだろうと思い
やってきて
白いはなびらの ....
関係なんて
関係なく

あなたにとって
大事な人がいれば
それは宝で

あなたのことを
大事といってくれるなら
それは希望で

関係なんて
関係なく

それはもうすでに
 ....
輪の上で天使は踊り
光は風に変わり
お前は俺となった・・・
大樹の下では一人の少女が
素朴に読書をたしなんでいるが
その上空には一つ目玉の怪物
更にその上には神様がそれらを見ていて
嘆息 ....
ぼくは杖など必要ないと
想って生きてきた

杖を欲しがる奴は
弱い人間だと見下してきた

でも何故なんだろう
ぼくはいま杖を必要としている

杖を欲しがる奴には
絶対なるまいと決め ....
詩を書いていた
未だ見ぬ自分をかきなぐっていた
一体 いつ
僕はそれを叶えるのだろう
ひとよりさきに
さくひんがある

げいじゅつも
いきざまも
いのちも

このさくひんは
だれかが
つくるはずだった

というような
さくひんを
つくった
わたし ....
街角の桜木

白いぼんぼり

だれの葬式か

灰の花びら


花びらが草にのってるよ

草の愛らしさ

そっちに心が惹かれるよ


街角の桜木

白いぼんぼり
 ....
冷たい雨が降ってきた
おれは黒々と木のようで
 心臓だけがガス灯
何を照らすでもなく ぼんやりと立っていた


小さな春は震えていた
おれの心臓に寄り添い 冷え切ったからだを温めた
 ....
わたしたちはFEEDされている。

生きるには時間が経ちすぎている、
絶望は希望よりもすこしだけ早く感染する、
いるといないの合間を貪る猫。
不自由で浴びる、
嘘を吐くときは好きではないが ....
あぁ全てのひとは 
透きとほったぜんまいを背中に巻かれて 
晩夏に樹からぽてっと落ちる 
あの蝉に似ています 

(宇宙の銀河の果てから観れば 
 ひとの百年は一瞬です・・・) 

あ ....
百円で買った文庫本

アメリカのとある古い短編小説

マウンテンパーカーの前ポケに

ちょうどだからと出かけるときに文庫本

雨がぱらぱら

結局ざぁざぁ

一日降って傘をさし ....
ええ、その歌は聴いたことがあります。

まだ友達のいなかった頃、
クローバーの惨劇の指揮者として。
聞こえていますか
僕のこの声

届いていますか
僕のこの想い

晴れ渡る日も
土砂降りの日も

叫び続けた

この声
この想い

素敵な音楽になって
君の心に響い ....
床屋さんで伸びた髪を 
ぱさぱさ、切った 

エプロンの上に 
切り落とされる髪は 
いつのまにか 
白髪交じりになっていた 

青年と呼ばれた頃よりも 
白い髪が増えた分 
ここ ....
白人の女が泣いたよ
白い尻を震わせて泣いたよ

馬は馬並み
でかいよ
でかいでかいモノだよ

超アングラビデオよ
北京の通りで買ったよ

白人の女は白目剥いたよ
断末魔の叫び声上 ....
灰色のひかりが街道に爆発している

そのひとつひとつが銀河のようだ

とらえ所のないまぶしさに視線を落とす

花びらがアスファルトにこびりついている

となりの土に草葉の緑

それ ....
あきらめられた真昼には
羽で見えない筆の在り処
青と金 また青と金
酒瓶の底に立ちつくす地図


鳥が煙に生ませた子
どこまで歌い
地を揺らすやら
羽毛を羽毛になぞる ....
路傍に苔むす王たる剣が
背とはらわたの国に敗れ去るとき
わたしはまつりごとを酸に溶かし
永遠に厠で廻っていよう
曇うがつ陽の行方を確かめぬまま
春が生む負を見届けぬまま
 ....
深々(シンシン)と
遠い闇の
押し寄せる
夕刻の
八重咲きの
鬱金香
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
休日朝焼彩茜色6*12/4/13 17:57
メモリしべ412/4/13 17:54
静物園るるりら1512/4/13 17:37
アンパンウーマン[group]花形新次3+*12/4/13 17:16
affectionhhhma212/4/13 16:43
妖精の休息yamada...112/4/13 16:35
distanceフクスケ112/4/13 16:10
見えない花yamada...412/4/13 15:39
桜物語たにい512/4/13 13:01
0ズー5*12/4/13 12:56
春の日ここ712/4/13 10:21
夜間飛行そらの珊瑚11*12/4/13 8:57
桜関係朧月512/4/13 7:40
丘を登るyamada...312/4/13 5:00
HAL7*12/4/13 3:30
くそったれの、人生番田 412/4/13 1:56
作品小川 葉212/4/13 1:00
灰の花びら吉岡ペペロ312/4/13 0:59
つぐないただのみきや22*12/4/13 0:23
ふりそそぐはるな9*12/4/13 0:06
夢の惑星 服部 剛812/4/12 23:53
雨に濡れた文庫本灰泥軽茶20*12/4/12 23:47
クローバー吉岡孝次2+12/4/12 23:27
心の音楽ジュリエット212/4/12 23:18
1ピース 服部 剛312/4/12 23:17
白人の女[group]花形新次0+*12/4/12 21:24
土の草葉に吉岡ペペロ612/4/12 20:14
鉄の花木立 悟512/4/12 20:07
ノート(49Y.4・10)[group]112/4/12 20:04
鬱金香フクスケ112/4/12 19:40

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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