人は
自分のテリトリーに
侵入者が
入ってこようものなら
たちまち
不機嫌になって
どうにかして
追い出そうとする
そのテリトリーさえ
誰かからの
借り地だというのに
きみに桃缶をささげよう
からっぽの胃にそれは
やさしくおさまるだろう
あまい汁は熱 ....
暫々 努力を称える名言として
エジソンの残した
天才とは1%の閃きと
99%の努力だとの言葉が
引用されるけれど
それをぼくなりに解釈すると
99%の努力をしても
1%の閃きがな ....
長渕剛の歌を聴いていた
「俺の太陽」というタイトルであった
なんて良い名前だろう
そして 灰色の風景の向こうに いつも
僕の耳を素敵な感覚がかすめる
そこは儚い
青い微熱 うつぶせの日記
ぼくの息づかいったら こんなにも 儚い
三つめの春が 言葉もなしに やって来るってね
だれもしらないよ
宇宙の ....
月を揺すりながら宇宙の
中空散歩の夜が落ちてきて
ショートスカートをするり
とくぐりぬける箒星の尾っぽで
果てまで飛んで行けたらなと
思うのはなぜなんだろう
かすかに星の砂を
片手 ....
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** いつものイタリアンレストランで **
今日の昼食には
初夏の香りと笑いのレシピ
笑い声を集めて作る
レシピは初夏の匂い
....
散らかった部屋に磁石を投げ
ロープで手繰り寄せると
首の長い釘が引っついてくる
片付けないでと張り紙された
思春期の部屋
鍵のかわりに挟まれた紙片を
慎重に戻し
スリッパを履く母親
....
タマラ
おんなたちに
混じって
暮らしていたから
夜は
誓いの言葉を
忘れてしまった
見上げれば
黄色い星を
記した
10センチ四方の布に
耳鳴りがあたる
三日間
心 ....
朝日はね
特に良く晴れた日の朝日はね
そりゃあもう別嬪さんで
たったひとりで見ていると
もったいないような
独り占めできてうれしいような
不思議だね おれは
新しい朝と結婚したくなっちま ....
待つ事は
ゆっくり進むために
ちょうどいい
悲しんだりはしない
起こっていない事を心配するのは損だよ
起こっている事を嘆きすぎるのは つらいよ
私は 同じ気持ちを ハラハラと繰り返 ....
君を愛するってことは 僕を失うこと
君が欲しいってことは 君を失くすこと
あした朝早く成田で待ち合わせをしているから
きょうは東京駅ちかくのホテルに宿泊する
まえの座席ではフジコ・ヘミングが大人しくしている
窓際に花束をおいて通路側に座っている
猫を ....
残りの寿命と引換に
アメリカの大統領になれるとしたら?
そんなのは馬鹿げたことだよって笑う
きみはずっと
健康的だって思うけど
答えを知らないから
手を上げるね
無鉄砲で
....
何かを 言い訳にしないと
完璧すぎる あなただから
見つめられなかった
息が 苦しすぎて
大きく 深呼吸をした 刹那
地球が グラン と 回って
私は グラスの中の 氷になった
....
若くてきれいなおとこのことおんなのこの世界。
「通貨はキスと、すこしだけのハードラック。」
/
まるで美しいシンプルライフ。なにこの着せられたような部屋着感!ぼくたち ....
雨が降る
涙が出る
もう君を離さない
もう君を逃さない
いつも一人ぼっちで
君とパンを分けた事がない
一人で全部食べたけど
満たされない
増やさない
奪わない
貯めない
....
微笑む君の手をとって
一緒に歩く
楽しくて
嬉しくて
僕を見ると
飛びついてくる
ハンカチを貸して
一緒に歩いてゆく
もう会えなくなる
もう見えなくなる
もう歩かなくなる
....
人に愛され
必要とされ
役立って
誉められる
幸せなんだろうけど
満足していない
心にはポッカリ穴が
開いている
寂しい
悲しい
空しい
苦しい
昔から
お米には
たくさんの神様が宿ると
言われているけれど
ウンコだって一緒さ
とりわけ
健康のため
嫁さんに
玄米を食べさせられている
僕のウンコなんか
そっくりそのまんま
....
水ようかんの沈む海を
泳いできました
手作りの名前を
握りしめて
どこから来たのか聞かれても
お母さん
としか答えられませんでした
今日という日がまた溶けて
明日だけが
....
嗄れた午後、稲妻のように部屋を飛び交うファンタズマ、肉体は半ば、浅黒い影に支配されて、ああ、おれは迂闊にも砂浜に辿りついた術の無い海洋生物のようだ、身体はままならず、心ばかりが狼狽える ....
1からゆっくり考える
いったい何を 忘れてきたのか
100を超えても考える
お終いまで 考える
あの娘の手紙はしまったし
鉛筆も10本はある
お気に入りの絵本も
途中までであきらめた ....
大空に心を飛ばそう
美しいコトバを追いかけて
風船のようにふわふわ漂いながら
心の中に綺麗な模様を描く
それは私だけのオリジナル
私には 『 創作 』という翼がある
誰にも理解されな ....
鍋に汲まれた大きめの水が、ふつふつするのを待つため、また煙草を吸う。そのあとで麺が茹で上がるのを待つから、また煙草を吸う。台所を出たり入ったり、むしろ煙草のためのパスタじゃないか!、なんて思ったフリ ....
あらゆる行動の最小公約数に
自分が残らないようにすることで
望んでやっているわけではないと
いつもいつも自分に
使い古した免罪符を渡し続けているのだ
そんな自分の発明した錬金術を使い続け ....
ありったけの想いを君に
ありったけの想いをあなたに
僕は生きてるよー!
今日も元気だよー!
苦しさになんて
絶対負けないからねー!
また
会いに行くよ ....
あなたの言葉は泉のようです
からからのこの心を
なみなみと潤す
私だけつらいわけではないはず
あなたにはあなたの
人に言えないほどの苦しみがあるはず
けれど
あなたは ....
優しい。
痛くない。
傷ついてきたことも
静かなam
ひとの数だけ
ふつうに雨に濡れている
雨の日のam
ひとのいる場所に
一人でゆくのが好きだ
....
長いスロ-プを滑り落ちてくる記憶の思いがけなさに
ふと足をとめて目の前をよぎる影を追えば
短くなった日時計は正午でとまったままうたたねをして
またあの回廊へといざなってゆこうとする
この場 ....
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