うつむきながら帰り道を行く
そして どこにいくのだろう
僕には 確かな言葉もないままに
何もわからなかった
そして 路地裏にたどりつく
立ちつくしている自分を カメラに収めてみたい
長 ....
ゴールデンウイークだ

泊まり込みで

財務をベースにした

事業計画を立てていた

ぼくのこの執念は

だれにも邪魔などできやしない


だれか教えてくれないか

こん ....
少しずつ
剥がれてゆく日常

面の奥に隠した感情は
熟れきった果実

触れてしまえば朽ちる

それを知っていても
進む以外の選択肢は無く

今日も偽物の真っ赤な唇で笑う
 ....
たんすの中で服達が
牛や熊みたいに押し合っている
それぞれに獣毛をマネた人型の
ウールや化繊の上着達
ラム革合革
色とりどりの
似合いもしないスカート達
無用に増えるコート達
毎年足り ....
白い雨の匂いが
空を泳ぐ
稚魚の群れのように
銀の腹の光るように。

雲のカーテンが
やさしく光を包む
私たちが
眩んでしまうを知って。

今日は雨がいい
少し冷たく
淡く白く ....
あのひとが鏡に向かって化粧をしている

あのひとが見つめているのは

鏡に映るあのひとではなかった

描き直されるのなら

あのひととの歳の差であるべきだった

それが

鏡に ....
かくも罪深い被造物

千の波に洗われ

万の夜を越えてなお

腐敗しきった臓物の臭いを遠くまで漂わせる。

黄ばんだ太陽はデブでよろよろ

側溝に落ちることも出来ないまま

へ ....
{引用=
はりめぐらされた毛細血管をつたい、光の情報になって、
会いにくる恋人と抱き合う。瞳の都市、解読不能の地図
のなか、だれにも秘密の場所に隠れるから、いいってい
うまでぎゅっとしていて。 ....
ある町を歩いていたとき
黒いスーツがアスファルトに
うつぶせのまま倒れていた
暑い日だった
私はすこしためらってから話しかけた
「大丈夫ですか?」と紳士的に

だけど返事はなかった

 ....
月を見上げる前に自分の胸に右手をあてよ 
左手を高く掲げよ 
胸の鼓動はビートを刻め 
苦しくたって悲しくたって生きてる証を刻め 
左手は夜空で輝く星を掴めたか 
月はまだ笑っているか 
 ....
ねえ、マトリョーシカ
この世の何処を探したって
貴方ほど馬鹿げた男はいないわ

根っから明るい人間なんて
そんなの、沢山居るほうがおかしいのに
誰かみたいにと躍起になって
自分らしさを台 ....
世界に興味がありません。
私の思うようになってくれない世界には興味がありません。

人に興味がありません。
私を可愛がってくれない人には興味がありません。

見返りだとか、お返しだ ....
おかねは
いのちだ

いちどしかない
じんせいを
いきていくための
いのちだ

なのになぜ
そんなに
ひつようなのだ

いちどしかない
じんせいを
にどもさんど ....
風がふく
風がながれる
風がなく

ぼくらの風は
いつも
風を
探している

ふく風は
たぶん
あなた だろう

ながれるのは
間違いなく
ぼくだろう

なく風は
 ....
 
 
蘇鉄の葉が風圧に揺れる
掃討戦が始まっていた

その夏、ぼくはひたすら
素麺を食べ続けたのだった

想像よりも遠くまで
空は広がり

祖父は二度と
祖国に帰らなかった
 ....
渡しそびれた手紙
あの日
あの場所で
君の1番の思い出に
なろうとした僕の拙い証

不細工でちっぽけな文字
慣れないことはするもんじゃない
それでも書いた
手紙

何枚も失敗して ....
雨がしとしと
かたつむりつつつ
子供らの傘ららら
君の笑顔うふふ
季節の変わり目に窓の外を眺めている。
外は雨 外出

細い両目から差し込む光の筋だけではイメージの光量が足りない。
そのため、頭蓋骨の内側を照らすプラネタリュームは暗く星の光は毛穴ほどの大きさ ....
数えましょうか?
野に
ひとつ、ふたつ、と
数えましょうか?
川に
いっぴき、にひき、と

数えましょうか?
道に
ひとり、ふたり、と

数えてほしいのでしょうか?
その存在証 ....
あかちゃんは
真似っこ上手
わたしが笑えば
あかちゃんも
笑う
ありがとう

あかちゃんは
真似っこ上手
わたしが泣けば
あかちゃんも
泣く
ごめんね

あかちゃんは
い ....
信濃の森の山深く
一筋流れる清流の 
脇にいでたる温泉に 
ずぼりと飛び込む心地よさ 
男子の本懐ここに有り
手ごろな岩に頭載せ 
手足を泳がすお湯の中 

眼閉じれば思い出す 
父 ....
   樹木の幹を截ち割って
   樹木がうまれてくる

   ひとを截ち割って
   ひとがうまれてくるように

        *

   きょだいな
   ウ ....
無口な果実は震えた声でこう云う
「果てで殺して」
泥の味が地べたに横たわっている部屋の空気
ベッドに寝そべったあなたはこう云う
「憎くって仕方ないんだ」


生憎愛想のないわたしはもうち ....
  切れ長の目
  切れ長の唇
  くっきり彫られた鎖骨

渋味 紫色の打ち掛け模様は 男華の菖蒲

 側室に成り上がった時
 生きるのをやめた

政治の星の字も心得ぬ 丸みの弱い女 ....
あなたは私の白い首を優しくそれは優しく包み込む。
かあ弱い憎しみや恐怖で
碧く細い枝先のような血管が浮き出た両腕静かに伸ばしたと思えば僅かに怯えた力強さで絞めようとして
些か戸惑うのですその漆黒 ....
悩みの倉庫は胸にある
袋の口をしめて
幾層にも積み重ねる
きみと話したあとで
倉庫に無くなっている
きっと起重機が
袋を持ち上げて
運び出したのだ
胸が軽くなって
ぼくの気分も起重機 ....
あのひとのうちで食べた朝メシは

こんがり焼かれたトーストだった

自分ちとはちがうパン

自分ちとはちがうマーガリン

ジャムもちがった

そのなにもかもに違和感を感じて

 ....
 あしたもし  目が覚めなたなら
 この腕がなくなっていたらいい
 あなたばかりを覚える腕が
 憎らしい

 傷だらけのくせに
 健康なの 愛を知っている腕は
 白いだけのこの腕を
 ....
死にたいと思った
なぜだろう
僕に 仕事ができないことが
周りにはなんでもないことである気がする
夜のどこかで 酒をあおりながら
あの世の世界に 思いを巡らせた

詩を書いていた
 ....
日が長くなるにつれ、ぼくの寿命はちぢみ、
日が短くなるにつれ、ぼくの寿命は延びる。


「なんだこれ、なぞなぞ?」
「いや、なんとなくの感覚です。」
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
失われた記憶を番田 112/5/2 2:14
ゴールデンウイーク吉岡ペペロ012/5/2 0:41
狂気もずず412/5/2 0:26
反吐と外皮salco11*12/5/2 0:07
白い雨の匂いがeuyih212/5/1 23:10
吉岡ペペロ1+12/5/1 22:56
汗と涙とアルデヒド高原漣2*12/5/1 22:38
1,2,3d-displayしもつき七912/5/1 22:00
伊藤氏の幻想mizuno...112/5/1 21:45
呼吸文字綴り屋 ...1*12/5/1 21:19
マトリョーシカfaik10*12/5/1 21:16
他力本願G行為13*12/5/1 21:07
おかねはいのちだ小川 葉212/5/1 20:40
風のエチュード草野大悟1*12/5/1 20:15
その夏たもつ212/5/1 17:56
ありふれたことeris012/5/1 17:18
あめ田園2*12/5/1 16:49
体調不良……とある蛙10*12/5/1 16:34
数を数えるそらの珊瑚6*12/5/1 16:01
あかちゃんの頃7*12/5/1 15:30
温泉旅たにい612/5/1 14:36
千年樹石川敬大13*12/5/1 12:57
首 Ⅱマーブル3*12/5/1 12:14
側室と菖蒲朝焼彩茜色3*12/5/1 12:09
マーブル212/5/1 12:01
話すと減る悩み殿岡秀秋4+12/5/1 4:36
つめたいジャム吉岡ペペロ412/5/1 3:44
シガレット霙小町412/5/1 2:06
寂しい言葉と番田 512/5/1 2:01
夕闇さんゆうと212/5/1 0:52

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