あとは
お任せいたします、

上手にもたれて
サボりましょ



問うも問わぬも自由なら
いずれも選ばぬ
すべもある



お口の悪いひとがいて
腰の重たいひとが ....
けれど
明るいほうから暗いほうをみたのだった
逆からよくみえるということに気づきながら
ぼくたちは暗いほうを暗いねと言い
明るいほうから笑いながらみつめていたのだ
赤いひかりだけが1つ2つ3 ....
母へ

あなたに何がわかるんですか

強いあなたには必要のない行為かもしれない

言い返せるあなたには必要のない行為かもしれない

私は
あなたに感謝していないからこういうこ ....
雨を洗う
プラチナの雨
光漬けになってゆくスリジエ
小さく開いた
指を結んで


単純な日々の曲線を
なぞった軌跡
映し出される度に
周りをやわらかくする


ロ ....
 
 
はがれていく。
ブランコに乗る。
千枚通しの先端が怖い。
パジャマ、
家族の。
さわやかな朝、
という一人きりの先制。
専制君主。
ルイ十四世。
掃除をする。
はがれて ....
彼らは死に慣れてしまった。だが
校庭で炊いた焚火に身体を当て、燃え上がる
湿った潮風が鼻を擽る中で心が揺れた時、死そのものが、
何故生きているのか問い掛けてくる。彼らは死に祈りを捧げた、

 ....
川の向こうに石を投げ
それが水面に反響するのを静かに見つめている
川の向こうには小学生くらいのちっちゃな女の子がいて
手を振ってやはりこちらを見ている
僕はその子まで届かせようと石を投げ続ける ....
おおげさな音をたててトラックは右へと曲がる
小さなおさげの女の子が道を渡ろうとしているのを見て私は焦る
だめよ
まだ止まっていて
けれど女の子はとてもうまく道を渡って
てくてくと去 ....
舌を出す 可愛い笑顔 誘われて
透明扉 ウィーン 開ければ

ヴァイオリンの 奏 響きて
甘い香りが 花 染める

ケーキの上に チョコレート
バラの形に バラの色

そんな人生 ....
君が おしえてあげて
君が 得た点から天を
   手あてが必要なあの子に

君が おしえてあげて
君が 転がしたあたたかい心の在りかを
   痛々しく素直が眠るあの子に

君が おしえ ....
    
過ぎさった苦しみを
時々 舌の先で転がして
ピリッと刺すような
痛みを味わう

血の味は嫌いじゃないんです

この痛みが
私の静脈を流れていく
悲しみが青い血管に滴る
 ....
たたみ一畳あれば
Iの字に寝そべれる
  
  ――静止

二畳あれば
大の字になって
寝返りもできる

  ――開放

半畳あれば
膝を抱えて
あなたのことを
想うことが ....
かいすいのなかのつぶは
ひとつとしておぼれてはいない



小さな子供が、星の矢に射られ、
浜辺の町の大人が、
空を向いて祈り始めた、

(その間にも子供の胸は砕かれ、
背 ....
 数時間前に死んだ呪術師の膚から
 化粧が剥がれ落ちて生ッ白い足が出てくる。と、
 おれはかの女が化粧だったのではないかと思っている

 毛細血管ごと飛び出して皮膜はすべて用済みのようにドブ川 ....
いくつもの
肥え太った想いが
出口に殺到して
立ち往生している

よこしまで
メタボリックな想いが
喉の奥でせめぎ合って
脂汗をかいている

バイパスを回り込んだ
耳障りの良 ....
通う眼差しに灯せない夜はない
瞑り日 損なわれた約束は
名を変えて ほどけつづける

折り返しみつめた指の先も
ひとつひとよ のばして重ねる
掌のまま さしだしても
届かないものに でも ....
壁と背中にあるわずかな隙間
それが自己満足の限界

窓の黒がやがて青になり
一時の橙の後に白くなる

カーテンの隙間から覗く世界
白い時間に安らぎはなく
また橙となるのを待つ
青から ....
綺麗事ばかりじゃ生きられない
絵空事ばかりじゃ食べられない

判っている

誰かの言葉で行動を決めて
誰かの行動で言葉を決めて

判っている

子供のままじゃ居られない
大人にな ....
お爺さんが訪ねてきた

孫に会いに私を訪ねてきた
しかしお爺ちゃんっ子だった
私の祖父はもうだいぶ前に死んでいる

今自分がどこに住んでいるかも伝えないなんて
随分ひどい話だなぁと
当 ....
奴隷みたいだった
犬の目をしている
僕の目は 人を睨み付ける
夜の闇をさまよう猫の目か
人間たちが 憎かった


自分自身の罪も忘れて
ゴールデンウィークを人並みが歩きまわる
バ ....
愛しさをこじらせた朝
うらぎるように街は香り
なにも
知らないようなふりを
続けるほかになかった

押しだまる人びとのかげに
花水木がしらじらと開いている
えいごもさんすうもできなくてごめんね、
きみをあいすことはできるかなあ?こんなぼくでも、


だってがっこうではおしえないんだって、
せんせいがいってた。
がっこうでおしえないことは ....
 六大学は
 とっくの昔に
 学生ロケット打ち上げちゃってて
 何を今更
 と
 大学側からは
 びた一文出ない

 おまけにその大学のロケット同好会は
 文科系の
 ロマン派中心 ....
心がからっぽになった気がして
あわててひっくりかえしてみた
ぱらぱらこぼれた今日から
太陽の匂いがした


少しすくって空にぬった
明日が生えてきますようにと
おほしさまの間に
しず ....
夕焼けが染み込んで
焼き魚が  はためいている

こんがりと  空の匂いを漂わせ
塩のような星粒が  いい塩梅に


そんな屋根より高い鯉のぼりや
ベランダにかわいくなびく鯉のぼり
 ....
クローン ウーロン クーロン杯

盃 抱え 飲み干せば
龍の 頭の 味がする

エキス 吸い上げ 九つの
カラス 跳ぶ刻 見上げれば

嗚呼 永劫の 幸せの
色に 染まりて 耀いて生 ....
野良猫が生垣から顔を出して
じっとこっちを見ている

  /かけとび
  あやとび/
  /ステップとび

去年はできなくて癇癪を起していた
ふふふ、まあ頑張れよコワッパ と思った ....
人はみんな死んでゆく
美人もブスも
天才も凡才も
そうして人の為した事だけが
後に残る
あの美しく散った流星の光が
目の中にだけ残るように
 
 
二死満塁のピンチだった
ぼくが第一球を投げると
キャッチャーは既に不在だった
家を継ぐために
故郷に帰ったのだ

走者はホームに生還した
その間にバッターは
甲状腺の病気が ....
ぼくたちはことばの国のたびびと
遥かな源流から
ひとひらの花びらが流れてきてそれは
あらたななまえを与えられて言葉となる

ぼくたちは森を抜け荒れ野を辿り
大地から漏れ出た溶岩流に閉じ込め ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
トライアングル千波 一也4*12/5/4 20:33
おわかれnm61012/5/4 20:14
自傷ジュリエット3*12/5/4 20:03
4月29日エスカルラー...7*12/5/4 19:24
はがれていく。たもつ212/5/4 19:15
瞳に映る記憶長押 新8*12/5/4 19:03
長い昼休みyamada...312/5/4 18:27
子らよ田園3*12/5/4 17:51
ウィーンゴーランド藤鈴呼1*12/5/4 17:30
君が おしえてあげて朝焼彩茜色2*12/5/4 16:03
【 静脈 】泡沫恋歌11*12/5/4 15:39
藺草仕様のフェルマータそらの珊瑚6*12/5/4 11:25
砂浜の奥で長押 新7*12/5/4 11:11
推定無罪212/5/4 10:58
おしゃべりnonya23*12/5/4 10:34
咲きゆく砂木10*12/5/4 9:55
marux22*12/5/4 5:45
ココロとカラダvi012/5/4 4:14
お爺さんはお爺さん灰泥軽茶8*12/5/4 3:26
歓楽街にて立ちくす番田 212/5/4 2:14
五月はるな412/5/4 1:37
アイスクリームのおいしい季節ゆうと012/5/4 0:33
僕のロケット藪木二郎012/5/4 0:08
あしたの種朧月1012/5/3 23:30
焼き魚ちゃむ612/5/3 22:56
ローン・ロン藤鈴呼1*12/5/3 22:26
なわ跳び壮佑28+*12/5/3 21:58
流星の光yamada...212/5/3 18:59
第一球たもつ1112/5/3 18:55
言葉の旅人梅昆布茶1812/5/3 18:19

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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