アイスコーヒーがそそがれようと スタンバイに光る五月
雨季までの浮き沈みのない 涼やかな丈の長い 影法師の欠伸
万能なまでに普くを招く 煌びやかな夜の スタンバイに心躍るかぼちゃの馬車
....
マスコミが噂してるわ
あんたのことを
でもね、はっきり言うけど
わたしは
騒動起きるまで
知らなかったの
一体何をしてる人?
瞳には功名心
めぐりあう
そのときに
きっとプロポ ....
一思いにキッパリ
別れてくれたら
苦しく無かったのか
徐々にフェイドアウト
してくれて良かったのか
今でもわからない
けど、6年間
ずっと一緒だったから
苦しくても私に ....
最初の一歩は
校門へ
向かう小さな登校路
桜の花びらが
ひらひらひらひら
舞っていた
ピンクの風が吹く季節
母の手をぎゅっと握り締め
木造校舎の仮講堂
校長先生への御挨拶
一生 ....
いつだったか…
隅田川の堤防に
君と二人腰をおろし
他愛のない会話を
した事があったよね
目の前には建設途中の
東京スカイツリーが
それでも高く、そして
堂々とそびえ立ってた
....
夜更けに降った雨はあがった
そらはどこまでも透き通り
青く高くひかりに満ちる
さぁ腕まくりして窓ふきをしよう
透き通るほど ....
叩いても
返事のない扉を
一生懸命叩き続けて
もう何時間たったんだろう
呼び続けた名前は
扉の隙間から
君に聞こえているのだろうか
分厚い扉を隔てた
君と僕
....
くるくる回る
夢は
メリーゴーランド
いつだったか
そう言って
笑ったね
メビウスリボン
ひねるだけなのに
何だか とっておきの
魔法 使った 気分で
ひねりが 必 ....
嵐の海を
さまよう
一艘の舟
なすがまま
耐えるのみ
時間が経つのを待ち
天に祈る
無事に帰れますように
次の朝港につく
灯台は一晩中
見守っていてくれた
感謝します。
....
シャキッと
ポキット
じゃ 、 お後が宜しい様で
永遠のポテト・・・
ポテッと
シャキット 、 永遠のポイッするワクセイ
ワ・ク・セ・イ 向かうのは甘く険しい年駅ばかり、 シばか ....
天から光がさし
地から湯気が立つ
鳥たちの声
虫たちの息
生きている
感じている
日常を忘れ
自然に返る
敵はいない
味方もない
一人で歩く
今を生きる
町では桜も散り 山すその我が家までの
道沿いに見える畑には 林檎や梨の花が咲き
雪溶けの遅かったこの地にも 緑の季節が流れ始めた
除雪機で雪をとばし なんとか建てたビニールハウスでも
稲の ....
少し大げさに
五月の朝を吸い込んだら
つまらない不純物など
軽々と許せてしまうくらい
気管が心地好くせせらいだ
少し控え目に
五月の朝を吐き出したら
ためらいや秘め事を
うっか ....
つぼみのまま
死んでしまった木
息も途絶え
枯れてしまった
風にゆれて
寂しさのみ
ぶる下がっている
カサカサいって
さらこうべが
笑っている
千年の時も
盛者必衰の理
....
白んだ朝
淡々と家事をこなす女たちのような夜が明ける
現実の襞をめくると、憂鬱に垂れ下がった雨が、湿度と共に滞るように霧状に落ちている
五月の喧騒は静かに失われている
....
宇宙が
人差し指と親指の間の距離だとしても
誰も困らない
それでも人と人は
相変わらず憎しみ合い殺し合ったりもするだろう
そしてささやかな蝶のように穏やかに愛し合ったりもするだろう
さて僕 ....
雨が降る
夜の途中で
僕はいつも言葉の橋の真ん中で
立ち止まってしまうのだが・・・
世界はガラクタの集積
そう言える事で心がすっきりとする
今この瞬間、僕がいなくても
誰も困らない
と ....
仮面ライダーはバッタ屋だったけど
気づかなかった 。
トンボって
身体機能の凄いこと 。
町から田んぼが消えると見えなくなった
春から夏へ、山から谷へ
なんだか損をしたようで
....
ただいま… と言って静かに散って行った
今年の君
まるでいつも通り
決まった道をゆっくりと往復する少女のように
見上げる僕の左頬に はらり
降り注ぐひとひらの遺言のように
それはか弱く ....
時間を失くした鳥たちは
夜明けの湖に集い 互いの夢を宥めあう
凍りついたみたいに鼓動を止めて
過去から届く笑い声に 耳を澄ます
そして声にならない 声を上げ
湖面の靄から一羽 また一羽と ....
頭を掻きつつ辺りを見回しながら惚けている。
食べ滓が下顎にへばり付き、それでも平気で涎を垂らしている。
何をするでもなく、何かを考えている様子でもない
背もたれの高い椅子に、深々と腰を ....
僕は硬直する
誘い出した指輪
息をしている
やはり君に会いたい
口移しの嘘ならいいだろ
馬鹿のふりをしながら
小さな手を広げているよ
東の海の際で
わらってる
僕なら
夜の ....
酒と不安で、割れるように痛む頭の中身を
あの子にだけ見せたいと思う
そこは現実よりもずっと詩的で広大でユニークで、そこにあるものみんなが
あるがままにそこにあることを許されているんだ ....
雨上がりの傘はステッキ代わり
クルクル回してスキップすれば、水たまりにパシャリ
そして、キャッキャ、キャッキャと
いつも独りで膝を抱えて座っていた
遊びと言えば砂に絵を描くことだった
お母さんは気付かない
幸せでも不幸せでもなかった(はず)
もう少しおじいちゃんちに居たかったな ....
みんなといってみたかった場所がある
それは地平線が見えそうな草原に
暖かな風が吹く海辺に
木漏れ日が揺れる森に
みんなはもう土の中だね
墓石も何も無く
静かに僕の庭にいるんだね
....
もっと眼(まなこ)は開けておけ
正義が見えなくなる
しかしよく眼を開けたままでも
本当の正義が見えることはほとんどない
それはいつも虫けらのようにひとを
殺すためにでっち上げた贋物の ....
ここではない、どこかへ
若者はいつも旅立とうとする
それは、どこにも行けない、
だけど、
何かの間違いでも辿り着く者が
いるかもしれない。
私たちは、
光の中に消えていく彼らを
....
あなたのくれた言葉を何度も繰り返す(忘れないために)
あなたのくれた掌の熱を胸に当てる(冷めないように)
あなたのくれた笑い声に耳を澄ます(雑音が混ざらないように)
あなたはたくさん ....
朝9時香港の少女は
まどろみながら一つの夢を見る
それは白い牡牛にまたがり
全世界を練り歩く夢・・・
朝8時東京の少女は
自殺する夢を見る
せいせいした自分から遊離して
魂だけが離れてい ....
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