ひっそりと

こっそりと

足を並べて立っている

大きくて哀しいこと

小さくて嬉しいこと

ひっそりと

こっそりと

歩いてみれば

誰も彼も何かに夢中で

 ....
少年

言葉知らずの純粋な少年は
足らない言葉を必死で探し続けてた
書いては破って捨ててノートのページは
減っては減ってはついに無くなってしまってた

ギターを背負った自転車少年は
ま ....
夕暮れの電車は 地獄そのものである

真っ赤な夕日をさんさん浴びて

老いも若きも 疲れ切った能面を 血糊で真っ赤に染めている


学生達が大声で憂さ晴らし

卸したてのスーツを着た ....
真昼の草原 翼をたたんだ君と
ありふれた恋人同士のように 会話をする
光と戯れ 砂丘から届く風を浴びて
深呼吸する君の 胸の膨らみを見ないように
僕は普通を装う
 ふたりは普通を装う

 ....
  雨に濡れたアスファルトに
 
  並木のみどりが映っている

  言葉に餓えた人たちが
 
  傘に隠れて哭いている

  雨は涙に良く似ている
 
  昼は処刑台に良く似てい ....
猫 聞いて
きのう わたし
乗り越えた柵
おきたらまた
目の前に柵
猫 ねそべって
聞いてない
あした わたし
終わりをみに
いこうかな
猫 おまえ
やさしいひとに
拾 ....
今日の夢を支払って
明日にたどり着く

その繰り返しは
さむかったり
そっけなかったり

だからかな
風邪気味みたい
って君がいうから

部屋の中から見てる
出発前の月を
寄りかかる君の重み
心地よいゆれ
それに合わせてゆれる僕のじゃない肩の重み

それら全てが
僕の鼓動に合わせて動作していて
居心地のよい1つの空間を形成していた。
他にあるものが
無い ....
  元気がないから
  ぼくたちはただ
  夢のどこかに広がる
  だだっぴろい草むらに
  黙りこくって穴を掘ってる



  そんなような
  お別れの時がきて、
   ....
僕は
コトバに打たれ
コトバに追われ
コトバに泣く

今日も
コトバの色暗く
コトバの音重く
コトバの肌ざらざらと。

時に僕は
コトバへ逃げ
コトバへ叫び ....
オーディオの世界は異性や酒や賭博とは
較べ物にならない程 のめり込めばのめみ込めほど
留まることのない私財を投入してしまう

そのひとたちはオーディオを製品と呼ばず作品と呼ぶ
そう呼ぶひとの ....
しんだらいい
というのは
新dollarいい
であって
あたらしい
ドルレルが
いい
という
いみで
リスク中立的な
ことばだから
べつに
だいじょうぶ

しんだらいい
 ....
何を信じればいいの

誰を信じればいいの

何を守ればいいの

誰を守ればいいの


何年、何ヵ月と時間をかけて
培ってきた友情も

たった1週間で
簡単に崩れた
 ....
感情や感性の揺れ とは

どこから来るのだろう

恋はするものではなく
落ちるものだという


それに似た感覚

視覚から入った言葉は
意思を持った生き物のように

あた ....
アチッ

二日酔いの朝
朝靄に包まれた意識の森で
突然発火するのは
昨夜の記憶の欠片

アチッ

酔いにまかせて
自分のてのひらとあしうらに
醜く刻まれた皺を
語ってしまっ ....
いつからだろう
戦わなくなったのは
リングコングはもうならない
15ラウンドもたないな

ダメージがきつくなる
簡単な平和主義
もたなくなきてる肉体も心も

チガウンダヨアンタノソノ ....
ショーン・ペインが好きだ




蒼井優や
トミー・リー・ジョーンズや
エドワード・ノートンや
ソン・ガンホや
オダギリジョーや
ティム・ロ ....
ぱたぱた ぱたぱた
 ぱたぱた ぱたぱた
  ぱたぱた ぱたぱた
           ぱたぱた ぱたぱた
            ぱた ぱた ぱた

蝶 超

ミストの
ただよう樹 ....
火をなぞる火
けだものの火
溶け流れても
火をなぞる指


短く忘れ
帰り道に手を結び
思い出す
朝の遠さ


狩るもの
水の両腕
霧を指す霧
副葬品 ....
運動場の
トラックを
規則正しく走る
小学生達
まるで
回遊する魚のようだ
こんなに小さいときから
命令されるままに
同じところを
何度も
何度も
回っていて
誰一人として
 ....
ゾワゾワと
海馬の駆ける
血の赤褐色の波がしら

しんとした
頭蓋の裡側
静かに発火して走る

小さな電気が
波立ち奔る
細胞たちの星のようにのびるあし

太古のものらさえ ....
しあわせをうたおう

なんて言いながら、自販機にキスをして
一本のいろはすを手に入れれば
君と分け合えるりんごフレーバー

 落ち着いてしまうの

疑問文だったろうか、誰かがきいた
 ....
優しくされたかった

愛して欲しかったし

贔屓して欲しかった

石ころは尖ったまま

この心臓に到達する
呼吸はソットヴォーチェだと言う

それが何だか分からないままだが

自分の足先も見えない程に急いで

手に入れたかった物はいつだって

遠い雨空の上にばかり拡がってた


 ....
桟橋を渡るバイクの後ろに乗っていた

水面が眩しく光ってた事だけ覚えてる

何処に向かうのか、何処かに帰るのか

独り善がりな寂しさと僅かな強がりと

それだけを持って呼吸していた頃の ....
ひとりであるくことなんてできない
ひとりであるいていく意味がないから
言葉さえ
届けるための番号のかたわら

目的の定まらない
はじまりの
萌える若芽さだけをたたえる
神にも鬼にも仏に ....
細身の女は、
恐ろしく小さな核ミサイルを抱いて
なぜだか不思議と人通りの少ない
一匹の異様に痩せた野良猫の、
か細い瞳で睨んだ薄汚い裏通りに
幾年月も在り続けたベンチさえ置かれていない露天の ....
終わらない天幕が何層と襞に重なり
それでも演出家は起き上がろとしない
俳優の耳元で小さく囁いた
(そろそろ終わりにしようか)
三幕は途切れたままでいいのか
このままずっと眠らせてやりたい ....
生きる事は辛い事だから
時々死にたくなる
それで「死にたい」と言うと
「ネガティブだ」と言って怒られるから
益々死にたくなる
そうしてほんとに死んでしまったら
みんな忘れてくれる
そした ....
一杯のコーヒーと一枚の白紙と一本のシャープペン
これが僕の全てだ
他には何もない
ここに僕は無限の宇宙を作る
それが詩人の仕事だからだ
人はそれを笑うけれど
時々、蝶々がペンに止まって
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
ひっそりこっそり灰泥軽茶12*12/5/17 1:19
少年itukam...3*12/5/17 1:13
黄昏、憂鬱シンバ4*12/5/17 0:34
フラッシュバック南 さやか4*12/5/17 0:24
映したものはただのみきや18*12/5/17 0:24
猫聞いてはるな912/5/17 0:09
夢旅行朧月412/5/17 0:04
ある帰宅の雰囲気。神木♪龍112/5/16 23:59
小雨のあと草野春心9*12/5/16 23:39
僕はコトバに泣く御笠川マコト412/5/16 23:25
憑依HAL3*12/5/16 23:18
業務等逃れ6212/5/16 22:23
積み木ジュリエット2*12/5/16 22:14
感覚森の猫13*12/5/16 21:51
火傷nonya18*12/5/16 21:44
リングじじ10*12/5/16 21:42
シネマ・シネマ・シネマTAT1+*12/5/16 21:41
わたしたちは・・・草野大悟2*12/5/16 21:21
ほつれ むらさき木立 悟312/5/16 21:16
トラック和田カマリ5*12/5/16 18:27
記憶の使者シホ.N312/5/16 17:17
大人の証明かんな6*12/5/16 17:10
石ころ永乃ゆち1*12/5/16 16:36
ソットヴォーチェ1*12/5/16 16:35
桟橋0*12/5/16 16:34
辻が花通りはなもとあお712/5/16 15:23
暁のエクスタシー ★atsuch...11*12/5/16 13:56
夢魔アラガイs9*12/5/16 13:13
自殺yamada...1+12/5/16 10:25
詩の賞賛412/5/16 10:24

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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