「夏の魔力」     木の若芽


みんな自然の偶然の、永遠の奇跡によって生まれた
あなたもわたしも奇跡の子
みんなが魔力をもっている
魔術師だと気づいて

死んでしまったものは
死 ....
「からまる流れ」     木の若芽

光る雲が遠くにあるけど
暗い雲がその前に
戦艦のように動いていく
あちらこちらで震えてるものたちがいっぱいだ
この気配に
戦艦が初夏を発砲する

 ....
愛していると言わないで
そいつは僕を窒息させる

愛していると言わないで
がんじがらめにされてしまう


いつも いつも
あなたを気にしちゃいられない

いつも いつも
笑ってば ....
 街の大通りには貧困が陳列されている。
 それにはタイトルは無く、
 表情はいたって量産的だ。

 小銭入れを持たない僕は、
 あまりたくさんの小銭を持ち運べず、
 道行くホームレスに ....
鳥は
重力に抗して空に舞う

ロケットもまた地球の引力に反して
宇宙に飛ぶ

さて、人は
人の叱責に打たれ あるいは 人の暴言に傷つき
死んでしまったりする
その時、人は他人という重 ....
蒸れ沸く都市

浸り結ぶ地下道

廃液は沸点をふりきり

南国の氷点でさしとまる

積雪の外壁は日没とともに

霙の通路を水平にのばしていく

恣意なる磁場とその伸縮の確執は  ....
仮の名を
光でおくる
ぼくら星


流星も
声なき叫び
残したり


混沌の
星のことばを
セーブする


掬っても
すくっても君の
青い星


鈍足の
北斗 ....
氷がとけて

カラカラまわる

扇風機の羽がとんでいく

いくつもいくつもとんでいく

レモンイエローそそぐよ光

玉粒の汗が夏の匂い

浴衣姿が綺麗だねと

寿司屋の前で ....
無重力のなかで戦争してたら
私たちはいつまでも平和主義者なのにね
宣教師と風俗嬢のほほえましく赤裸々な話に耳を傾けて
恋人をつくる、という努力に必要な相応のエネルギーを
どう奮い立たせるのか  ....
詩や、芸術を作っている人よりもデザインや軽音楽をやっている人の方がむしろ交流はさかんなように思える。後者の方が、多くの場合に一つの作品を作り上げるのに人手が必要であるわけなのだが…。しかし、芸術という .... 近くの公園には
だれも見たことがない
泉があるという

のどの渇きを
感じる時計の針が
私を指し、
内臓がバラ色に変わると
わたしは
その泉を探しにでかけた

のどを潤したい
 ....
もう終わりだ
と思ったのは雨に
濡れた瞬間だった

世界がゆがんだ気がした
水気を含んだ髪を
乾かしながら

僕は
思う

何処にも逃げ場所はない


静かに雨が降ってい ....
目指さないことを
目指すことに意味がある

努力しないという
努力をすることに意味がある

割り切れないことを
割り切ることに意味がある

知っているのに
知らないふりすることに意 ....
静けさと口がさみしくて
少しかじったリップクリーム
溶け出して滲む真夏日の視界に
飲み込めない青さを吐きだした



「何とかやっているから」
なんて



見えない嘘なら笑っ ....
高度な文明社会の
生きる意味教信者と
その昔付き合っていたけれど
今は別れてせいせいしている


私がまさにどん底にいるときに現れ
「そんなキミでも世界の何かに必要とされて
今を生きて ....
**というわけで 愛用の帽子はベージュのレース製
筋金入りの自由自在 たたんでひろげてひっぱる
突然ピンと宙に浮く
新しいのを買ったらと 90歳の母の助言

思い出の中に浮かぶ帽子たち

 ....
自分にあいたくて
かがみをのぞいてみた
だれかの詩をよんでみた
昔の写真をひらいてみた

どんな自分ならいいんだろう

こたえがほしかった
だれかの言葉でほしかった

ほんとうはね ....
いまは天国におられる
カート・ボネガット殿

あなたは著作の中で
一切 悪人を登場させなかった

そこがぼくが愛読者であったし
敬意を払う大きな理由でした

しかし遺作となった《国の ....
君の事が大好きだよ
心が病むほどに いつも思っている
この想いを会話にしようとしても
不器用なぼくは詩にもうまくできない

生きる希望を教えてくれた君は
まるで自覚がないようだけど
今も ....
温かさが或る夢、
12月の午後の加算に
位置が足りない、、長く険しい一時間と別っていても・・・
運子が書かれている漫画、”BON ”ガ
一躍夕目になっている 野は、静かな雫の月が、
毎々に戻 ....
気持ちが 先走ると 
必ずしも 良い結果ばかりを
連れて来る 訳ではな いこと
知って いながら

動かずに いられない 私は 
もしかして セッカチ なのかな。

★,。・::・°☆ ....
 
叫んだ声も消えてしまう

そんな深い夜の日は

グラス片手に夜明けをじっと待つ




 
あなたのことを
見えないドアごしに
心配している
ひとり べんちで

そんなときにも
わたしのことなんて
考えてくれてないなんて
すねながら
ばかだよね
(ばかじゃないよってもうひ ....
ブラジルに行ける気がしてまっすぐ庭を掘り進めていくと、同じようにやはり日本を目指して地底を掘り進めていたブラジル人とばったり遭遇してしまった、それも地球の真ん中で。頭に根性ハチマキ、腰にウォッカ、 .... 新しい世界

でも、傷口が大きかった立ち直れない
故郷の僕が糸電話で
「お元気ですか」と尋ねる
それから
口にあてていた紙コップを耳に、
耳にあてていた紙コップを口にあて直し
都会の僕が
「元気です」と答える
そんなことを
終 ....
あなたの唄は
BGMには
なりません

耳はとられて
いつ間に
顔はしわめちゃ
こっそりと

しぼるるように
あふるるは
涙なみだの
おえつです

あたまは重く
痛みます ....
僕のいない朝は
かすかな風の音のように、
「わたしは決して幸せを含んだ思ひに出遭ふとは考へてゐなかつたけれど」
予感する酵素
僕のいない朝は
「空しくわけようとするぼくたちのまなこが繋がれて ....
外灯に照らされて

葉のみどり





救急車の音

風もない夜だった


あなたの声を聞きたかった

からだもたましいも

ただそれだけになっていた


 ....
どこか 誰も私を知らない 賑やかなところに行きたい

悲しく抱いた愛は また誰か 大切なものを傷つける

あぁ このままでは また どこかへ行けるのでしょう

もう 見ないで 聞かないで
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
夏の魔力木の若芽112/7/23 15:35
からまる流れ212/7/23 15:33
わがまままーつん10*12/7/23 14:04
10セントOhatu112/7/23 13:43
重力に抗してyamada...312/7/23 13:42
都市の予告takano1*12/7/23 8:50
北斗七星☆五七五yo-yo312/7/23 7:46
レモンイエロー夏灰泥軽茶9*12/7/23 4:53
一虚一実/遠心力茶殻012/7/23 3:22
ある友人との対話から02番田 012/7/23 2:20
誰も見たこともない泉の物語灘 修二3*12/7/23 2:03
静かな雨に討たれてkauzak4*12/7/23 1:01
意味柱イオン2*12/7/23 0:27
夏冷えサトウチカ5*12/7/23 0:16
恐竜時代さき312/7/22 23:49
帽子と**考木原東子14*12/7/22 22:58
星からはじまる朧月412/7/22 22:43
拝啓 カート・ボネガット殿HAL3+*12/7/22 22:29
愛の花〜哀〜哀花 愛花012/7/22 21:32
17分の吐血凍結狩心1*12/7/22 21:17
アイム・セッカチ藤鈴呼1*12/7/22 21:16
深い夜の日殿上 童18*12/7/22 20:50
わたしのとぶ日唐草フウ7*12/7/22 19:56
マントルマクベス112/7/22 19:48
新しい世界スマイル?012/7/22 19:21
都会図鑑たもつ512/7/22 19:12
繋がり佐和212/7/22 18:28
僕のいない朝は榊 慧212/7/22 18:04
夏の街路樹吉岡ペペロ412/7/22 16:58
ただの願望 無情黒ヱ012/7/22 15:24

Home 戻る 最新へ 次へ
2578 2579 2580 2581 2582 2583 2584 2585 2586 2587 2588 2589 2590 2591 2592 2593 2594 2595 2596 2597 2598 2599 2600 2601 2602 2603 2604 2605 2606 2607 2608 2609 2610 2611 2612 2613 2614 2615 2616 2617 2618 

【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
5.7sec.