月が 月が 見えないの
あんなに 大好きだった
赤い 月が

雪に 阻まれるなら
未だ 良い

雨に 打たれるならば
諦めも 付くと

吐いたのは 溜息だらけ
排他的な 他に
 ....
ロンドンオリンピックに出るような馬鹿にはなりたくないもんだ


















 ....
フォーク
秒針
物干し竿

ありとあらゆる突起物が


ガラス片
鍾乳石

私の胸の辺りから

ノコギリ
菜箸
コンパス

放射状に突き出している

三角定規
 ....
したためましょう

じわり
じわりと
思いを
筆に
染み渡らせて

したためましょう

自分の
拙い言葉で
自分の
心を
形にして

したためましょう

形にしたと ....
ポエケットではなくエアポケット
チケットのない旅を君と

母が亡くなって最期は点滴でも間に合わない
栄養失調のまま昏睡状態で逝った

体格のいい人で骨壷に入りきらずに
納骨の係りの方に
 ....
僕はラット
科学とやらに
利用され
数字になって
グラフになって
それでも名も無く
ひとつのすてごま

モノを扱うヒトの手
神の手
ヒトでもモノでも
ない命として
ガラス箱 ....
どんな窓にこんな猫がいるのだろう
忘れもしない通った白い家の窓辺で
まどろむ幸せが充ち満ちて
目を覚まさないようにと
やさしく襟元に、毛布を寄せてくれる手は
だれのものなのだろう

いつ ....
蝶燃える
        木の若芽


蝶が 蝶が 落ちていく
焼けた道の上 燃えつきたように
むくげの咲く下 焦げたように

わたしも こうなってもいい
だが
わたしは こうなら ....
死んでしまえば
もうメタセコイアの木は
見ることが出来ません
誰かと探した夜明け前
忘れられない崩壊音

君じゃなくても良かったと
誰かが教えてくれていた

さよならさよなら愛しい劣等
ありがとうも言わないよ

それだけ君は近すぎて
言葉じゃ ....
光が速度をはやめて
影をうみおとした
次の瞬間 車窓からの景色は、融けあい
流線の模様をなした_


ユ−ラシア・ライト・トレイン
光速の旅は、心地よく
重力抑制された コンパ−トメン ....
                      120730


音がして目覚める
不倫の後の目覚めは健やかで
配達人も遠慮する静かな午前
ギタリストのピアスを付けて
往来に立つのです
古 ....
珍しく気分を変えて
新宿のバーで独り飲む

バーボンのロックを傾け
タバコに火をつける

立ち昇る紫煙の向こうに
忘れた恋の景色が見えた
夏は
エアコンを入れるせいか
気づくと
ガソリンメーターの残量計が
あとわずかということがある
ランプがあとひとつというのは
かなりアセル状況で
近くのガソリンスタンドで入れていこうか
 ....
うすまくで
つつまれた
わたしのほんとうに

蹴破って
侵入する
あなたはだあれ

ないくうを
埋め尽くし
いや違う
そこはうそだ

叫ぶ間も
あたえない
らんぼうな
 ....
あなたと二人
見上げる最後の花火が消えて
暗闇に抱かれたまま
星空に私は願う
この一瞬を切り取って
すべてが止まればいいのにと
 

100万年後
アルタイルの科学者が
とんきょう ....
人と会話をするということがとても怖いという時期が私にはありました。ちょうど高校の頃だったと思います。そうしたときに私の友達といえば、同じような病を抱える人々であったのかもしれません。まあ、そんな人 .... ぼくは麻酔類の効かないからだのようだ
25歳の時に盲腸の手術でそれを知った

局部麻酔なのにいつまで経っても
まったく麻酔は効きはしなかった

オペの開始を待っていた医師は
業を煮やして ....
 
あなたへ直線をひけないので

円をかく

今日も円をかく


 
温かい営みの後で
身体が小刻みに震えていて
心を引き離そうとする
宙吊りにされたロマンティックな機械が
風ではない力によって
ゆらゆらと揺れている
もう時間が来たのだと
その時に思う
 ....
働き蟻は
来る日も来る日も
自分の躰より大きい
荷物を運んでいる

汗も流さず
陽照り返す地面を這い
黙々と働いている

一匹の蟻が仲間を離れ
甘い蜜を求めて
迷っている
ここ ....
                 120729

ピークチト
ジッコウチの違いを知らぬ中学生は
壊れてしまったメーターの指針を眺めたままため息をつく
無酸素も極めたし
いくつものピークに達 ....
ねぇ君
泣いてないで笑いなよ

空き缶を蹴飛ばしても
明日には届かない

空が海に溶けてるって知ってるかい?

僕らが見つけたものに
名前を付けるとして
それが恋なら良いと ....
風の鳴る丘で

あなたを待っているから

東の空に星が出たら

何も持たずに会いに来て



虹の生まれる岬で

あなたを待っているから

西の地平に日が沈んだ ....
ちりとりのゴミを玄関の外に捨てると
蝉が羽化に失敗して 転がっている

またか
この時期 たまに見る
壁によじ登っては 落ちる 蝉 とんぼ

ぐちゃぐちゃに柔らかくて 体に触れない
死 ....
あたしは自分の道は自分で決める

反対されてもやめなさいと言われたって!

あたしは助けたかった


これからももたとえ、反対されても決める自分で
マイウェイは悲しい歌だ

きょうは起きたり寝たりしていた

そうすることが

脳を含むからだにいいと思った

夕方銭湯ですっきりとしてから

喫茶店できのうの仕事の続きをしている
 ....
急な坂を歩き続ける


長い階段を上り続ける


行き着く先はわたし達の終点


だから今は


手を


繋いで
自分の想いを口にするのは
どうしてこうも難しいんだろう

あなたは優しいからと
押し付けられたことの数々

嫌々こなしてきた
いろんなこと

ねぇ 知ってる?
私 本当はあなたが嫌 ....
君たちは分裂して数を増やす君たちは分裂して夢を数え上げてく、
何しろ満足しない方法を覚えたときから、
君たちは足を増やして切り落として、
切り落とした足を食べて生きているんだから、
そのために ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
月が見えない藤鈴呼4*12/7/30 21:02
馬鹿にはなりたくないTAT212/7/30 20:46
フォークSeia612/7/30 20:36
りり3*12/7/30 19:52
エア・ポケット梅昆布茶2212/7/30 19:01
ラットシホ.N212/7/30 17:27
花嫁灘 修二7*12/7/30 15:59
蝶燃える木の若芽312/7/30 15:53
心象和田カマリ1*12/7/30 15:02
愛する劣等きみのてを3*12/7/30 14:10
4o12月乃助9*12/7/30 13:13
バンあおば3+*12/7/30 12:05
紫煙うずら豆5+*12/7/30 9:25
ガソリンメーターそらの珊瑚8*12/7/30 9:05
えなuminek...4*12/7/30 4:16
星の記憶7*12/7/30 4:12
今日のノート番田 112/7/30 2:21
悟りHAL5*12/7/30 2:03
円をかく殿上 童39*12/7/30 1:12
即興情熱rabbit...312/7/30 1:10
存在か無か灘 修二1*12/7/30 0:01
ピークあおば2*12/7/29 23:38
言っておくれよ永乃ゆち4*12/7/29 23:35
永久に3+*12/7/29 23:27
どんでんがえ し!砂木19*12/7/29 21:34
自分の道スマイル?112/7/29 21:04
マイウェイ吉岡ペペロ312/7/29 20:58
手を繋いで永乃ゆち3*12/7/29 20:47
ストレート金子千冬3*12/7/29 20:02
アスピリン・ソング由比良 倖7*12/7/29 19:36

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