ぬるい夜風に吹かれてた

たばこをつける音がする

スーツのしたは汗べとべと

ウォーキングの音もする

電車が遠く聞こえている


汗で髪をなでつける

爪でかたちをつくっ ....
例えば。

自然界の中に、
唯一不自然に生きる生命体。
人間。

そんな私達に、
唯一出来ること。

飾らず自然に生きること。
ある日の天気予報で、
「本日は肌寒くなります。」
そんなことを耳にしたもので、
久しぶりに半袖を着て、
出歩いた。
そしたらどうだ。
思いの外、
日差しが強かった。

そんな立秋。
 ....
ぴたりとふれる

ふるるとないて

きみはとおくの

ひかりかなたへ


はなをそなえて

はなをくすぐる

あかりともせば

いのるちいさな

いのちふるえて

 ....
埋葬される私の胸に
日記帳がのせられていた
長い乾期が始まり、色褪せた紫丁香花が
垂れ下がっている

台風を待てば故郷は救われる
そう言って村人をつなぎ止めた
かつての独裁者の像が見下ろ ....
 褪色したかこはモノクロ
 セピアのくすむ
 鉄錆の
 あかがね色

 ふくざつに入り組んだそら
 四角い工場群がある昭和のはじめは卵の
 ちいさな箱
 筒状のえんとつ
 ....
固く強張った叫びの表面から
水が剥がれる
一枚の皮膚のように
音もなく
樹齢千年の眼差しに救われて

水は
季節の波紋を揺すり
懐かしい演奏を軸とする
流れと
陽光の到着を待ちなが ....
鳴るように
色付いて
はばたくように
ふれあう

それは
ひどく
不器用な鳥たちが
抱きあい
落下する 夕暮れ
おばあちゃんが言った
ふりかえっちゃいけないよ

茄子の牛に乗って空へ帰る人たちを
見てはいけないと言った

だってさみしくなるだろう
送る方も
送られる方も、さ

藁を燃やして送 ....
ひとを
見下し笑えたら
わたしの優位が成り立ちそうで

ひとを
けなして罵れば
わたしの優位が守られそうで

拳は
きょうも独りきり
石くれ気取りも甚だに
閉じたつもりの ....
例え握りつぶしたとしても
きっと
手は汚れないと思うんだ


乾いてひび割れてきている田んぼにも
まだ新しいビルの真っ白な壁にも
しっとりと重たい町屋の歪んだ屋根にも


よろよろ ....
生きるってめんどうくさいことだらけだし
案外つまらないですね。

スピーカーから。

メイコさんは、カップを、割れた手で。

お母さん、とても若いですね。
信号機は、黄色だと、とてもき ....
先方は 意外と 
疎遠だなんて 
思って居ないのかも 知れません 

気にしているのは こちら側で 
多忙な 毎日の 中では 

日々の循環が 
あっと言う間だったりも 
するのでし ....
ときおり四つんばいになってみる
なにか思い出すかしらんと

きしきしからだが鳴く
ないはずのしっぽがふるえる

あたしってちっぽけだにゃん
まわりがとても大きく見えて

痛んでくる腕 ....
成長した一つの細胞が
小さな二つの細胞に
分裂した

別れたあとには
なにも残っていない

細胞の
一つの影が
二つとなって
1+1=2
と表せる
見慣れた景色となる

小 ....
私がなくなると、私の中の水面は消えてなくなる。
私がなくなっても、流れる河の水面は存在する。
私でなくてもいい。
誰でもいい。
この地球に沈黙の春が訪れ、
誰もいなくなっても、
河は流れ、 ....
車で
見ていた


寝そべりながら
ステンレスの
寂しい腕時計を


ありふれた
言葉を
書くことから
この詩は始まる


人は
つまらない
言葉も


* ....
燻製卵、地球儀、機械人形、行列、大理柱
蘇生記、天球儀、機械鍵盤、行列、花崗柱
雛鳥卵、卵殻儀、機械書記、行列、石膏柱
死滅記、古生儀、機械動物、行列、雪花柱
誕生卵、新生儀、機械植物 ....
日々の中にある
偶然の一致の
意味深さに
迷う

不思議な力が働く
脳内の活動
畏怖すべき
何ものか

神経細胞の無数の足の
電位の迷走
その刺激によって
現る幻像

 ....
     A
鉄分過多の静脈が
大気圏に侵食される事それが私の目覚め
骨髄を電熱線で縛る
酸素が乾く朝胎動が冷臓庫の奥で始まっている
「紙コップの中で受精卵が揺れている」
     B
 ....
溶けかけた
まっ白なティーカップのうえ

紙の皿に乗った
ぼくの

回転する
小さな骨

銀の照明燈からは
ミルクが垂れて

何やらふわふわしたものが
ぼくの

心臓の殻 ....
三日月は盲いたふりをして
星達は目を伏せ囁いた
空が瞬きする間だけ
僕達は自由になれたんだ

輝く夕暮れの碧色に
叶わない未来を描いた
指に絡んだ君の嘘に
気付いて知らないふりをして
 ....
わたしは写実をつなぐ
紙に沈む点を見捨てる
森のむこうの森
水たまりにくちづける


紙を裂いたかたちたち
紙を裂いたかたちにつづく
涙を抄い抄われる手が
別のし ....
目をつぶれば
左下への回転
何も得るものなく
つどう


貝の内側に踊る白
芯を持たない腕と脚
外へ外へ
出ようとする色


絶え間なく音が
宙に消えてゆ ....
女って 大好きだ

女を喩えるなら
血の滴るような野薔薇の朱

生真面目な緑に身を固めた
この暗い原野の世界を点々と彩る
秘められた また明かされた 情熱の色

その両目は 傷つきや ....
 垂直な光のピンで留められて
 横たわる朝は散乱した昨夜の屍だった
 まだ誰もいないスーパーの駐車場で
 ぬるい風が砂埃を吹き上げている
 
 一匹の小さな蛾が
 逆らいながら飛んで行く
 ....
あなたの握るおにぎりは
いつも大きくて
中身はおおよそ梅で
わたしが出かけるときには
「お金を使わず済むように」って
たかだか100円程度のことなのに
保温のバッグに
詰めこんで
 ....
この街のひとがラテン系だと教えてくれたのも
陽気なラテン系のひとだって
その心には大抵ひとには言わないけれど
苦い悲しみを背負っているのよとも
教えてくれたのはきみだった

ぼくは生粋の大 ....
夢みる機械が煙を吐いた
明日はどうしよう

時計よりも早い回転でしっぽを生やす電信柱
ダムの真ん中に大きな城を建てて
訳あり顔で頷くロバを
線路の海に連れて行く小柄なロックンロールジプシー ....
  巨大な
  塊から切り落とした
  その赤い棒は
  どろりとしていて
  静かなのだが
  耳を押し当ててみると
  きいーん、
  きいーん、と
  響きが高速回転し
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
ぬるい夜風吉岡ペペロ212/8/10 22:57
ぱんげあ。唄種112/8/10 22:41
さんさんさん。112/8/10 22:37
ふるえてそらの とこ112/8/10 22:32
つちmizuno...112/8/10 22:10
フリーハンドのくろい線石川敬大15*12/8/10 18:48
水路綾野蒼希15+*12/8/10 13:55
(            )はるな612/8/10 13:48
盆送りそらの珊瑚2312/8/10 10:59
千波 一也3*12/8/10 10:54
きみは、あ。512/8/10 10:45
ストーリィ由比良 倖3*12/8/10 9:01
気にしているのは こちら側藤鈴呼6*12/8/10 8:58
どうぶつになる朧月412/8/10 6:59
分裂あおば7*12/8/10 3:54
水面灘 修二2*12/8/10 2:33
車で番田 212/8/10 2:03
オートマタの黄昏・分離の左右高濱012/8/10 1:03
脳の神様シホ.N3*12/8/10 0:42
A/B由比良 倖112/8/10 0:09
5*12/8/10 0:08
アレキサンドラ智鶴112/8/10 0:03
ノート(羽音)[group]木立 悟912/8/10 0:00
冬漠手212/8/10 0:00
女ってまーつん9*12/8/9 23:45
僕が君を一匹のみすぼらしい蛾に譬えたならただのみきや24*12/8/9 23:43
梅のおにぎり[group]千波 一也8*12/8/9 23:31
Latin OSAKAHAL4*12/8/9 23:03
猫の国カマキリ912/8/9 23:01
赤い棒草野春心412/8/9 22:37

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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