建築現場の鉄骨が
空の重さに耐えている
(昼下がり)
子供たちがホースの水で虹をつくる
二階のベランダから身をのりだす猫
視線の先には鳥が羽をやすめている
建築現場では低いうな ....
もこもこアルパカ もこもこ おやすみ
もこもこアルパカ もこもこ おやすみ
ゆっくりと眠りに落ちてく落ちてく
ゆっくりと眠りに落ちてく落ちてく
これから
夜が夜が夜が生まれる
....
舗道に照りかえす低い陽にむかって
かわいた空気のなかを僕たちは
舗道に暮らす人には気をとめずに
西陽に目をほそめて歩く
大通りのむこう側からとぎれとぎれに届く
コーラスが見知らぬ誰かを祝 ....
誰も待っていてくれなかった
それにいちいち傷ついて
すっかり強くなってしまった
飛び降りたら
頭を強くうつ
あっ、死んだ
誰も待っていてくれなかった
....
きっと君のフィルムは
あの頃のビデオ・クリップみたいに
歪んだ画を映してるんだろ
レンズのせいか
被写体のせいか
なんて、知らないし
分からないけど
付いてこれないなら
ネルシ ....
告白したら、わたしメカなの、と、ふられた、前向きにとらえて、体操服を盗むとエージェントがやってきて消されるから考えなおせ、と、いうことだろう、笑顔、汗ではりついた前髪のすきまから数字がのぞいている、な ....
今の会社に9年所属している
障害児から始まった
ご飯を食べさせる事ができず
すぐ外された
特攻隊の生き残りのおじいちゃん
フレンチトーストが好きだった
思い出が沢山ある
当時介護のバ ....
さざ波は洗う
苦悩と欲望と偽りの岸辺を
弱い力でも
繰り返せば
削り取り
露にするのだ
真実の姿を
然し
誰も見ようとはしない
冴えゞとした
....
したいになりたいぼくは
今日はご飯を食べないけれど
明日になったら 食べるんだろうな
人はみな 誰しも生きている
おなかがすく ごはんを食べる うんこする
くしゃみをしたら誰かにうつるかな? ....
『俺のものになって』
本当ならそう言うべきかもしれない
だけど『俺のものだから』と今ここで宣言する
告白なんかじゃない
君の未来を絶対に手離さないから
約束なんかじゃない
『君 ....
そして
はじめて
生理になった
あさもひるもよるも
血がとまらない
15さい・・・・・
1960年、ニュージャージー州のジェーン・シマンズがハーブやスパイスを混ぜて作った手作りのソルトミックスが評判となりクレイジー・ソルトが誕生した。
ニクソン元アメリカ大統領婦人に合った際、大統領 ....
絵の具の盛り上がりが
分かるぐらいまで
近づいて
どんな風に描かれているか
分析するのは
批評家に任せておいて
少し遠くから
その絵を
眺めてみようじゃないか
絵にはきっと
絵 ....
未だに実際に自分が言った台詞に
....
イタリアの小さな村に住むひとびと
その暮らしを綴る番組が好きだ
素朴で明るいシャンソンがふしぎだ
どこにでもあるような人生など
たぶんないのだろう
ちいさな村に住むひ ....
戦争に於いて
捕虜の虐待を禁じる
ジュネーブ条約も
非人道的な兵器使用を禁じた
ハーグ陸戦条約などが
存在するが
それは裏側で
戦争を肯定するものであって
ぼくにはどう考えても ....
百葉箱に住んでいた校長先生が
退職することとなった
わたしたちはそれを寂しいことと思い
お別れの言葉と
鯖を送ったのだった
美味しい鯖ですね、と
校長先生は美味しそうに食べ ....
98歳になりそうですが、頑張らさせて頂きます。お願いします。
あと2歳で100歳だぜ
もう歳なんて何のはかりか分からないわ
でもまだ身体はエネルギッシュだから
やはり27歳というのは年 ....
横たわる体に刻まれた痕跡、一度腐り果てたものがまた蘇生したみたいな違和感がその正体だった、じめついたシーツの感触に苛立ちながら、指先はいつも生温い欲望を溜めこんだ性器を弄んでい ....
誰もいなくなった 自分は口を押えていった
なにも伝わらなくなった 土のなかで風が落ちた
なにもいなくなった 毒も電気も吸われていった
ひとつひとつひだまりのなかへ
ひとつひとつひだまりのなかへ ....
誰かを振り向かせる力が
備わっていない
不用意に聞こえて来る
子供の泣き声や
小鳥のさえずりにも
存在は名ばかりで意地悪なほど
手が届かないからこそ ....
一日終わりのティータイム
香りと共に巡り行く
最後の一杯終わるまで
全ての時間を我がものに
母さんの前でうまく笑えない
母さんは昔、私の頬を往復ビンタした
母さんは昔、私を木に縛り付けた
母さんは昔、私の手の甲に煙草の火を押し付けた
何度も
....
平和は助けあい、
思いあい、信じあいの
三つそろって
できるもの
平和を思えば
その想いが伝わって
平和が世界に
広がっていく
平和を想って
することは
どんなに小 ....
ふと気が付いたんだ
最近の病院は病院のにおいがしないって
薬やエタノールの混ざった独特のにおい
目を瞑っていても何処にいるのかわかるにおい
長い間生活した入院病棟の個室や大部屋
白い天井 ....
ゴム跳びの向こうに何が有る
右足は 泥沼
左足は 川底
右手は 叢
左手は 岩
尻餅 付いた 瞬間に
皆が 笑うよ 花いちもんめ
くるくる回る 茎の隙間で
蓮華草が 楽 ....
空から地上を見渡せば
境界線なんてなかろうよ
けれども、
されども、
それなのに、
地上から空を見渡せば
なんでかな
数えきれないほどに黒線で
区切られて仕舞って見えるんだ
祖父がお風呂にはいってからずいぶん経つが、水をいつまでも持ってこない母を怒鳴りちらすのがわたしたちの父であり、入れ歯のおちた印度カレーを前に、斜交いに正座している祖母の息子、つまりその父はまだ ....
レディオヘッドの
KID Aというアルバムは
洗脳系ロックだと
四日風呂に入れていません
今日は入ろうと思います。
感情
感情的
感情的なところが無い
トム・ヨーク
きづめで拡大 ....
隠し続けてきた快楽の芽
浮かんでは消える数百対の美辞麗句
云うべき空は
逃げるべき海は いつの時代も予告なし
過去と今
今と未来
明確に
区分できるはずのない大地に
意図もおぼろげ ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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