恋の炎もいずれは消える
愛も泉もいずれは枯れる
枯れるだけならまだいいが
時にはそこに濁りきった泥水を注いでいかなければならない

そうして出来た泥水に二人で肩までつかりきって
昔の事など ....
梅雨時になると
もうそろそろかな、と思う

雨上がりの庭で
もうそろそろかな、と思う

君と
言葉を交わしたことはないけれど
君のことは
勝手にトモダチだと思ってるから

カエル ....
かなしみの夜だ
風が湿ってきた
知るために
自転車を出した

灯りの白さに
この町の
貧しさを悟る
ほら

あの遠いビル
オレンジ色の
たいそうなこと

燈されている
ゆ ....
災憐[サイレン]
響もす
夜も半ば

寝耳は
疾うに
馬鹿になり

眼下で
群れ成す
小羊も

徹夜と
洒落込む
積もりらしい


眠れ
眠れの
吐き溜めを

 ....
同じ格好した仏像さんが二、三十

指の腹で撫でながら

ひょいっとひとつ持ち上げたら

あぁこのおもさがちょうどよい

ひんやりどくどく

てのひらの中から身体の中へ

巡る巡 ....
何でも良いと思った
はみ出すことこそ俺自身に思えた
そんなことは どうだっていい ただ 疲れている
煙が一筋昇る
この 灰色の 空に

昔 通っていた 潰れた会社のこと
自分について ....
往来、世界は荘厳で
将来、世界は滅亡す
存外、世界は冷遇で
案外、世界は恒久だ

手前の知ってる手前だけが
手前の全てだと想い上がんな。





ほぅら、見ろ。
陳ねた眸の ....
今日の月は綺麗だよ って
君がそう云うから
カーテン付けていないっぱなしの窓の外探すよ

今日の月は綺麗だよ って
云うっていうか、おうち帰ったの? のメールの返信


出窓そば ....
ふと気づけば葉桜に

儚く美しいその姿

どの木も私が一番と

笑う内には悲しみが
今宵も夢に見る
真夏の夜の


暗闇と無音だけがある

明日目が覚めたら
日付が変わったら
こうなっていればいいのに

考えると眠れなくなる
この狭いワンルームで
夜中突然鳴 ....
熱い河がある

古くは 岩しょうと呼ばれ

ハワイ島やアイスランド

では 血飛沫となって

存在証明する

深海の暗渠を支える

地底の 生の根源

数千年の僅 ....
舌を切られた者はともかく
一度口に放り込まれたら
二度とキャンディーの味は忘れられない
どんな果実よりそれは甘く
どんな甘味より刺激が強く
思うだに唾液が溢れ
食べ続けても満腹感は決して来 ....
十年後のことばかり
考えないで

今日のことを
考えよう

なぜそんな簡単なこと
できないんだろう

十年後にも
今日はあるのに
シンダール語
クエンヤ語
という
ふたつを
つかう
場合

オルホン碑文
碑文谷
褒めれば褒めるほど
良くなっていく

今宵の
冷奴のように

豆腐屋の亭主が
やけに明るい

豆腐に
褒められたのだそうだ
愛する雨 自由を解釈させる雨

掘り下げても 憂鬱になんてさせない 自由を解釈させる

愛する雨

問えない芸術が化けてる細胞の核 

幸い瞬きに 遅いと感じる瞳

愛する雨 物語 ....
なぜか知らぬが 
私の目の前には 
日々ひとつひとつの穴が、ある。 

この両手に盛ったやわい土で 
一日、ひとつの穴をふさいで 
一歩ずつ、歩いてゆくならば 

ふりかえった背後に、 ....
無限に広がる宇宙の中で 
ぽつん、と浮かぶ青い{ルビ惑星=ほし}。 

星の数ほど今も織り成されている 
それぞれの一日、と 
それぞれの場面、にて 

人と人が目と目を 
あわせ、そ ....
 
 
身体の中に
雨が降る
雨は水になる
集めると
水になる

川の字になって寝る
真ん中は
いつも私だった

結婚し、子どもが産まれ
いつしか右端で
身体を少し曲げなが ....
やがて発車のベルは鳴り 
旅の列車がゆっくり走り出す時 
一つの運命が地鳴りをあげて 
見果てぬ明日へ、動き出す―― 
古里を失ってしまった人間は

だれにも悟られない様にしているが

ただこの世をさまよっているだけだ

もっとはっきり言うならば

たったひとりで徘徊しているだけだと

己自身は ....
鼻毛がでてる。あと2ブロック行けば僕たちの街だけど、オールサンデー。だれかがそう定義して、世界中の日曜日を集めた。中央公園でたむろしている休みのない人たちを避け。南々西に花のようにそよいでいて .... 雨を眺めて、雨が愛を一つ残らず殺していくのを眺めて、ふと人差し指の甲で鼻先に触れる、そんな行為にも法律の空間が潜在しているのです、鳥の声が縛られて記憶に焼きつく、そのまま水となり体内をめぐる、そんな巡 .... 飛び降りる

頭を強くうつ

あっ、死んだ

灯を終わらせた日


晴れていましたか

雨でしたか

灯を終わらせた日

影は引き継がれた

それが僕に

ながれ ....
踊り子、つま先で回り脚を高く上げる
踊り子、線香花火、落ちていくだけ
踊り子、夏の星になぜ届かないの

ああ
マーメイドになれるなら、
この両脚、切断して
海の星を探して、
振り向いて ....
死とは何か?
世界を魅惑するもの
世界を覆うもの
生とは何か?
世界そのもの
世界の前進そのもの
詩人とは何か?
その間にあって
歌を歌うもの
ヒバリのように 一輪の花のように
こ ....
そちこちで鐘がなる

それは時を告げる鐘

そちこちで鐘がなる

それは空襲を告げる鐘

{ルビ高射砲塔=フラックタワー}は天を仰ぐその腕を

空征く侵略者へと伸ばす

鐘の音 ....
ここから消えるから… と 私が数人に回したメッセージ
そのメッセージがどこを伝って
その人のところへ流れて行くのか
そっと様子を見ている…

分かったことは ファンを経由して
その人に[私 ....
アイコの曲はたぶんもう売れないだろう
会社の中で そんなことを思っていた僕
なぜかというとかける気が全くしないからだ
車の中でも 気軽に聴けない
そんな痛々しさが漂っていた
それは 一体 ....
みじかい夜がおわって
きょうがはじまると
君のてのひらがすこししめってくる
青いような赤いような
夜あけまえ

だんだんとあかるくなってくる
あれは
かきあつめた命が
燃えるから
 ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
君と夢見た夢の終わりに只野亜峰112/6/22 11:13
勝手にトモダチそらの珊瑚18*12/6/22 9:23
午前三時もっぷ412/6/22 3:07
_faik3*12/6/22 2:13
蚤市の仏像さん灰泥軽茶11*12/6/22 2:05
知らないことなどわからない番田 012/6/22 1:51
ゲニ・カシマシfaik2*12/6/22 1:40
違う月を見てる、とか杠いうれ112/6/22 0:52
エメ012/6/22 0:00
0:00Neutra...3+*12/6/21 23:59
溜め息takano2*12/6/21 23:28
生きる証salco9*12/6/21 23:28
十年後小川 葉512/6/21 22:45
エリンギは食べ物6112/6/21 22:37
褒章小川 葉112/6/21 22:21
雨連なる朝焼彩茜色15*12/6/21 22:05
道 服部 剛6*12/6/21 20:16
夢について 1*12/6/21 20:07
たもつ712/6/21 20:04
発車ベル 服部 剛012/6/21 19:55
徘徊HAL1+12/6/21 19:14
オールサンデーズー4*12/6/21 17:12
無題葉leaf212/6/21 15:30
灯を終わらせた日吉岡ペペロ312/6/21 12:35
踊り子榊 慧012/6/21 11:52
問いー答えyamada...212/6/21 9:17
高射砲塔のある街高原漣0*12/6/21 3:17
トラップ南 さやか6*12/6/21 2:38
アイコの歌のこと番田 012/6/21 2:27
夜あけはるな2312/6/21 1:19

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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