「ヘクセンハウスってなぁに?」
「ん。 お菓子のオウチ。」
そんな会話で始まって
笑顔で 過ごす クリスマス☆
星型のツリーは 無いの
空を 見上げたら
きっと あなたに 会えるか ....
ひとはだれでも忘れられていく
忘れないでと言われても
忘れないと誓っても
最初はその顔も憶えていたのに
少しずつ歳月が流れると
時の鑢に削られていくように
顔立ちは輪郭だけになり
....
僕のおじいちゃんはまだ子どもの頃
僕のおばあちゃんと結婚するんだと
何度も言い張って聞きませんでした。
そんな身勝手なおじいちゃんだけど
おばあちゃんは決して嫌がらなくて
ぜひ結婚し ....
僕は何も知らないという事実だけが
僕には 理解できる事実なのかも知れなかった
早朝の街のビルの影をたどっていく
遠い過去の自分の姿だけがやけにはっきりとしていた
それは 一体 なぜだろう
....
新しいと呼ばれる表現はもう古い。古い物こそが、新しいのだ。最古の部類にはいるようなエジプトの棺を先日ブリジストン美術館で見た。それは古いとか新しいを超えた鋭さを持っていた。新しいものは、最古のもの ....
なにもかも
粉砕
ナイフでは永久に
無理な救いと
手を
つないでいた
椎間板を守りながら飛ぶ
ポリゴンの鳥が
ひきずりだした
わたしたちの赤い国旗
万歳 ....
雨脚が近づいてくるように予感があなたを誘う
ときめきじゃなくやって来て、互いに踝を確かめ合うの
小さな小銭は持たない
それ以上詮索はしない
寄り道をするように、濡れた肌の一滴を舐めあうだけ ....
はかせごうが
あたって
がくいが
なんあのかというと
がくじゅつはかせ
ププリープキュンマーはかせ
てきすとまいにんぐで
はかせ
ププリープキュンマーはかせ
ねこが
あるいてい ....
あなたを愛していた
でもあなたの言葉を聞いてでたのは
涙じゃなく深い深いため息だけだった
壊れることも凍ることもなく
ただ終わったのねと瞳を閉じた
とっくに愛は2人の間から消えてい ....
すこやかな眠りのなかにいる
夜に沈みゆく胸の中
あたたかいよどみが根を張っている
迫りくる楽園の音
その手はつめたく喉にのびて
まだ、いつまでも、と言う
そうやって歩きつづけて
....
コンビニの仕事の至福の時間は廃棄デザートを漁る瞬間にある。早朝出勤の寝ぼけ眼から仕事に入る間の甘味の大人食いは長い一日の始まりに相応しい。
◇
「お客様、ちなみにどれくらいの時間煮 ....
ひっきりなしに立ち上る
煙草の煙に紛れ込む空想と
時々聞こえる水滴の音
一日の終わりの最後に
どうしても会いたい人の面影
時計の針が刻む
一瞬の ....
けんきゅうしつで
こうはいどうしが
いがみあっていて
でも
じぶんは
よそものだから
ちゅうさいできないていうか
ほんとうは
じんかくが
あれば
できるけど
ないからできない ....
千切れかけた夜に流れる月が未練する
(月をハート型にくり抜いた夜貴方と)
君の面影が遠い空の飛行機雲に乗って
(寄り添う私は無言の約束)
初恋は通り雨のように虹 ....
こんな時代だからこそ
手紙を書こう
メルアドに送信とか
....
71
右手に吹いた風が
左手に届く
200CCの献血
等級の低い列車で
ここまで来た
会議が始まる
72
プラスチックの空
消し忘れた電線の跡
眠るだけ眠ると ....
それが単純な答えなら、
「愛などない」
それが単純な答えなら、ぼくはラズベリーになろう
それも間違いないさ。
わすれてみよう
涙ぐんだ水晶にそっと白い布を掛ける。
死ん ....
客車の窓から外を見て
景色が後ろへ飛んで行く
しゅっしゅらしゅっしゅ
しゅらしゅっしゅっしゅ
山は青から朱に変わり、
不気味な道が這い回る。
しゅっしゅらしゅっしゅ
しゅ ....
晴れ空、日差し、涼やかな影、
街ゆく人々はどんな顔して起きたんだろう
晴れ空、日差し、涼やかな影、
15ねんまえの
東京を思い出す
彼女の手からは
なつかしい匂 ....
雲をながめたり
雨をながめたり
次第におおいかぶさる
暗闇の手をながめたり
そのたびに
母に
「またぼんやりして」
と言われた
私は
実にぼんやりした子どもだったのだろう
....
ドナドナってターム
ヒモのついた動物って意味
すきってなに
あたし
イタミとかって
てんで関係ないんだ
ドナ
ヒモでくくられた
動物って意味
犬みたくハア ....
高いうたの底から滲み縁ってくるひかりが
もし涸らした地面に眩しさを近づけたなら
私は泣いてしまう
骨の芯を指ごと引き千切って爪が風にとんで砕け散るなら
なんて素晴らしい
おそくひく ....
いつになれば
大人になれる
いくつになっても
あの頃思い描いていた
大人とは違くて
お酒を飲んでも
車を買っても
お母さんになっても
いつまでも
大人になれな ....
友達のいない街で、駄目になってしまいそうな心の中をしていた。車窓の向こうには、一体何が見えたのだろうと思った。光のような物なのかもしれない。手にするには、それは、あまりにも立っている場所からは遠すぎた ....
骨になったあなたに
灰になったあなたに
星になったあなたに
風になったあなたに
会える墓標はどこにもない
いつわりだけが木霊する
空ろな小屋が
今夜はどんなふうに
またいつわり ....
この人生
僕がほんとに主役なら
ヒロインは君しか居ないはずだった
それなのに
君は脇役のように横切って
通り過ぎてゆく
代役なんていない
むしろ、君が主役で
僕が脇役でもいい
....
みんなこの瞬間を最期に死んでしまえばいいと思った
すごく楽しかった夏祭りの帰り
澄んだ青空には死神が棲んでること
わたしだけが知ってた
からん、からんと木造りの下駄は笑い続ける
....
疲れを癒すバスタイム
目を閉じ湯舟に浸るとき
心の汚れもながせたらと
森林の香に頼るだけ
誰かを 好きになってみたいね
この心を 奪われてみたい
皮肉なことだが
失うことに 飢えている
寂しいから、じゃなくて
そそられるから、じゃなくて
好きだからという理由で 誰かを追 ....
わたしを救いたいなら
あの月を涙でくるんで
そして、ピアスにしてください
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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