影と
影とが出会い、
つめたい脚を絡ませる
太陽は
西に佇み
濁ったガソリンが
そっと背中を流れてゆく
地下鉄の窓から月が見えたら
君と会えるって
教えてくれた人は
ずっと
ひとりぼっちで泣いている人だった
大切なひとは
もう遠く遥かに
56億年の孤独はいっそう君を愛しくさせた
「囁いて 灰にして
探索機って ネガティブか聴き込んで
水着の上から流行るトリックで 七夕
罰せられた二人を潮風に裁かせて」
月の
優しい輝きは
きみの流す
涙の熱い一滴を
掬いとってしまう
僕がここに居ることの
ささやかな歓びの一つを
奪いとって ....
または
明かりではなかった、暗がりは
孤立して際立つ口唇と砂利に
舗道はいつまでも弱く、
ささくれだつ陽炎の軋みに
(あるいは、と、それから)
遠くはないとして、それでも眼前には ....
セイタカアワダチソウは
アレロパシーによって
攻撃物質を出して
他の植物を全て枯らしてしまう。
しかし、そのうち、その毒で
自分自身も枯れてしまう。
自分の事ばかり考えていると
自滅 ....
改札に入り
人ごみの中
前列に移動する
皆スマホを持っている
女子高生は
皆ミニスカで
目のやり場に
困る
知的障害児が
さわいでいる。
おしくら饅頭
足が痛くなる。
....
床屋で髪を切ってもらっている間に
数十年が過ぎた
僕はすっかり骨だけになり
頭髪もすべてなくなった
目も耳もないので
確認のしようもないけれど
テレビでは昔聞いたことのある
ニュ ....
スプーンを手の指だけで
曲げるものがいるのは知っている
それが超能力でもインチキでも
ぼくの知ったことじゃない
でももしそれが超能力だとしたとして
それは一体何の意味があるのだろう
....
カラスを見て下さい
不吉であると思います
それは隠れた可能性
初老の人間は
地球のトップから
やがて消えるでしょう
その時に役割を
リードする生物
それはカラスです
知能 ....
あなた好きだと言ったのに
並木道も枯葉色
ふわりふわりと漂うだけで
敷き詰められていく
この世が終わるほど
お前のことを思っていたよ
悲しい色の涙色
ピアジェ、ピアジェ
ああお前の頭の ....
夏の始まり
山へ向かって
坂を駆け上がり
坂の上の神社から
振りかえった僕の目の前には
静かな港の防波堤の内側
鏡のような水面が見え
防波堤の外側には大きな青い海が広がる
水平線に見え ....
ドクドクと湧いてくる闇
一人鏡を見つめながら
その闇を見つめる。
遠い記憶
蘇る日常
迫り来る闇
どうして一人・・・・
あなたは助けてくれない
深い闇がどんどん私に ....
帰宅の
駅のざわめきに
隠されて降りつづける
夕立
だれも見つけることができない(のは
だれもが濡れて
まばゆい、構内の
あしもとから順に深海になって
快速電車が文字の編み目を ....
鏡に映った
昨日より
一日分白さの増した生え際を見て
思い出す
巧妙に細工された嘘が
ゆっくりと正体を現すように
染めた髪がもとの白い色に戻る
白髪は中学生の時から
生えていたよう ....
アルバイト先のピンサロでひろった
ミッフィーちゃんのストラップ大事そうに
ケータイにつけてる女の子が
ともだちのともだちにもらったハッシシでふっらふらになって
うすぐろいどろどろしたみずた ....
シガーロス3曲目
東京中の
男子が全員
「おれのスカイツリーはすごいぜえ」
とかいって
自分のすきな女子のなまえを
叫んでる
その
瞬間に
女子たちはみんな
「東京スカイツ ....
詩を書くことは人には言えない
だけど 僕は 人前で何を口にするべきだろう
カートコバーンのことについてを 呟いている
暮れかけた 帰り道の 路地裏で
誰にも話したりはしないだろ ....
藤原紀香
拒絶
飯島直子
苦手
井川遥
微妙
麻生祐未
不得手
杉本彩
勘弁
吉永小百合
逃亡
叶姉妹
抹殺
木村多江
好意
....
道路を歩いていると
クワガタが一匹転がっていた
手のひらに乗せて眺めると
綺麗な姿は無駄がなく音もなく
生きているのか死んでいるのかわからないので
こつこつ指先で叩いてみると
ギザギザ ....
石で打たれるような
犬に追い立てられるような悲しさに
居ても立ってもいられなく
ただただ早く帰りたかった
日没に向ってひたすら走り続けた
貝のように固く握りしめている
決して手放し ....
皆が皆こぞって着たがる有名ブランドの流行服
季節毎に色を変える恋愛ごっこ
僕達にんげんは一人ではとても弱いので
くっついて抱き合って甘えごとをささやきあっていないと
砂糖菓子みたい ....
猫踏んじゃった
猫踏んじゃって
猫踏んじゃっ
踏んじゃっ
踏んじゃった
猫踏んじゃった
猫踏んじゃって
猫踏みすぎて
悲しくなった
胸いたなっ ....
夜がながれております
黒です
いっぽんの
さむざむとした白が
なぶられるように揉まれております
黒です
それ以上のことが
なにか目の前でおころうとしているのに
ただたちつく ....
文字が空から降ってくる
あられみたいに降ってくる
だけど地面は乾いたままで
溶けることなく積み重なる
文字、文字、文字、文字…
文字が空から降ってくる
僕らの周りに降ってくる
それは ....
江藤さんと飲んだ
江藤さんを飲んだ
わけではないので、
江藤さんはまだここにいる
江藤さんが山崎○さよしだったら
「僕はここにいる」
という曲の1つでも作って
歌ったはずだが
....
頭の良い豚は
【国産】のカゴを鼻で押しながらギロチン台に殺されにゆくらしい
....
とぼとぼと家路に着く
誰もいない
真っ暗闇
お腹が減った
納豆にご飯
インスタント味噌汁。
ごはんですよがあれば
最高だ!
誰からも相手にされず
寂しい思いをする
皆僕を無 ....
1.2.3.4.目を隠して
後ろを振り向く
変化はないか
良く見つめる。
諸行無常同じ事はない
自分が見れるのは
ごくわずかなもの
ほとんどが気付かない
自分のできる事も
ご ....
この世に天国なんてない
この世に地獄なんてない
あるものは現実だ
夢でもない
誰でも辛い時は死にたい
誰でも楽しい時は少ない
旅に出たい
毎日新しいものを見たい
でも同じことの ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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