温かく身を包んでくれる
ひんやりと安らぎを与えてくれる
この先どこに行くのだろう
安心感がある。
愛は力を与えてくれる
愛は忍耐を与えてくれる
いつの間にかに眠りにつき
夢を見る
....
お得意のハサミで
夜を招きよせる
美容師の笑い声
あはは
あははと
距離を縮めていく
やがて彼は
潮目に沿って
金色の糸を流す
彼女達は
心からは笑わない
ただ彼に
....
遠くのまちまで ゆくの
家で じっとしてらんなくて
しらないまちまで ゆくの
きたないことばを あびながら
けいさつかんたちの列を抜けて
海沿いの ....
紀州のとある工場。
「あんたはいつも口を酸っぱくしてるだけで部下をソフトに包み込む優しさに欠けているんじゃ〜」
ウメは内側に芯のある男だったが同時に叩かれたら簡単に潰れてしまうデリケートな ....
知らないところで
知らないうちに
知られてゆくのは
狂気の虚構
飛べない羽で
飛べない空を
飛んでゆくのは
強固な郷愁
血の雨
地の底
散りゆく精神
日の影
悲 ....
花の器、言葉の境界をーー
引く一本の線
そこを越えて君は扉へ
扉の中は花畑でーー
君の瞳は色彩に包まれる
包まれたものが開くように
君の言葉は音を立てる
「ようこそ」・・・そう言って
....
それは視聴覚室で。
理科実験室で。
密かに温めた恋でした。
けれど卒業は
総てを拭い去ってゆき
思い出も
交わした言葉たちさ ....
空想妄想現実逃避。
分かってるんだ。
あの人が私を好きになるなんて
1%の可能性もない事。
でもやめられない。
夜毎あの人を想って泣くんだ。
....
花柄のおしめ
120703
予報1時間雨量65ミリもなんのその
がらがらとかーちゃんが洗濯機を回す音がして
束の間の休戦が破られたと知り
たちまち575の ....
走る
バイクで風を切って走る
お前は何も言わずに俺の背中を抱いている
聞こえてくるのはお前の胸の鼓動だけ
まるで誰かに追われているかのように
ただひたすらに走る俺たち
....
コンピュータではなく正確にビートを刻む
人の手で叩かれるドラムス
コンピュータではなく正確にビートを刻む
人の手で弾かれるベース
コンピュータではなく正確にビートを刻む
人の手で鳴ら ....
昨日目覚めたときのどうしようもない霞みをロックンロールのグルーブで撹拌して、どうやらおれはこのたびも中途半端に生存者の岸に立っていられるようだ、サカリのついた野良猫のどうしようもないきんたまが二度 ....
詩を作った
僕はこれからその詩の言葉を書こうと思っていた
しかし もう駄目だ
眠いのでこの行為の続きは明日にしようと思った
今この瞬間にも色んなことが起きてる。
どうしてこんなに厳しい約束事だらけなんだろう
たったひとつの小さなミスが大きな軋轢を生んだりするなんて
ある個展で偶然見かけた親戚の伯父さんに他人のふ ....
すれ違うだけで、
空へと舞い上がれる気がする。
有頂天な私を誰かが笑っているかも知れない。
目が合うと、
私の息は、ハッと止まる。
やさしい風が、私を包む。
このまま、地面には戻らないでい ....
僕は病気にかかったんだ
君のほっぺに
照れながらキスした
あの日から
病名は?
強いて言うなら
「幸せ病」かな
明日は期末試験だって言うのに
数式は頭からこ ....
生きる理由を探して 世界を見回してみても
目に映るのは 影ばかり
闇の中に暮らし続けてきた君の目は
眩しすぎる光を浴びて めくらも同然
穴倉から這い出して
看板に書かれたルールを読もうと ....
魂のないものを
魂のないままに照らし出し
街はまぶしく
人はまぶしく
葉先についた水が
薬と埃を運ぶ
正しさのない
正しさたち
渇くほど
空はまわ ....
拍手で大爆笑
マジなんだから笑えない
そういうの ....
バスで海沿いを旅していたら
財布をどこかになくしてしまった
海に財布を探していたら
ひととはぐれてしまった
海の底にはレールが見えた
おおきな白鳥が海面から飛びあがって
....
ぱちくりぱちくりと舞い降りる雨が
ぼくらの生きるこの小さな町を包み出した。
この雨は大きな君の幾千もの涙だったんだね
どれだけ手を伸ばしても届かない
手が届いたところで、涙は、 ....
生活をしていると
すべてが透明になってゆく
それが良いことであるのか
それとも悪いことであるのか
そんなことにかかわりなく
すべては透き通って
その存在感を緩やかにする
今日も洗濯をして ....
いつも隣には君がいる。
笑顔の君がいる。
悲しい。
僕は泣いた
いつも一人で歩いていた。
優しいのは寂しい。
うなずく君は可愛い。
階段を登ると
太陽が沈んでいた。
あうかあわないかは
その場しだい
そうしたら針金で開ければいい
グリスを塗り
棒を差し
押して引いて
開いたら宝の山
一攫千金
パチンコに行こう。
Korose
Shine
Wameke
Hitogoroshi
血を流して
愛を誓い
沈黙の春
鳥はさえずらない
邪悪の夜明け
今悪魔が蘇る
暴力反対
人権尊重
向き合った途端、一瞬たじろいでしまった
あまりにも真っ直ぐに見つめられて
ファインダー越しに覗いた
淡いピンクの大輪
千重咲きの奥に守られている花芯は
何か語りた気に
唇をうすくほ ....
「「 牛丼の並、コールスロー付で・・・
「「 はい、A定 一つはいります
時はしらずに 十四年をかさね
昔とすこしも変わらぬ オレンジの看板
丸いスツールにすわり
空 ....
盗まれた
海の藍一色
ペン先に浸し
描かれた
白磁に咲く
蘭の花
開き行く茶葉の
馥郁たる芳香が
矢車草摘む
少女の面影を
うつし世に誘う
リフレイン
君にまた会えた
....
小川のような楽譜を背泳ぎして
フルートを手にする君
瞳を閉じた音色は
君の夢をまさぐって青い湖に案内する
歌詞はそこで一隻のボート
僕は向かう方向に背を向けて
ひたすら歌いながら漕ぐ
....
命の限り生きる
時、ああ
青く冴えて
終わりつづけるの
大空の縁で。にこり
笑みを零す
引力である
今日は(拝礼)。
それはそうと、障子は
白く透けて参りまし ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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