愛してるとか
大切だとか
大好きだとか
どれもがぼくの気持ちに
足りないようなそんな気がして
おんなの声に救われて
ぼくは明かりをつけないで
布団のうえに ....
再びの夜明けを
ひまわりは信じている
どこの哲学者の蔵にも
視ることのできない
廻りの神秘をも悟っている
発った桜花が
その根元で人間たちに
享楽されたことをまったく
嘆いていなか ....
他人にはうかがい知れないよ僕の
僕の気持ちを誰か知っているかい
風の中に聴いたのさ心がざわめく音を
誰かが否定しようとしたって
全てを決めつけようとしたって
望んだものや欲しかったことをあげ ....
2011年07月31日
{画像=120708053508.jpg}
ずいぶん昔に観光旅行で訪れたことがあり、晴れていてコバルト色の湖面が美し ....
楽しそうに笑っていれば楽しくなる
哀しそうに泣いていれば哀しくなる
薄っぺらな安っぽい
電飾で着飾ったフラダンスショー
ハリボテの楽園で目をつぶれば
夕暮れ浜辺で一緒にフラダンス
....
何かを
枯葉の行方を追っていた
公園の中
子供の消えた世界で
心の笛を 吹いていた
腐ったってがらがらへびなんだよ
抜け殻だなんていわせない
赤外線探知装置のついた最新鋭の進化論さ
きみの白い指のぬくもりなんていらない
金子みすずのお月様なんて絵本の
せかいのデザー ....
何にもなかった
時の中で
目に見えるものほどあてにならないものはない
自分に出来ることは何なのかを探していた
それは一体何故だろう
見ていた
いつも見ていないものを 取り込んで
....
自分の中で
自分をまとめる何かが
欠落してしまっているような
気がしている
まるで
私は自分をきちんと
回収する事が
できていない
そんな感じ
覚醒の段階が
多重になってい ....
うるさいなぁ
誰だよ
神か?神ですか?
動きませんよ
僕は
意地でも動きませんよ
また、もうなんだよ
鬼か?鬼ですか?
譲りませんよ
僕は
意地でも譲りませんよ
....
今宵も蒼い月が昇る
私はそんな蒼い月が好きだ
不思議と自分が開放されていく気分だ。
貴方がくれたサファイが綺麗に光ってる
そう、この蒼い月に照らされて
今宵私を誘って欲し ....
・・・雨。
空は願いで満たされて
重く沈んでゆく(まるでヒッグス粒子だね)
それでも
雨上がりの夜空
皮肉でしょうか
なんだか空気が澄んでいるようで
夏のわりには
綺 ....
{引用=
特アはそれを愛と呼ぶんだぜ
――だから言いたいわけですよ。こう。
――特アはそれを愛と呼ぶんです。
テレビの中に多額の賄賂が渡ったら
君の目の前で家ごと帳簿燃やすのさ
そ ....
誘惑する怠惰にそっと触れてみる朝僕はだれ
ただひとつ詩だけが浮かぶわけでもないのにこの海に
蔓延する伝染性の恋愛文化のバラのつる
ことばにならないもどかしさかかえてはしれ直感
....
こんな日だ
薄曇りがやんわり晴れ
暑くもない、寒くもない
欠伸がよく合う昼下がり
うたた寝みたいな日曜日
乾いた目やにを払いもせず
裸足の男がリビングで
ぼんやりと窓を見ている
昨 ....
私は盗人なんじゃ ないだろうか
偽善者では ないのだろうか
自問自答しながら 頭を振るから
生きて いられる
首が 真っ二つに 割れずとも
直線状に
そう 例えば
雷が 大木を ....
太い奴だ俺を知らないなんて
Peace&Loveは誰だって唱えられるわけじゃないぜ
ピストルの銃身を触ったことのない奴に
死の意味が分かるわけがない
Holly Bibleをくれよ
俺から命 ....
標を砕いた
白い轍を
船が昇る
すぐに
消えてゆく
光の棘や 岩の双六
花でも羽でも在る息の
葉ひとつ分にそよぐ場所
乗るものもない交響
川を下り 雨 ....
一度ならず 三度までも
easy going にあまえたまま
いのちびろいしてきた おいら
老残になって やっと気づく
「時」は「風」にながれ
「空」は「光」にひろがっている
....
蝉が鳴いてると思ったら
お隣の山田さんだった
いつものように挨拶すると
蝉になるしかないですね
と、いつもの声で山田さん
その後ふたたび
蝉の声で鳴きはじめた
わたし ....
四条烏丸から
大丸デパートへ向かって
大 ....
いちをかぞえて
かぞえきれることに
挑戦した
馬鹿ども
天才か天災か
預かり知らぬ
みちを
たがやし
かぞえる
たねつぶ
わらうそら
いくつかも
しらぬのに
おいた
....
未来は常に遠く
過去は常に近い
あの成層圏から吹いてくる風も
常に君を見下ろしている
大型の夜がやってきて
全てを嵐に変えてしまう時
君の瞳は閉じられ
まだ見えな ....
ひとは水から生まれたから
流れていかなくちゃならない
いくら愛しくてもとどまっていられない
ありがとう
と 言ったら
そんなものいらない
そういったあなたのせなかを
いつまでもわすれ ....
早朝に気がついたのは
あなたが逃げたせい
いくつかの眼と横断歩道の上を
小さな背中が駆け出した
追わなければ良かった
これから先なんて考えなければ良かった
関係が壊れるのは眼に見えてい ....
窓の厚いカーテン
胸の大きな女性の呼吸
それが引き開く[それ]
によっては
陸上部の女性達を
見られるかもしれません
ダッシュは走る場合
5あるいは6人構成
彼女達の脚
カマキリ ....
軌道敷に寝転がる
路面電車は通らない
あれは蜘蛛だろうか?
建物の上を行きかって
無数に果物かごを落としている
むせかえる原色
道路を染め上げ
光の薄い通行人が
潰れたバナナで滑った
....
点滅して
信号機に雀
鷲座も知らずに
アルタイルを訪ねた
電話帳に載るダイヤルは
プラネタリウムに過ぎず
かついだ望遠鏡は
無駄になってしまった
炎天下のバターみたいに
感情が出歩く ....
僕は5月生まれの
双子座だ
携帯、パソコン…
テレビに雑誌…
占いを目にする
機会は多いから
とりあえずいつも
見ちゃっている
だけど何故だか
見るのはいつも
9月の乙女座 ....
外に出たら雨だった
傘がいくらか咲いていて
ホウセンカがいくつか散っていた
朝市を見物して
コンビニで缶ビールを一つ買って帰った
前日にワガママを叫んだ喉が痛い
2546 2547 2548 2549 2550 2551 2552 2553 2554 2555 2556 2557 2558 2559 2560 2561 2562 2563 2564 2565 2566 2567 2568 2569 2570 2571 2572 2573 2574 2575 2576 2577 2578 2579 2580 2581 2582 2583 2584 2585 2586
【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
4.57sec.