言葉の海
大まかな地図を書いて
言葉の海に飛び込んでゆく
大きく息を吸い込んで
深いところまで潜ってゆく
言葉のかけらを見つけて
浮上する
欲張って今度は
もっと深いところまで潜っ ....
何もかもが
嫌になって
何もしたくない日
音楽も聴きたくない
TVも観たくはない
本も読みたくもない
そのために余ってしまう時間
その時に睡眠薬を口に放り込んで
眠れるかどうか ....
換気扇の下で
きょう、最後の
セブンスターを吸い終わる
少しだけ散らばった灰と
砂のような煙草の葉を
指を唾で湿らせて
僕は掬いとった
....
{引用= 「竪琴」
細かい
木の枝に
包まれて眠る
にぶい銀色をした
竪琴の音色たち
それは、
突然の風におびえ
南へと巣立っていった
....
枕元のタバコとサイフと携帯をかき集めて
ついでに目を二個と鼻とか口を持って
....
あなたのことを
知らないけれど 知っている
部分のあなたを知っている
その一部が私の大事
どうせだれもが
いちぶしかみせていないものね
一番知りたいのは自分自身なのは
お互い様で ....
抱えきれない秘密を携えて歩く
頬をなでてゆく風さえ感知できずに
あの夕焼けは何だろう
燃え落ちていく太陽が近くて
僕は崩れ落ちそうだ
愛することと憎むこと
表裏一体だなんて陳腐だっ ....
優しく降る 雪だから
温かい 思いだけ 振らせて
ください
下さい
両手を 救い上げて
私を 救ってくださいの ポーズ
それは ポーズ
片足を 斜めに出して
過ぎ去った ....
あのひおひがらよく審美眼白くなかったけど。 おもいつきっておもいやりの親戚だから。やんちゃなわたしたち目きき鼻きき口きき耳きき×きき自己防止のため急停車することがありますので。つりかわ手すりあわせて ....
泣いている
夏の日の
斜め前
なんだかな
君のこと
聞こえても
見ないふり
思い出は
返すたび
色を変え
心地よく
都合良く
塗り替える
日差しだけがいつも眩しい ....
表現とは何か
具象化だ
具象とは何か
結論だ
結論とは何か
過程が有ることだ
過程とは何か
湧く想念だ
想念とは何か
言の葉の混沌だ
その言の葉とは何か
....
9番目の大豆の記憶
[1つの干ばつ/1988年--]
それは人類に関する
最悪の状況の収穫だった
(その後に)見解を表現します
-- 内側 -- 再び
[それは大きい]
土の中で ....
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
五月の雨は上がった。
枯れ森に薪を伐りにいくことにする。
水飲みガチョウの有無を伝えられたし。
また、カタツムリは右巻きか、左巻きか?
....
死に行く体を抱えたまま
どこまで歩き続けるのだろう
青い乳房を抱えたころの私は
遠い昔
何を考えていたのか
励ましの言葉を発したいと思うのだけれど
....
なんにでも
おさまるべき箱があるのなら
透明な箱にいれてください
透き通る
部分をきれいにするために
明るい道を歩くことにしますから
猫が生まれた
二匹生まれた
かあちゃん猫が
ダンボールに連れてった
ある夜のこと…
翌朝起きてダンボール
こっそり覗いて見てみたら
なんと四匹生まれてた
おばあちゃんがね
これは ....
報われたいとかつぶやいて
誰でもない誰かを待っている
空になった発泡酒
煙草は残り二本
今夜 会おう
時間が眠る隙に
ダイヤグラムの先で
目印は赤いブレスレッド
一緒ならきっと大丈 ....
わたしがスイカを食べる
それが血液となり
まだ小さい
息子のご飯となる
不思議だ
息子は確かに
わたしのお腹の中にいて
わたしの作った卵から
生物の進化を経て
生まれ ....
{画像=120710105150.jpg}
小さい頃から
自分はいらない人間なんだと思ってきた。
いつもいつも、死にたいと思ってた。
そんな時はよく、空を眺めた。
広いな ....
ざっそうは
おしえられなくても
はえてくる
パンダのシンシンは
おしえられなくても
じゅにゅうする
ちのみごは
おしえられなくても
ちちをすう
わたしは
おしえられない ....
南国にも雪はふるのだろうかと
君が言う
南国では溶けて雨になるわと
私は答える
南国で雪がふれば、みんな喜ぶのにと
君が言う
みんなって誰のことと
私は問う
南国にも病 ....
じゃんけんぽん、と響いて
ひざには砂利がついて
入道雲はなんだか優しそう
砂場に掘った穴に水を入れて
サンダルを浮かべてみようか
その舟は、きっと十五年後の君へ届くんだ
夢や希望や責任 ....
空耳か
外を行く誰かの声か
妙に近い場所で
聞こえてくる誰かの声
聞き取れず
無視できない
例えるなら
かすり傷の
痛みのような
その声…
....
僕は秋葉原を歩いていた
今日も自分自身の思いが 邪魔だった
詩は 人を殺してしまうのかも知れない そんなふうに
色々な裁判のできごとを思い浮かべながら歩いていた
似たようなタッチのエロアニ ....
紡ぐもの。大切なものは紙縒りを使い手製で淑やかに織る。紡ぐもの。不要な細糸は糸切鋏で砕く。真夜中のレストランには無い感情。大切な物を紡いだ紙縒りは長く細くピアノ線よりも強い紙縒りになる。夢を織る少女は ....
交番のまえで指名手配の写真や似顔絵を見るのが好きだった
小学生のぼくは駅の改札口のまえにいつも佇んでいた
犯人を見つけたらなにか気持ちのいいことが起こるような気がしたのだ
いろん ....
冬のあぶく冬の蒼
橋を洗い水を洗い
よどむ流れの背をつまみ
波を姿に押しもどす
膝の上
水の爪
氷そそぐ水
灯の下の無音
そこに封じようとするこころみ
そ ....
わたしのことなど
放っておいた方がいい
あなたはなぜ
わたしを好くのです
残酷な女でしょう
少女のふりをしているのですから
ああどうか
笑顔を見せないで
....
見えない姿を見て
聴こえない声を聴いて
ボクらは逃げ続ける屈強な戦士
星を集めて
夜明けの弾幕はカーテンで防いだ
ボクらは会わずに会い
知らないのに知っていた
電子のプールに水をそそ ....
二心抱く馬のひかがみ斬り
草原に立つ人の輪郭のすずしさ
鈴が鳴るように人影倒れて
陰翳の底の所在無さはセフィロスに跨る
おおおと鳴る風の行く先は
電線の彼方 あるいは
支配のオルガンの ....
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