今日は何から始めよう
コーヒー飲んで
パンを食べて
靴を履いて
今日はおじいちゃんに
会って
知的障害児を迎えにいって
おばあちゃんをおぶう
帰ってきたら
詩を書いて
散歩 ....
草野心平さんの蛙の詩を読み
古い本を閉じた後
夜の散歩へと、家の門を出た
がわがわがわ
がわがわがわ
がわがわがわ
がわがわがわ
がわがわがわ ....
そうか痛いか胸のうち
ひとは過去で今を見る
そうかおまえか
初めて会うのは
あのときぼくは
どんな過去でおまえを
見つめていたんだろう
夏の夜の紙袋
....
彼は素朴な場面へ
裸心のままに、飛び込んだ
長い手足の隅々に増殖する
(歓びの細胞)はゆきわたり
彼の裸眼の射抜いた、先に
一つの宇宙があらわれる
....
熱風が頬を刺す
まだ汗は出ない
背骨が前傾する
まだ息は普通だ
悲しいことを探している
楽しい約束を探している
実現することを
月の満ち欠けを
朝日が昇 ....
小さき花のテレジアは
修道院の姉妹等の
冷たい目線が心に刺さり
獄中で鎖に繋がれた
ジャンヌ・ダルクに自らを重ねる
「風の家」に住む井上神父は
老いた体に嘆きつつ
在り ....
おしっこの夢や単位が足らなくて卒業できないというような夢ならよく見る
でもフロイトの考え方は苦手だ
夢をあたかも神からの啓示のように尊重するような考え方が苦手だ
夢をすぐ不安や性的な ....
120801
勝利の女神が微笑んだから余は満足だと時間軸を傾けて引っこんでしまって90年
パワースポーツがプロ化して絶え間ない新陳 ....
(破壊)
によって分解される
生成された世代
彼らのアクションは
氷の雲の存在によって
引き起こされた
気相固相の不均一
熱帯夜の続く
冬の間に速く
誰よりも速く
増加しま ....
およそ七十億の人間が
仮に敵になったとしても
たった一人の君が居れば
強烈な眼光も
手に握らされた刃先も
何も痛くない
およそ七十億の人間が
仮に煽てに来たとしても
七十億の中 ....
雨上がりの
苔の上で眠る
あの幸せを
私はどうして手放してしまったのか
雨上がりの
苔の上で眠る
それをするには
私は大きくなりすぎてしまった
雨上がりの
苔の上で眠る
極 ....
気配
異様な気配
何かが違う
息を殺してあたりを見回す
鋭い視線にとらえられた
あなたはどこから来たの?
地上はるか4階の
歩くには気が遠くなる程の距離
キッチンカウンタ ....
風光る今日は
明日を
ずっと
すけたまま。
然れば
夭逝したその
影は日回りの
種といっしょにおにわへ
埋葬しました。それかあらぬか
見上げれば
懐かしく ....
また、夏が
また、あの光景が見えて来る
田圃の畦道を
母と一緒に歩いている
手を繋いで歩いていく
畦道の陽射しは強く
麦わら帽子の隙間から
頭髪の汗をさす
揺らめく道端
青い稲
....
僕が何かをする時、
彼女は決まってこう言う。
それの、何が、楽しいのかしら
この問いは、常に、そして、絶対的に正しい。
日本人はこの問いかけから逃げている。
家族 ....
?
先に逝った人が心に棲む様に
きっと愛が結びつけるのだろう
あなたは私の心に棲む
複雑な感情が私達を
グルグル回るコンパスに
愛と憎が定 ....
秋田美人 なんて言葉を
思い出したけれど
降雪の 多い地方や
寒がりの 女性には
嫌煙されがちな 雪国
そうかも知れないのだけれど
ボーダーだったり
可愛らしい ....
120801
根抵当権を掘り出しては日に曝し乾かして燃料とするのだとよく分からないことをおっしゃるあなたはのの字を掌に書き飲むふりをする
同じことをしま ....
ぼくの声を
受けとめて
返してくる
きみの息づかいが
ぼくの耳のカタツムリに届き
回転滑り台をおりて
胸にまでくると
安心する
迷うことがあると
きみに電話で話す
話すだけで何 ....
昨日夕方、あの人に偶然会いました。
表情も分からないくらい遠い距離だったけれど
大きく手を振ると
大きく手を振り返してくれました。
あの人は急いでいる風で
わたしは足 ....
他人ではない
自分を知るために
詩を書いているのだと思う
人のことでも考えていた方が幸せだ
街にいることは とても 悲しい
人といること自体が無意味に思える
だけど今はインターネッ ....
ぼくは効率を好まない
いや嫌いだと言っていい
理由は簡単だ
ひとが物として扱われるから
ただ利益や成績を上げるために
心のない物として扱われる
ひとに取ってそれは理不尽と呼んで ....
ちぎれた夕暮れ
地から昇り
光の前でひらく手のひら
ざわめく言葉に言葉を乗せる
青空の結びめ
白くほつれ
水のなかの岩
枕木を聴く
壁と壁と影
黒 ....
涼やかな頭皮だ
わたしには無口だ
いたるところに夜が来ても
朝の尻まで知るよしもない
哺乳類の腹
蒼と金
次の日へゆく
彩雲はゆく
午後の道と鈍
....
窓を叩く水滴の音
静かな部屋に溢れて
今は遠い場所で暮らしてる
貴方を思い出した
インスタントコーヒー
寂しさに慣れたつもりの
強がりで震える心を
優しく溶かして
会いたい時に ....
こわれたラジオの部品とか
いろんなガラクタくっ付けて
こさえたぼくの宇宙船
飛ばないことは百も承知さ
けれども心は飛んで行く
誰も知らない惑星へ
わたしたちは飽きもせず
あちらこちら ....
石灰の色をした朝を迎えながら前日コンビニで買ったパンにかぶりつきまとめ買いの缶コーヒーを一本空けて二息で飲む、それからひとつ息をついて昨夜聴いた三上寛の歌のことを思い出す、深夜のコンビニは赤ち ....
ひと殺しみたいなネタをやる漫才師が好きだ
Aこないだ野球に行ったら驚いたね
B何で又
....
わたしは無地の紙に
筆で大きく「神」と書いた
何もなかったまっ白な四角のまん中に
ほら、神様が浮かび上がった
神様、お願い。
何もしないでこのまま
消えずにいてください。
青天の霹靂のような
電光石火のマイガール
妄言多謝
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