あなたは
わたし
わたしは
あなた
そこは
かがみのせかい
わたしは
だれにでもなれる
あなたは
だれにでもなれる
でも
わたしは
わたしにはなれな ....
1
耳なし芳一
壇ノ浦に座す
撥は海風
火の肌をなぜる
赤い藻屑と沈んだままの(旗たち切れの)
悔いの嵐の そのなかの
2
めくらの芳一 どこへゆく
雨滝のよう 夜闇のよ ....
どんより色の窓
真っ黒に白い模様の
蛾が二匹
はたはたと舞っている
夕暮れの薄ら暗い窓だよ
秋に死す者
その不吉さを
喪服の様な衣装で表現か
ああ 舞う ....
手廻しミルのハンドルが飛んだ
散らかったコーヒー豆の破片が
映し出す記憶が全て
重なって出来た白色
試験間近の高校生たち
ノートに書き留めた言葉で
妄想の歴史旅行を始めるための ....
同じ所
同じ瞬間
繰り返される日々
繰り返される事実
ただ、
毎日細胞は失われ補填される
毎日違う物質が代謝され、
吸収され、
排出される
だから何?
それで何?
未 ....
おにぎりは
人のために握っても
自分のために握っても
いいものですね
ぱっと手が熱くなって
はふはふがまんして ぎゅっ
相手のことを考えながら
自分の今日を考えながら
おまじな ....
野分
木の若芽
海に生まれ海を吸い
東から西から
竹の葉のような島を
南へ北へめくりあげ
野分
秋果をもぎとり海に果つ
「月光文字」
木の若芽
秋の月に照らされて
月光だけで詩を書きましょう
人は寝静まり
虫の声のほか聞こえるのは
時計の音
遠い風の音 それから
だん ....
Translated by Google.
djmontana7
CHEAP FAKE BITCHマーク
djmontana7
MARKをFUCK
Vici ....
浮き足立った歩道から
急ぎ足で流れていく
目映いテールライトの
真っ赤な花束を見ている
視野の真ん中に
ぼんやりと
あの日のきみが
スライド写真みたいに
寄せては返す
きみと ....
太陽が没落した朝
その太陽を追跡する雲たちは
昼の影を踏んでばかりいた
雲と太陽が空の糸を引き合い
そこから地上に放たれるもの
地上に放たれなかったもの
我々は渦を巻く準備をしなければなら ....
黙祷の最中に木刀がちらつく
長い夜の果てに俺の孤独が横たわっていた。誰も彼もが歌を歌っていた。それもとびきり陽気な歌を。
コヨーテの遠く長大な遠吠えが闇夜にこだまする時、俺の魂もまた目覚める。俺は歯を磨くために ....
闇がやってくる
やがて
海と空の境界線をうやむやにする
闇がやってくる
完全なる闇の中で
闇を知ることはできない
闇を知ることは簡単だ
ぼんやりとでも
灯りをともせばいい
....
君に触れると溶け出してゆく
眠りに落ちると溶け出してゆく
自分と自分でないはずのものとが溶け合ってゆく
厳粛な孤独なんて本当はないのかもしれない
と 朝が来て 君と別れ
....
何かを取り込もうとして
何かを踏み潰す
硬質な音と感触に
サンダルをのければ
日に焼けた洗濯ばさみのご臨終
あーあ…
黄ばんだアクリルの下
ぶらさがってんのは
劣化した夢の ....
とししたのメンズは
いどんでくるから
つかれちゃうのよ
かちたくもないけど
かつし
かてばかったで
つぎから
てきよばわりされるし
そう ....
イイヒト
になりたい
敵視も無視も
されないように
妬みも怨みも
もたないように
でもボクだめだ
煩悩だらけだ
我執にとらわれ
無心になれない
イイヒト
....
俺の牙は何故歪み
俺の牙は何故曇る
俺の牙は何故呆け
俺の牙は何故縺れる
ほら、幼い日、あの廃工場脇の
忘れられた路地を自転車で駆け上がるとき
どうしても気にしてしまう
ペダ ....
Facebookも mixiも それからリアルの人付き合いだって
ネガティブなのは受け入れられない
人らは明るい気分でいたいんだ
暗闇へ引きずっていくような悪魔は無視するのだ
....
あのね
君は誰より優しくて
かっこよくて
面白くて
私だけのヒーローなんだよ
誰になんと言われようと
どんなに遠くに離れていようと
大好きな
私だけのヒ ....
生きているといろいろ苦痛だ
生きることはほぼ苦痛だ
苦痛以外のことどもは
いっときの過ちだ
一文字一文字
の組み立てを試行錯誤しているとき
たとえば「の」を「一文字 ....
元気よくそらにむかって目玉たちは落ちてゆく
音のするほうへ飛ぶことに
慣れてしまったからだから
重力のための地図がまぶしくひろがって
ビルが生え変わる
あたり一面
びっしりと背をのばし ....
あたしは
村に住みたかった。
海のにおいのする
ちいさな、ちいさな村に
あなたと ふたりで。
あたしは
あなたとふたりの
空だけが
欲しかった。今も。
ふたりで
いつも
....
つらい暗い夕暮れ
ひとりを噛みしめる時間
あとにしたカフェで飲んだ
クランベリーソーダを思い返している
霧雨のなか
あえてテラス席で
はじめたばかりのタバコ
慣れない手つきをごまかし ....
指を折り数えた
波がない
気付き難いしあわせ
遠い場所に行けば
すぐに人は見えなくなり
空はもっと遠い
ふてくされた約束を
取り戻す
からくりのない場所で
....
知り得ない核心 知ったかぶりに高ぶる驕り
ああ まだまだ透けない濁り経由 ぬるま湯に至る
向上心 意識だけ逆上がりの練習を くるくるさせる
回転を速めて 全てを祓い散らす
回転を遅 ....
{ルビ月極=げっきょく}さんは資産家だ
日本全国に空き地を持っている
でも、どこに住んでいるのだろう
月極さんのお家がない
そう思うと、ちょっとかわいそう
パートさんになった
月極で働 ....
―適応―
異国で生き抜くために身に付けた術
外国なのだもの、
文化も生活習慣も考え方も
違って当たり前
違いにいちいち目くじら立てていたって
所詮何ひとつ解決しない
抵抗は余計な葛藤 ....
石破自民党新幹事長の
『いまは平時ではない』
との発言は正しい
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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