誰も入れない 静寂(しじま)の中に潜む向日葵の丘
帰り道 突然の雨に僕らは泣いている
フロントガラスに打ち付けた王冠(クラウン)が
粉々になって地位も何も無くしたまま
時速100kmの ....
年内で 終わると 良いですね
いや でも
年内で 終わるためには
業務も 壮絶ですね
するってえと
年始に 繰り越した方が 良いってことも
あるのでしょうか の 堂々巡 ....
月が泳いでる川 穏やかに 綺麗だ
何か 懐かしい 音色が聞こえた
居なかった 昔に 思いを馳せてみた
あぁ 気持ちいいな
「静かに」
感覚 鈍ってるんじゃないの ....
もう少しだけ私の人さし指が長かったら
彼女と繋がっていただろうにと
どちらからかかけたのかわからないが
久しぶりだねと携帯電話で話している
今何をしているの
今まで何をし ....
風鈴が鳴る
気のせい
エアコンで冷やされた身体は
動かすたびに耳のうしろあたりで
ごおりごおりと
暗闇で白クマがふりかえったような
私も同時に身体をうしろにねじると ....
ベージュの本
しおりのついた本
魔法の本
聖書
ペーパーバックの本
肉料理の本
呪術について書かれた本
押し花をはさんだ本
古い本
南の国の本
....
ウチのオカンがあ ....
苦しくて
悲しくて
みじめで
涙が込み上げるとき
誰にも相談できず
抱え込んで
その重さに 圧し潰されそうなとき
どうか、負けないで
生きることを 諦めないで
誰だって
....
僕はドアを閉めた
僕は肩をすくめた
僕は言った
僕は待ち続けた
僕は妻に電話してみた
僕は自分の荷物を下に落とした
夜空には何万という花火が上がっていた
僕は怒鳴った
僕は自分の手を見 ....
夢が夢で
僕が まだ
子供だった頃
ベンチの上
無意味なほどに
遠い日へと
心を運ぶ
言葉は乱暴だ
僕の話が
理解できないから
話しをすり替えて
君は言う
....
ダウナー詩人の皆さん、
もはや自分嫌いは廃れた文化であります。
これからは粉骨砕身、
慎重に言葉を選びつつ、
適度に自分を愛し、
誰の目にも分かりやすいよう
人を愛さなければなりま ....
いつか私が寝台で
眠るように死んだなら
意思を持った肉切り庖丁がきっと
私のことをバラバラにするだろう
肉切り庖丁はこうもり傘と友だちで
その彼女は実はミシンかもしれ ....
玄関を出ると黒い靴ひもがほどけて
夕暮れの空が広がった
垂れ落ちた靴ひもの先に
老婆がつかまっていた
ぼくはほどけたひもを結び終えて
伸びをする
高く 大きく
今日の夕焼けの売れ行き ....
変化するものが
含まれたやや重い空気がある
ぼくやきみは様々な角度ですれちがう
ぼくのプロポーズは何かの手違いでとなりの
おやじに届いている
変化しなければいいものを
わざとずらし ....
水没した廃墟が見える
かつてここは津波にのまれた
多くの人が流され
水に沈んだ
月日が流れた
記憶も流され
悲しみも流された
人々は日々の生業に忙しく
街は活気に溢れている
....
ふたつのばかが錆び付き始める
頬は垂れ窪み
背骨は歪み
関節はキシキシと鳴き
時は残酷に醜い塊を仕上げてくれる
垂れ窪んだ頬に流れるものを、あなたは両手で掬う
歪んだ背中から落ちるガラ ....
少しずつ
近づいてく
少しずつ
慣れていく家族とも、友達とも、そして他人とも、
そうして私は、明るい未来に向かって歩いてく
朝っぱらからセミが鳴いて
目覚ましを見れば六時
すっかり明け放たれて
夏は盛り
百年前を思い出すようだ
目が冴えたから
いぎたない二度寝はやめる
こんな朝は山盛りの果物でも食べれば
....
あなたは誰にも見られない所で
何をしていますか
愛するひとに手紙を書いていますか
あなたは誰にも見られない所で
何をしていますか
まだ手にできない夢を得るために
そのための切磋琢磨をし ....
あの河が望んでる
一つの答えが出せなくて
ごめんね
気の利いた答えは
出払っていて
今頃は海原だろうか
あの河が清らかに見えて
その跳ねた水の飛沫に
打たれた誰も彼もが
感銘 ....
碧い夢の水面(みなも)を映した瞳は、
ただ見るともなしに忘れられた出来事を想いつづけ
あの日、高い山の頂から眺めた
無数のもがく手と足が遠い海までつづく
静かな、地獄図を見ている
秋の空 ....
白くかかるもやの
向こうに私はいるらしい
その目に映らない笑顔も涙も
一人で飲みこんで吐き出して
何度反芻しても消化できない
いつになったら心は晴れますか
いつになったら来てくれますか
....
何もかも捨ててしまいたいと
最初からやり直したいんだと
すべてが嫌になったんだと
君は笑って話していたけど
消えそうな横顔で
さみしそうに笑ったけど
それが本当だとしたら
やりなおした未 ....
気温 29℃
風速 3.1m
湿度 78%
鋼鉄の肌に汗がつたう
夜空をきりとった 明かり窓」からの月光
ウラン235の心臓の鼓動
「「 父さん、ここはひどく蒸 ....
「風と」 木の若芽
すっかり風を体に染み込ませて
髪は風になぶられるまま
強い風 花の香りは飛び散ってしまうけど
くすのきの香りは渦巻いてたちこめている
いたずら ....
「嘆きなく」
木の若芽
ゆりの木が鳴る
けやきの木が踊る
とてもさっぱりした風だよ
昨日の風はしっとりとしていた
今日の風はからりとして
いちょうを匂わせ
....
「草熟す 潮は変わる」
木の若芽
立てば木と すわれば草とともにある
和草(にこくさ)を守れ荒草
また己が脆さによろけ花に倒れ
荒れ果てた庭が私のサンクチュ ....
そうする場合
私で2番目だから
楽しい感覚のスタートは
4番目を意味します
四方に上げた場所は
内部に位置しました
誤解はありません
数人のアドレスは
実行されましたが
短い ....
120808
どこまでも美しい空に
白い雲が流れてゆくよ
もうすぐ秋だよ
もうすぐ破綻だよと
オリンピックも
盛夏も楽しめないよと
初老のど根性が
....
とつきとうか
出口の見えないトンネルの中を
さまよい歩く気分でした
年中睡いくせに
その眠りは浅く
私は大海に漂う一枚の木の葉のようでした
{引用=沈みかかっては(眠りに落ちて ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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