いろんな事情があるのだ

いろんな切実があるのだ

賞味期限ぎれの調味料にも

フローリングのペットの毛にも

散らばったコンビニの袋にも

飲みかけの缶ビールにも


やさ ....
いつまでも咳が出る
のどにつまった小骨のせいだ

はやく、はやくとせかされる
あほう、あほうとわらわれる
うかうかすると
小骨から
芽が出て
つるが伸び
ぼくのいのちをのっとりにくる ....
ふざけるな。と一言残して去った男は、わたしの頬を殴った男は、いつもウイスキーの水割りばかり飲んでいた。
「馬鹿が一人減ったわ。」
ひとり呟いて頬をさする。
ああ、もうひとりの馬鹿はわたしだ。
 ....
 わたしの居場所
 わたしの部屋
 わたしの寝息


ここなんだ
この位置なんだ!

今はっきりと判った
ほかとは全く違う 感覚


ぴったりと
わたし、置き物になったみたい ....
振替輸送で到着した古戦場で、両軍相まみえる。タンクトップに手拭い姿が官軍で、外部から見えない部位に刺青しているのが賊軍だ。どちらも同じように満腹で、同じように一円玉が不足している。だから緒戦はいつも通 .... 何度目かの冬に
シリウスが描かれた
星たちはどれも
夜空の冷たい汗
三日月に触れる風光が
黄金色の鞘を象って
空をまっすぐに横切っている
羊たちのレム睡眠は
雨露といっしょに
裾野で ....
熱を帯びたむず痒さが
背中の真ん中あたりから
尾骨に向かって這い降りていく

机の上の観葉植物の彼方に
白い砂浜が見えたことにして
遠い目をしてやり過ごす

生まれた時から猫背の内 ....
この胸の中に

たくさんの海を隠している

{引用=
波のしじまに
アオウミガメ

置き去りのニケ

一粒のあぶく


七つの海、というけれど

{ルビ境界=くぎり}と ....
まだまだ暑いね
ガリガリ君でも
ケツの穴に入れて
何とかフン張ってね

君たちみんな
去年よりずっと
綺麗になった
カップヌードルがのびるまで
あなたのこと考えてた
かなしいけどおなかがすくから
ズルズルと

涙がでちゃって
おなかがいっぱいなってこころがすっかすっかになって

日常はなんとなくすぎ ....
幸せの反対は
なにもない ということ

うれしいことも
くるしいことも
なにもなければ 私は
生きているのだろうか

見覚えある花が綺麗に
咲いているのに 思い出せない
名前をいい ....
立てた柱に雲は降り、ためた霜にうるう香り 息をする間もなく朝の空気を飲み込む
死なないでねむけ 両のてのひらで香りをすくえない
浅くなっていく 汚れていなくなっていく 脳みそから真新しさが垂れだして
視界の奥はまっすぐになってしまった
 ....
たいてい たいてい たいてい
町中で眠る
夕涼み会が いたるところで
渡るところに 銀河のお家
積み木現場に サカナにみせた……

ねえ ねえ 探しに行こうよ銀河のお家
夜になると分子が ....
薬を
一錠ごとに
食べて
ドアを
閉める
その
繰り返し

風が
開け放された窓から
冬が春に変わる
ころ

甘く
しめった
匂い

狭い
病室で
私の
瘢痕 ....
この詩は
良くないのかも知れない



スターバックスで
言葉を無くして
コーヒーを飲んでいた


友達は
恋人と過ごしている


もう一人は
親と過ごしている
 ....
紅の月が昇ったら

宴の始まりだ

一人踊りを踊る

赤い月に恋をしてるように

一人歌を歌う

赤い月に届くように

私は紅の月が好きだ

赤く燃えるようね情熱的な月に恋 ....
土手道あるくと
草いきれ
生きとし生ける
名もなき命

あぜ道あるくと
緑の一面
稲穂ももうすぐ
あたまを下げる

あるく足取り
太陽のもと
呼吸とともに

あるくリズ ....
蝉時雨が聞こえない夏

外を出歩いていないから
なのだろうかそれとも

夏の暑さは茹だるよう
確実に季節は巡る

けれど蝉の声に存在感がない

これは何だ
聞こえているのに感じて ....
君に抱きしめられたら

もう 僕の世界は終わってしまう


あなたを抱きしめてしまったら

もう 私の世界は終わってしまう


出会いは必然だった

君を初めて見たあの瞬間にわ ....
 
あたまのうえは
どこからそらに
なるだろう

あめふりぐもの
さかいめは
どのまちゆけば
みえるだろう

こたえはいつも
かぜのなか

つかめどもつかめども
てのひら ....
昨日とおなじものは
いらないのに
明日になったらやっぱり
おなじもの?

君はかわっても
ぼくはかわらないのかな
いくつになっても?
うん。
将来のゆめを語るひとでいたい

九十 ....
いいから、早く
あぶらまみれの手を
さしだしてみろよ

たじろぐ君のうら側で
折りたたまれた意味が
つぎつぎと辞書へかえってゆく
地平線をトリミングする山はない
(従って心を潤してくれる一級河川はない)
水平線を指呼できる前庭はない
(従って体を洗ってくれる潮騒は聞こえない)

そんな転居先の片田舎だが きょうは
遠 ....


きみがほめてくれた鼻梁のさきから

からだはくさりおちていきます

(崖にたつ風車たちがうつろにめをまわして

入水自殺をこころみるたぐいの


そうして盲いるときは

 ....
砂時計を鏡に向かって投げた
壊れたものを拾い集めて
あなたにあげるわ
喜んでくれるんでしょうね?

私を車に向かって走らせる
崩れた肢体を元通りにして
あなたにあげるわ
綺麗だねと言う ....
ノックを待たずに
こちらからドアーを開ける

いつも
だれか にとっての だれか のかわり

ドアーが開いて閉じ
もういちど開いて閉じるまで

種火がはげしくなり
さかい目をも ....
その微笑みを私以外の人に向けるあなた
大好きだけれど大嫌い!
その腕に抱かれる人はどんな女性なの
許してあげるから教えてちょうだい!
その目に映るものすべて
面白がってあげるから私を見て?
 ....
いのちの西側に
あなたからの呼び声がきこえる

ようこそクーパー

金星に宿るピアノの旋律

わたしは幸福な者たちに包(かこ)まれて
とおいとおい場所で眠っています

ジュゴンが息 ....
survive

毎秒単位で書き変えられてく 世界の物語
消されてはまた生まれて 真っ白な本を汚してく
忘れられたページの隅を 筋書きもなく走ってゆく
消されてくそのスピードに 追い付かれな ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
いろんな切実吉岡ペペロ412/8/12 21:48
たくらむ小骨そらの珊瑚1012/8/12 21:31
馬鹿田園3*12/8/12 20:10
白ユリの如く佐和112/8/12 16:55
緒戦はいつも通り雨【ツイート詩012】シリ・カゲル112/8/12 16:33
シリウス風呂奴212/8/12 13:34
背の虫nonya19*12/8/12 12:54
ocean寿1*12/8/12 12:18
残暑お見舞い申し上げます和田カマリ012/8/12 9:59
かがみよかがみ、あたしは元気ですじじ20*12/8/12 8:03
あるという幸せ朧月312/8/12 7:56
電波の香り十二支蝶012/8/12 5:20
ねむけ112/8/12 5:09
xel6t(作品)由比良 倖012/8/12 4:25
水死212/8/12 4:25
フラペチーノ番田 112/8/12 2:18
紅の月月乃 姫花212/8/12 2:11
あるくリズムシホ.N2*12/8/12 1:03
八月の蝉時雨kauzak7*12/8/11 23:59
恋人たちの世界文字綴り屋 ...012/8/11 23:51
にじのふもと佐倉 潮412/8/11 23:07
たま30*12/8/11 20:29
辞書はるな212/8/11 20:15
クイック・ライフ(4)信天翁1*12/8/11 19:59
生贄コーリャ912/8/11 19:37
時さえもいぬぐす2*12/8/11 19:29
娼婦はるな212/8/11 19:21
その微笑みをいぬぐす0+*12/8/11 19:05
夜のうた由比良 倖2*12/8/11 18:23
surviveitukam...012/8/11 18:02

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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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