『われなんじの行為(おこない)を知る、なんじは冷(ひややか)にもあらず、
熱きにもあらず、われはむしろなんじが冷(ひややか)かならんか、
熱からんかを願う。』《黙示録》
....
まるでぱっとしない南のそらの彫刻室座
でもそれは深宇宙への小窓でもあるらしい
かつてない鮮明さの神の領域が
彫刻家の仄暗い室内に展開されてゆく
ひかりと闇の融合が
可視光の色調の変化 ....
あたしに咲く
ムラサキノハナ
いいかげんなやさしさと
今だけのしあわせと
信じることはいいことです
だけど
不安だらけの穴ポコだらけの
ほんとのあたしのこころ ....
おのれの為のすべは皆
正義に反するか
いつわりか
他人を一切欺かないなら
おのれを騙すことは
正解か
おのれの為に溢れる涙は
憚るべきか
醜態か
他人 ....
一晩中、激しい雨が降った。
雨は真っ暗な夜に
孤独な白い家の屋根をたたき続けた。
妹のミリアムは雨の子、言葉を失った子。
なにがそんなに悲しいのと聞いても
なにも答えない
理由がわからず泣 ....
「このわたしを見せに」
木の若芽
どんなに蒸しただろう
あの森は
どんなに乾くだろう
あの池は
どんなに暑かろう
あの庭は
だが蒸しても乾いても暑くても
もの ....
とんぼには
夏のおわりがどうしてわかるの?
流しそうめんみたいに流れてく
夕方の空と
地面のあいだをすいすいと
わたしをむかえにきたよ
「いつも自然の声を」
木の若芽
涼しい空気に
手を小さな魚のように泳がせて
遠くの鳥の声をたぐりよせる
いつも自然の声を心の中で真似して遊ぶ
ハトや ....
「きっと見える」
木の若芽
見たかったものが
あんまり当り前のようにあるので
ゆっくりゆっくり歩いたり
ふとしゃがみこんだり
また遠くを見やったり
ゆっ ....
熱射を吐き出してしまった夏は
老いて死んでいく
鎮魂歌を捧げられながら
あれは一時のめまい
傾斜する意識が
さらに勢いを増して
海の底に沈もうとしている
戦場に散った無名戦士 ....
ハローワークに行ったふりをした帰りに
そうえいばキムからの着信があったなと
スリーエフの交差点で電話したら
おばさんが出て
ミキくん、ブログの作り方を教えてというので
一体あのババアが何をイ ....
焼けた砂浜を
飛び跳ねるようにして
海へとかけてゆくこども
裸足の裏がじりじりと焦げる
ポップコーンが無鉄砲にはじけて白い入道雲になる
どこまでいってもたどりつけない水平線
追えばどこ ....
今日はとてもいい天気!青い空、葉っぱの緑、キラキラと光る太陽
とてもきれい(≧∇≦)
そんな景色をみながら私は、大粒の浪を流す…(>_<)無意識に出てきただけど、声は出さない! ....
脂喰い猿
彼らに鉱物性の脂を喰わせた
OPECのスペックは
その金でボール遊びに大金をつぎ込む
あの黒い大地という偏見に人攫いを雇い
人攫いにオファーされた子は
契約というリバ ....
スマイルを忘れずに
常に前向きに
辛い時もある。
じっと耐える。
歌を思い出し
歌詞を思い出し
励みにする
音楽のない世界は考えられない。
英語で考える。
英語が溢れ出て来る ....
夢の為に頑張る。
仕事頑張る。
人生の成功者になる。
苦しくても頑張る。
愛する人の為に頑張る
神の栄光の為に頑張る。
辛くてくじけそうになる。
貴方にはできると言い聞かせる。
....
昨日そんな気持ちになった。
未来なんてない
夢は叶えられない。
滅びゆくのみ
彼女との秘密は守れるか?
悪い事をしてしまわないか?
友達の言葉を思い出す。
仕事ができなくなるのではな ....
人格障害ですねーって。この電車は準急練馬に止まりますですみたいに言われてさ。
あ、じゃあもう終点まで寝てていいんだって思ってうつぶせモードね、
寝汗びっしりでハッとしたらどこにいたと思 ....
この、朝からくそ暑い共通世界において
社会化された集団的生命過程の私は
繁殖と
ささやかな財の蓄積のためにペダルをこいでいる
見上げれば空虚な青空
反発的な日差しが剥き出しの肌を焦がす
今 ....
ぺぺんぽんぽんという
歯ぎしりのおとで
なんども起こされた
おれの夢のゆくえは
どこにあるのかわから
ないから
あの女の子の寝言を
iPhoneで録音したあとに
めざましのアラームにせ ....
最終電車で
ロック風の格好をした若者たちが乗ってきた
ギターやベースを抱えている
黒い服の男たちに混じって 笑っている
紫色の服を着ている女の子がボーカリストと言うところか
そんな風に
....
「見えているかい 聞こえているかい」
「月が 満ち 欠けてゆく」
「駆け足で 本当に 駆け足で」
「君は それは不幸であるとしている」
「だが それらは僕らが望んでのことである」
「今はもう ....
月が輝いている
俺達2人を照らしている
今までどれだけ月を見上げてきたのか
希望に胸を膨らませなかなか寝付けなかった夜も
悲しみで苦しくて安らかな眠りだけが欲しかった夜も
....
はたはた旗はひらめく空へ
それは抗う文化殺害者に
ネジ穴から出てきた
迷子のまいごの卵巣が
空中並木をゆらり、 歩く
あいつは早引けしてきて
メトロノームを食べ ....
Rさんは天使の一種なので
何をしても許されますという
慈愛の心があるから
まいにち
グリーンカレーとか
つくって
たべて
いきていける
遊戯王カードを
やっていて
かれしと
....
夜が、
たえまなく改行を続けているあいだ
いくつかのケーキがゴミ箱に捨てられ
何匹もの犬が鳴きながら焼き殺され
きみの体に秘められた、すべての
愛らしい軟骨は ....
占いのページによく載っていた
あなたは子の縁が薄いと
そんなことないと思って
今日まで生きてきたけれど
当たってた…
息子なんて持つもんじゃない
母親の孤独を
知ろうともしな ....
まずはじぶんを信じるんだ
じぶんのきもちを置いてくるんだ
目的だけは忘れたらだめだから
すべてを信じて生きてゆくんだ
がんばろや、いっしょに
ときにはまっしろになった ....
こんなとき
どうしたらいいのか
こんなこと
どうしたらいいのかもわからないなら
じぶんを信じることの
どうしようもない孤独
信じてくれなんていまさら言えない
....
まっしろになって
朝からまっしろになって
まっくろな言葉が
ばくはつしそうになって
僕は電話をきった
まっしろな朝なのにまっくろだった
世界にそれをばくはつさせ ....
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【自由詩】自由詩の作品のみ受けつけます。自由詩批評は散文のカテゴリへ。
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