{引用=一部内容に猟奇的な表現があります
不慣れな方はお読みにならない事をお勧め致します}
序章 ― 既視との遭遇 ―

尿意を催し真夜中
廊下の電気を点けた時
玄関の暗がりに一瞬、顔が浮 ....
痺れを切らす午後が
薄皮を穴だらけにする
口の端にこびりついた
昼の餌の放つ臭気
洗面で洗い流して
あとかたもなく洗い流して


遮光カーテンの向こうで
目も合わさない今 ....
指から少し離れた宙から
水が こぼれおちてゆく


紙を三つに切り
ひとつ あまる


ところどころ 穴のあいた肉から
音が抜け落ちてゆく


鬼の子が二人
 ....
左目はいつのまにか
左目になった
今も
怪訝な顔をしている


花を折っても
花のまま笑む
悲しくて
誰も見なくなった


海が窓を切り
壁にしたたる
冬の ....
真っ暗闇に浮かび上がる
ちっぽけな埃みたいな

吹くだけで飛んでいってしまう
ちっぽけな埃みたいな

ま゜ま゜ま゜ま゜ま゜


微かな灯りを浮かび上がらせる
ちっぽけなフューズみた ....
王冠は
かぜのなる楽器

ひかり
まばゆい宝石は
言葉のむこう、
時間の
思惑

暗君をわらう重鎮たちは
きれいなよるの鋭角に座して
姿をもたぬ姿を
悦ぶ

進言は ....
{引用=
  メーター単位分断系列の根性焼き配置
  恒星が腕の節々でひかる
  目玉を抜かれた十字架
  スカートの皺がちらちら
  いつも心には心なんて置いてない


 ブルーベ ....
またひとつ季節が終わる頃に

君には喋らないでいてほしい


まだ人のいる砂浜を横目に薄暗いトンネルに入る
さっきとは違いひんやりした空気に安心する
たくさんのことを思い出しながらだから ....
昔、明治の終わりに岐阜に標題の名の人がいて










彼は門下生に


殺し

 ....
{ルビEKBO=エクボ}
エッジワースカイパーベルト天体
微笑みをぜんぶ君にあげる

ワイ惑星
わいわい村の子供たち
太陽系ラジオ体操は朝寝坊したらあとが怖い

村はずれ
ヘリオポー ....
花束と札束
どちらが欲しい?

私は札束
見たことがないから

幾らぐらいからなら
横に立つとか
縦に立つとか聞いたのだけど
ほんとかな

もし宝くじに当たったらどうしよう
十 ....
八月が終わってゆきます
良いキップルも悪いキップルも
満載だった夏休み

絵日記および感想文ひきうけます
詳細はお電話で
自由研究には
インターネットお気に入りサイトに対する
巡回セー ....
中絶に反対のカウボーイ
レイプによる妊娠について

「ヒィーハァー!神の摂理により、
防御機能を備えた米国の女性達は、
レイプで妊娠することはネバー。」


ロープを振り回し叫んでい ....
山のあなたに辿り着き
人生全部吸い込んで
空に向かって叫んでみたら
先っぽ なぜか膨らんだ
どういう訳か膨らんだ

いつまで経っても捌け口は
見えぬ病のその先に
空に向かって叫んだら
 ....
いつまでたっても電信柱のようにたっています
恋は百万遍すどうりしてほかの誰かをむすんでます

それでもけっこう嬉しかったりするのですが
もうちょっといい脇役にもなりたかったりして

ギ ....
深い傷 浅い傷
大きい傷 小さい傷
ずきずき痛む傷、甘酸っぱい傷・・・・

どれもこれも、私の体に残っているものならば
全て抱いて生きていこう
ひとつひとつが 生きてきた証だから
失いた ....
肌を濡らした水辺で
黒鷺の下に犀が立っていた
汗を流すことの
大切さは
父親が教えてくれた

輪島塗の小さなタイピンを
わたしの不注意で
無くしてしまった

9時をすぎても帰ってこ ....
読みかけの本を閉じて結んだ髪をほどく
夜は音もなくすべってゆくベルベット
やわらかに{ルビ項=うなじ}にまとわりつき


わたしは旅に出る 夜の時間に分け入り
夢の中で出会ったあなたに会い ....
あらかじめ仕組まれていた
夏の日の終わり

目の前の景色が
ゆっくりと麻痺していくのさえも
そんなの当たり前とばかりに
君は背伸びをして見せた

土曜日の午後の
彼女の笑顔や
 ....
孤独はあたたかい
闇はあかるい
しずかに私をつつみこんでくれる
そしてその中で胎児のように眠るのだ

罵倒や嘲笑・裏切り・暴力
全てから私を護り
私の存在を否定しない
理想的な母親のよ ....
  
  どこかにかくれたきみのこと
みつけることができなくて ないてかえったぼくだった
ふたりはとてもなかよしで いつもいっしょにあそんでた
いたずらだいすき  ....
泣いて
泣いて
泣いて…


もし君の中にはいれたなら
君の気持ち
今よりわかるのかな


私のすべてで
君を抱きしめられたなら
私の気持ち
今より伝わるのかな
 ....
                   120823


ふと考えた
藪から棒に驚いたのさ
藪から小綬鶏が走り出し
頭上高く飛んでったのさ
突然のこと
驚かしたのは当方の無頓着な歩行
 ....
やる気スイッチ
押しすぎて壊れちゃった

水をやっても動かない
強く押しても
かたりともいわない

困ってしまって
優しくしても
今さらなんだと横むいてる

走らなければ
間に ....
善意と酸素に満たされた部屋で
私は彼を歌にする。
彼の夢に出て来た女の子すべてに
私の名前をつけてあげるかわりに。
粘膜、殻です。
頭のふたつある蝸牛、忸怩たる思い。
じょうろ、ぶらんこ、あいろん、きれいです。
泥濘と透明のまたたき、晩夏にのみ許される不穏。
あ、え、い、を、ん。
不細工な男の ....
踊らないか ぼくと一緒に
踊り尽くして一生を終えないか
そうすればきみの一生もぼくの一生も
意味あるものとしてこの世を去れる

だからぼくと踊らないか
壁の花になることはなく
ホールのセ ....
僕は派遣だから
正社員の友人と
どこかに出かけるにしても
何をすることもできない


気づいたらこうなっていた
僕が選んだというわけでもなく
君はいつもそこにいたわけだ


 ....
{画像=120823231310.jpg}

なにも変わらなくて
加速していく、
愚かさを携えて
滑らかな鎖骨の線を
辿っていく途中に
君を見失う

ねえ
熱くて
どうしたらいい ....
僕らは ひとりじゃいられないから
引かれ合って
手を取り合って 近づいて
抱きしめ合って 求めて
もっともっと
互いの境界線さえ越えて
ひとつになって
融け合って

ぐちゃぐちゃにな ....
自由詩
タイトル 投稿者 Point 日付
需要供給間salco5*12/8/24 0:17
夜のぬかるみの中で不十分な手入れの銃を構えているホロウ・シカ...4+*12/8/24 0:14
わたし うつわ木立 悟612/8/23 23:45
ノート(冬とけだもの)[group]512/8/23 23:38
フューズ1486 1...012/8/23 22:10
即位[group]千波 一也2*12/8/23 22:07
音なしブギーナイト212/8/23 21:24
灯台へ続く道カマキリ512/8/23 20:03
モンキー・ひとごろし・スパナTAT0+*12/8/23 19:57
太陽系ラジオ体操の歌海里312/8/23 19:21
札束と花束212/8/23 19:18
詩しゅん期の新学期112/8/23 19:13
誤解も6階もない和田カマリ1*12/8/23 17:47
さきっぽ……とある蛙16*12/8/23 16:22
いつか詩人になれるなら梅昆布茶2412/8/23 16:17
夏美かをる13*12/8/23 14:29
frozen rivermizuno...112/8/23 13:51
瓶詰の夜石瀬琳々9*12/8/23 13:47
焦燥プールв+в612/8/23 13:25
あたたかい孤独の中でれもん912/8/23 12:57
「やっとみつけたきみのこと、とおいむかしのかくれんぼ」秀樹312/8/23 12:15
君のしるしジュリエット112/8/23 10:51
抜群あおば9*12/8/23 9:40
壊れたスイッチ朧月412/8/23 8:37
Veronica青土よし412/8/23 3:39
わたしはあなたにとって慈悲深い存在であるという証し212/8/23 3:17
ぼくらは踊るHAL6*12/8/23 3:10
戻れない時番田 212/8/23 2:47
熱帯夜AquAri...0*12/8/23 1:12
ビッグバン結城 希312/8/23 1:07

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